超高断熱だから可能・・・本格的な土間キッチン始動

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ほぼ26帖居間の全てが土間キッチンとなる家。コンクリートの床は案外気持ちよい。所謂リビングも土間コンクリート。

今年一番のわくわくは、間違いなく・・・土間キッチンのある家です。

本格的土間キッチンの先駆けとなった「城山の家」 1階はこの土間キッチンと和室とトイレがあるのみ。ほぼ1階が土間の潔さ。

土間キッチンは「緑の家」が今後強く勧める住いの形態の中核です。

基本的にキッチンを内包する家族の間は、床が全てコンクリートもしくは石でつくられ、中履きもしくは土足による生活スタイルとなります。

ここで殆ど人が、

「いちいち中履きとか靴を履くのは面倒」

と思われるかもしれませんが、

基本的にスリッパをはかない生活である「緑の家」は、

この土間キッチンだけ履く事への抵抗は殆どないはずです。計画した建て主さんからは・・・

「普通の家でスリッパを脱ぎ履きしている事を考えれば、「緑の家」の土間キッチンで中履きを履いたりする事に抵抗はないよね」

との指摘を頂いており・・・全くそのとおりです。

サンダル、つっかけ、室内靴・・・なんでも好きな履き物を選べばよいでしょう。

この土間キッチンは本来日本の民家がもっていた、家族で囲炉裏を囲みながら(食事をしながら)くつろぐことを重要な時間と同様であると捉えております。ただ昔とは違い今は囲炉裏でなくキッチンで・・・囲炉裏では亭主が振る舞うし、この土間キッチンもアウトドア料理と同じく実は男子が主役かも。だから面白いのです。

人は満たされた食事の時間には幸福感を感じます。それを最大限生かすプランが土間キッチンです。

潔く床を土間とすることで、普段出来なかったことが全て可能になると言ってもよい・・・。普通の家なら躊躇して出来なかったお好み焼きやなべだって、許せば天ぷらさえ・・・。

コンクリート床は何をするにも躊躇なくできることが最大の魅力です。しかも「緑の家」なら冬でも寒くない土間が出来ます。ここがポイントです。真冬以外なら裸足でも歩けるくらいの温熱環境を持つ「緑の家」だからこそお勧め出来ます。

これは土間キッチンと寝室などの個室は仕切られているので、夏以外は土間キッチンの窓を開け火を使った調理器具も使用可能で(七輪、バーベキュウコンロ)、毎日がアウトドア生活ってな事も可能です。何しろ水が跳ねても、多少の油をこぼしても気にしない生活が可能な土間キッチンの家・・・。

実は伊達の家でも1階の半分は土間です。

「ちょろっと」ある、気持ちだけの土間ではなく、実用性のある土間キッチンが基本となる世の中に今後なるのではないかと期待し、「強く」、「強く」皆様に勧めてまいります。

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コメント

  1. Asama より:

    木原様

    コメントありがとうございます。

    土間キッチンは人生を楽しめる一つの仕組みかも・・・と勝手に思っております。何しろ誰がキッチンに立っていても汚れることを気兼ねする必要は無く、結果全ての人がいつの間にか手伝っていたりします。皆で料理する楽しさは格別ですね。

    >ところで、ずっと気になっていたのですが、どういう床構造になっているのでしょう?
    玄関土間もそうですが、防湿とかが気になっています。

    本格的な今回の土間キッチンは一度コンクリートでべた基礎(防湿シート入り)を造り、その上に砂や砂利をいれて再びコンクリートで仕上げ床を作ります。またべた基礎でなくとも防湿シートを一枚入れるだけで床下(地面)からの湿気の影響は殆ど無視出来ます。それより室内で発生する湿気で床が結露しない温熱環境が重要です。

    • 木原 より:

      お返事ありがとうございます。

      なるほど、コンクリート仕上げ床の下は砂利を埋め戻しているのですね。
      それなら鍋の湯をこぼしても平気ですね。

      緑の家の玄関土間はたぶん構造合板の上にモルタル仕上げなのでしょうか?
      で、床下は空洞ですよね。
      そこで、もし土間キッチンも床下が空洞だとしたら‥‥と考えてました。

       土間床面が温かくて快適だろうなぁ‥‥。
       でも、キッチン床を防水しないと床下に滴るし‥‥。
       表面がモルタルだと乾燥収縮でクラックが入るし……。

      天才、浅間様のことだから、すべての問題を解決しているのだろう、
      でもいったいどうやって?
      と色々と考えあぐねておりました。

      • Asama より:

        >緑の家の玄関土間はたぶん構造合板の上にモルタル仕上げなのでしょうか?
        で、床下は空洞ですよね。

        そのとおりです。

        >そこで、もし土間キッチンも床下が空洞だとしたら‥‥と考えてました。

        「緑の家」は「無難」が最重点仕様です。だから単純な仕上げと基本に忠実な構成になっております。
        土間は作業スペース=ニワ=頑強
        ですからモルタルのような柔な仕上げは考えず、土間コンの即時仕上げ(土間コンがそのまま仕上げ材となる)です。これはモルタルと違いやり直しが出来ませんから職人さんも緊張し敬遠されがちです。
        しかし厚さ10cm以上で一枚のソリッドになるこの重みは土間キッチンに最もふさわしい仕上げだと思っております。
        また中履きを履くので床自体が放熱する仕掛け(床下暖房)は積極的に考える必要もないと割り切ると凄く楽で無難な床になります。

        • 木原 より:

          土間コンの即時仕上げ(土間コンがそのまま仕上げ材となる)とはさすがです。
          しかも「厚さ10cm以上」!! これは‥‥薪割りもできるんじゃないか。
          いやはや恐れ入りました。

          床下暖房を犠牲にしても、浅間様のことですから室内空調は温度・湿度ともに管理されているでしょうし、ここまでやると床からの放熱を上回る楽しさがあるでしょうね。

          しかし、それをほぼ1階の全面に導入とは。
          毎日がキャンプ!の楽しさに、これからも多くの方が引き寄せられていくことでしょう。

          うちもキッチンから勝手口を出てすぐの土間に石釜(屋根つき)を設ける予定ですが、もしかするとオーブルデザインではキッチン内部に石釜を作る人が出てくるかもしれませんね。ああ、楽しそう!

  2. 木原 より:

    土間キッチン‥‥がっつり本気で料理する感じがいいですね〜。

    うちは寸胴鍋の湯が床にこぼれたり、天ぷらの油が床にとんだりしていますので、フローリングなんて論外。防汚・耐油クッションフロアで‥‥と思っていましたが、こんな手もあるのですね。

    ところで、ずっと気になっていたのですが、どういう床構造になっているのでしょう?
    玄関土間もそうですが、防湿とかが気になっています。