超高断熱Q値0.9相当の家 急ピッチと   今後の「緑の家」の変化

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家の設計を高性能で自然・木の素材。三条 長岡見附 柏崎 新発田 新潟で高断熱

変化する柔軟性が大切・・・ただし機が熟した時に。

青く着色された所が1階床部分

荒町2丁目の家です。青いところが1階の床・・・

背が高い基礎と高い位置の1階床・・・

そしてQ値0.9w/m2k相当の家とは思えない広いコーナー開口部。

・・・工事も順調です。

外壁は日本の杉・・・久しぶりの仕様です。コストの関係上赤と白(辺材と心材)がまじる普及品ですが、自宅の10年後を見ても、耐久性は30年ほどあると思いますから、それなりに充分。

10年経た日本の杉の外壁材。赤白が混じる普及品。階段はアイアンウッド。

荒町2丁目に貼られる外壁材が現場にきた。

こんなに山積みの木の外壁がすごい・・・。普及品であるため節もあり、この節で抜けそうな物はシーリングで最初からくっつけておき、抜けないようしておきます。材料は余すこと無く使いたいと思います。

続いて同時期に始まった中野の家ですが、こちらは宮崎建築さんが手がけていらっしゃいます。東新町の家で始めて「緑の家」を作って頂いたのですが、手際がよい棟梁さんなので、ほぼ任しても全く心配ない数少ない現場です。

中野の家。質実剛健なデザイン。

ガルバニューム外壁仕上げ工事が始まっております。

米杉の柾目には気品がある。

こちらも玄関廻りに木を使うのですが、この木は米杉の柾目。先ほどの荒々しい節付の杉の表情とは違い、品のある感じです。木を使っても全く違う感じになるところが木の良さですね。

筋かいが見事に並ぶ荒町2丁目の家。薬品も注入されていない本当の無垢材が好き。

「緑の家」では筋かいをよく使い、家の耐震壁の中核は筋かいとなります。巷では合板、建材の面材で耐力壁を作ることが多くなった今も、「緑の家」は筋かいが主力なのです。これは私が無垢の木が好きなことによるものが一義的な理由です。合板の方が安定感があると言われてもこれだけは感覚的に無垢の筋かいが好きです。それは・・・

建物は何れ解体されます。その時に筋かい(特に「緑の家」では防腐防蟻剤を不使用)は、薪にすることが可能ですし、バーベキュウだってできます。しかし合板は薪にはしませんし、ましてや食物を焼く燃料には絶対したくありません。

この感覚で無垢材が好きなのです。自分で最後まで処理(土に帰す)する事が可能な無垢の木で家を作りたいのです。

そこで最後まで無垢の木ではない材料として大きく残っていた、構造用の柱と梁を、今後できるところから無垢材に切り替えて行きます。これは従来接合金物としてクレテック(テックワン)金物Onlyだった物をHSS金物にかえる事が決まったので、ようやくできるようになりました。今まではしたくてもできなかった・・・コスト、乾燥品質が改善されつつある今だからできます。

今後の「緑の家」の構造(柱と梁)が集成材から無垢の木に変わっていくようになります。15年間望んで出来なっかた※オール無垢材の家も近づく(残るは床下地のみ)ようになった環境に、大変感謝致します。

※・・・「緑の家」では超高気密の家をつくる事、且つその仕上げはAEPという柱、梁が未乾燥材だと直ぐにヒビが入る事、クレテック金物だと無垢材同士の接合は不得意だと言うことで標準採用は見送っていた。

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