「て・こあ」でのある1日 壱百壱拾壱 古い建具の活用

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「て・こあ」にグーテ・ド・ママン用の簡易事務スペースを造るに辺り、仕切る必要が出てきましたので、以前の解体現場で頂いた建具(戸)を改造して使う事になりました。

と本題の前に・・・

薪小屋からお風呂用の薪を出そうとおもい木を動かすと・・・

「しろまだら」蛇の子供かとおもったらこのくらいでも成蛇・・・。

結構はっきりとした模様がちょっと怖い・・・。

しかし「しろまだら」は個体数が大変少ない「幻の蛇」とのこと・・・。

「て・こあ」には様々の生き物が多くいますね。

で・・・本題。

昔の建物(50年以上前)の建物の戸は殆ど5尺8寸で作られており、どの家でも建具の高さ方向は同じです。ですので巾が多少違っていても使えます。これを部材のモジュール化と呼びますが、現代の建物はこの便利なモジュールが消滅しました。

「て・こあ」はまだモジュールのあった頃の建物なので、他の建物戸が一般的には使えます。

但しあまりにも古い建物なので歪みがあり、多少建具リフォームが必要です。

使う道具はこんな感じ・・・。

のこぎり(建具加工では片刃が普通だがこれは両刃)

のみ

カンナ

トンカチ

メジャー

さしがね

炭ツボと鉛筆

と・・・

電動丸鋸です。

電動丸鋸は繊細でないためプロは現地で使う事はありませんが、こちらは素人で力と体力に自信がないので使用します。

特に無くても加工できますが、そのスピードが断然変わるのが「炭ツボ」です。

仕上げ用の炭つぼの中身は、直ぐに消されるように「白墨」を使います。

こんな感じで2点を結ぶ真っ直ぐな線が簡単に入ります。

僅かに違うだけで簡単に入る・・・。
この戸は杉ではなくなんと「米杉」。 確か戦後日本で大量に使われ、その後この木くずが咳こむ原因とのことで市場からなくなった。今は外壁・ウッドデッキ材として再び使われる。

この調子で建具10枚を再調整し再び戸として「て・こあ」で使っております。

月曜日も晴れて作業をすると汗が出ますからお風呂に入らせて頂きました。

いつ入っても「て・こあ」のお風呂は不思議な雰囲気ですね♪。

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コメント

  1. Asama より:

    ウチダ様

     コメントありがとうございます。

    奇遇です・・・。
    調べると夜行性で見掛けないとのことで「幻の蛇」になったのでしょう。

    DIYは楽しいですが、手先が器用ではないので職人にはなれませんでした。
    平板敷き並べでも確かに簡単ではないかもしれません。

  2. ウチダ より:

    先日夫もしろまだらを見たそうです。

    DIYって憧れます。
    私も家に関する色々なことを自分でできるようになるのを目標に、現在外水栓のまわりに平板を敷くのに挑戦しています。