住宅の安易なリフォームやリノベーションに対し ・・・その5 エビデンス

今年出版された耐震リフォームの要となる「接合部」の評価方法の考え方。それでもまだ「案」止まり。

2年以上前に↓のブログを書いた。賛否はあれども建物構造的な欠陥であればそれは認めなければならず、否定すれば現在の構造検査の義務化の大義は薄れる。

住宅の安易なリフォームやリノベーションに対し<br />・・・まとめ
今までリフォーム・リノベーションは強くはお勧めしないとの理由が 1.耐震性が担保出来ない、 2.それ...
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リフォーム・リノベーションの耐震診断として新たなツール

2年前に紹介した国総研(国交省)でとりまとめた「共同研究成果報告書 木造住宅の耐久性向上に関わる建物外皮の構造・仕様とその評価に関する研究」は1800ページを超えるとても濃い内容で、これさえ読み上げれば、高耐久が期待できる家造りをマスターする事が可能である。そんな国総研から再び濃い内容の資料・ツールが2019年11月に発表された。それが上の「木造住宅の耐震評価ツールを用いた耐震診断マニュアル(案)」である。

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