「て・こあ」でのある一日 壱百七 春の仕事

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瞳がまん丸で可愛い蛇は「青大将」。この瞳は蛇ではないかわいさがある。人と同居する蛇で小屋裏にも住み着くから主(ぬし)と呼ばれる。

春真っ盛りで、「て・こあ」の主である青大将の子供がひなたぼっこに出ていた横を私が通ったので、物陰に隠れてしまった所を撮影した画像です。

「て・こあ」にとってネズミ対策の本命である青大将は大切な守り神ですね。

さて、春の仕事は屋根の瓦の点検からです。

瓦と言えば最も耐久性がある屋根材として認知されていると思いますが、私達業界人はそう思っておりません。

屋根材として腐さらず、錆びずに長期間交換の必要とないと思われている焼き瓦ですが、実は意外と問題はあります。

「て・こあ」では1階屋根が全て焼き瓦で、毎年春にこの部分の点検を行うと、

4~50年たつ瓦は三州瓦らしい・・・。

やはり昨年に同様2枚の割れが確認されました。

と言うことで今年は昨年簡易補修していた瓦2枚と今年新たに割れた瓦2枚の合計4枚の交換となりました。

白い矢印が昨年仮補修のテープを貼った瓦。今回取り替えた。

瓦の割れは上から三枚目が2枚あり当初は落雪の影響とは思いましたが、ソーラーパネルが有る屋根からの雪は↓の写真ピンク色の放物線を描くので、2階屋根真下の三枚目へは直接おちません。

真下に落ちるのは・・・多分氷片。

溶けた雪が再び固まって氷となり落下したのではないかと考えられ、積雪量の多い雪国だけでなく少しでも雪がふる地域は同様な現象があります。

それ以外に焼きの甘さ、釉薬の乗り具合でおこる凍結融解で破損した部分もあります。

とこのように・・・

焼き瓦だから50年何もしなくて大丈夫ということは無く、何らかのメンテナンスを常に行い、適切な対応で瓦の寿命=屋根の寿命となります。

このメンテナンスをしないと僅かな雨漏れを放置する事で数年で屋根の下地材を腐らせ(防水シートが適切でないとき)、

焼き瓦の寿命>屋根の寿命

になります。

度々ですが・・・

蕗もこのくらいなら天ぷらで頂く・・・。

春は多くの食材を庭で集める事ができます。昨日月曜の夕食では

先回もご紹介したとおり三ツ葉を始め、タラの芽、蕗の葉、ヨモギ、タンポポなどを天ぷらに、アサツキはそのままミソで食べました。そろそろコシアブラもとれ始めます。

庭でとれたアサツキも生で「て・こあ」で醸成したミソで頂く。辛みが酒に合う。

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