続・大変な怒り・・・一年ごとに変わる基礎断熱の熱損失

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ちょうど一年前にある怒りを静めることで下のブログを載せた。今読み返しても「良文だな」と手前味噌である。

悟り・・・基礎断熱の熱損失から 
基礎断熱の熱損失評価が約7倍悪くなった・・・が特に何か支障があるかというと・・・実務に影響はほとんどない。評価が変わっ...

しかし一度納まった怒りが再びこみ上げてきた。この基礎断熱の熱損失については既に怒りを通り越してあきれている。それは・・・

再び「風」でパンク・・・多分パンクしてから5度ほど空気を補充して1000km以上は走っているはず。

あぁーそういえば今日は再び「風」のタイヤがパンクしたことを見つけたので、更に気持ちが沈んでいるのである。しかも一昨年新しくした10000km前後しか走っていない同じタイヤに再びパンクとは・・・。このことは日を改めて書き込む事にする。

本題に戻り・・・

基礎断熱の熱損失の怒りの経緯を説明するには長くて大変だから一年前の2つのブログのリンクを下に置く。まずそれを読んでほしい(以前読んだ人は下へ)。

大変な怒り・・・基礎断熱の熱損失
また事務所内では騒然となっている。 明日から改定される外皮熱貫流率UA値の計算方法。ところがその計算方法...
大変な怒り・・・基礎断熱の熱損失 その2
4月01日に一部修正 結局以前の熱貫流率で基礎断熱を計算できるらしい。このドタバタ騒ぎは一体何だろう。 「...

そして上のブログから一年後、性能表示の断熱等級が増えたことを機に、再び基礎断熱の熱損失の評価が変わった・・・らしい。

そしてその内容をみるとまじめな実務者ほど腹立たしく思うののではないだろうか。

何があって60%も性能が勝手?に良くなったのか?是非教えてほしい。昨年の数値はなんだったのか?

上の緑部分が2022年4月から新評価の数値とのこと。当然一新されて全てで数値が大幅に良くなっている。

「一年前の表13の土間床等の外周部の線熱貫流率が1.57w/mkだったのが今年から1.6倍熱が逃げなくなり?0.99w/mkにします」

とのこと。

「表14でも大幅に熱が逃げなくなりました。

とのこと。

技術は時によって進歩し、以前の計算方法が違っていることもあり、それを責める事は希望しないし、よりよくなることは誰も非難しない。しかし問題なのは、これだけ国民に義務を負わすような法律を準備中(2025年義務化)に、さらに補助金もこの省エネ評価をあてにして審査が行なわれている最中で、下のようなどの部署が責任を持って出したのかわからない通知書では、とても納得がいかない。この評価で補助金審査がおこなわれるのですよ。これは国立研究開発法人で国交省ではないとの理屈はNG。そもそも国立研究開発法人の最終責任(理事長の解任権をもつ)は国土交通大臣であるとされている。

補助金に関わる審査で用いられる評価方法なのに、一年で数値が6割も違う大幅変更。しかもどの部署がこの文章を出したのかわからない。こんなことがお役所文書として許されるのか?

冒頭のこのブログでも言ったとおり、構造系の人から見ると

「環境の温熱分野って甘々の寄り合いだな~。もしこんな事が構造系で起こったら耐震で裁判にもなるかもしれない。」

と叱咤されるだろう。

現在の温熱評価のUA値は、基礎からの熱の逃げが少なく平屋等の評価では有利になっているが、今年と、昨年のUA値時に用いる新たな基礎からの熱損失評価と、それ以前を比べると下表のように大きく違う。

五日町の家(平屋)22坪 
2020年2021年2022年
外周線熱貫流率w/(mk)0.191.0260.52
UA値 w/(m2k)0.240.340.28
上の数値は全て同じ家での評価。2020年は等級7だし、2021年は等級6となり、2022年でも等級6との評価。2020年と2022年の両方で公的評価が得られる不思議。

何度も申し上げるが、技術は進歩するので過去の計算、数値間違いはあるだろうし、それは問題無い。問題なのはこの数値を決める部署はどこで、だれが最終責任を負ってこれを世に出しているのか?と言うことと、新たな数値が決まったら、原則過去の数値を使う事はしてはいけない。同じ建物で同じ評価方法で算出しても値が2つあることは公平ではないこと。

そして何故このような計算違いが起こったかを説明してほしい。ウエブはほぼ無限にページが増やせるのだろうから、他の参考資料をこれだを多く載せているのに、肝心のこの部分の説明がないように見える。

2つのまったく異なる評価数値。その数値で計算すると値が大きく変わるのは上の表から明らか。これを認めたら技術者のモラルがなくなると思うが、既に日本の技術系はそれ(大手メーカーへの天下りなど)に犯されどんどん衰退していると感じる。

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