今週の日曜にお引き渡した小新西の家で、「床下空間への外気導入の危険性」について検証したのでお伝えする。
続きを読む築130年のotomo vie cent リノベ その30 動物と薬味と海の日
ちょっと見にくいかもしれないが、このピンク矢印の先にあるものは、動物の手である。こんな手の4つ足動物はアレしかない。
続きを読む高気密高断熱住宅(拙宅)の31年目の樹脂サッシの取り替え その4 希少なサンプル回収
先週、透湿防風防水シートの品質を調査しているIさんに、築31年目を経たサッシ交換のため外壁はがし見学をお声がけしたところ、サンプルを持ち帰って調査するとのこと。さすがは最大手の透湿防風防水シートメーカさんである。
続きを読む1年目メンテナンスと鉾田メロン
昨日松美台の家の一年目メンテナンスに伺ってきた。
続きを読む高気密高断熱住宅(拙宅)の31年目の樹脂サッシの取り替え その3 気密シートで全く問題なし
築32年の高断熱高気密住宅を解体して得た結論は・・・
「一般的なポリエチレンフィルム0.2mmによる気密シートもタイベック等の透湿防風防水シートも正しく使えば、冬型、夏型内部結露も特に問題ない」
ということ。特に夏型結露に対し正しく設計・施工していれば海岸部での西日と雨漏れがあった拙宅ような悪環境でも壁内が腐ったりカビたりすることはない。
続きを読む梅雨時には最強の風呂CF 390m3/hのその後
先週から多くの地域で梅雨入りした日本であるが、カラッと生活しているだろうか?2週間ぶりに休日となった昨日は、otomo vie centで過ごした。otomo vie centアトリエ棟は築75年以上だと思われ、断熱気密など一切考えていない建物である。
続きを読む全館空調と除湿のこと
「緑の家」では新潟県内で初めてデシカを装備した家の建築工事が5月から始まる。デシカはすでに何棟か設計しているが、新潟県内では初となる。さて今回デシカを使うのはやはり「除湿、低湿度空間」をほぼ完璧に行ないたいと建て主さんからのご要望。それでこれから紹介する過去記事を思い出したので再褐する。
続きを読む防水検査 小新西の家
今週の11日、昨日ブログに対してタイムリーな現場検査があった。透湿防水シート張り上がり後の防水検査である。
続きを読む断熱義務化にむけて危惧する事 2 無難な防湿シートとは。
4月13日10時14分 書き忘れがあったので緑字を加筆修正
9月15日 防湿(気密)シートの31年後の目視した結論を加筆
結論は・・・現時点では家の重要性能である内部結露防止用の防湿シートは、50年の実績ある別貼りポリエチレンフィルムを貼った上で気密測定を行うことが最も無難な施工であると言える。
https://arbre-d.sakura.ne.jp/blog/2023/06/29/post-52686/
・・・と先回申し上げた。が、超高断熱住宅を取り組んでいる方の中で最近の考え方は、ポリエチレンフィルムは過去のものとうつっているように見える。しかしあえて強く言うが可変性調湿シートを使うのはまだ早計と私は考えている。
続きを読むA2図面用大型プリンター
一昨年に強化し2台体制を維持していたA2、A1用の大型プリンターだったが、再び一台が壊れてこの度新規購入となった。
続きを読む素材を見直す 2
ここ10年ずーっと杉LOVEと言っている私であるが、原村の家のオーナーさんとそこで意気投合することと思っていないなか、この建具の杉をみて「これ、これ」と互いにうなずき合った。木の意匠は唯一無二であるから愛おしい。
続きを読む気密チェックとまた定番が廃番に
先週気工事のチェックに三国街道の家に伺ってきた。
続きを読む2022年建築学会の学術講演梗概集から⑧ 環境 古民家リノベの空気環境 その2
前回に引き続き古民家リノベの空気環境である。今回のその2では・・・
続きを読む超高断熱、全館空調と男性的思考の危うさ
断熱等級6をこえ7に近い住宅を超高断熱住宅と言っているが、最近はこれに全館空調がプラスセットになっていると紹介される。しかしこれは物事の流れが逆であり、全館空調するために超高断熱住宅が必要なのである。
続きを読む2022年建築学会の学術講演梗概集から⑦ 環境 古民家リノベの空気環境
岩手県のある古民家を裸同然から造りなおし、現代の高性能住宅にリノベした室内温湿度環境と浮遊微生物の測定の報告をご紹介する。
続きを読む2022年建築学会の学術講演梗概集から⑤ 環境 デシカント空調
その⑤は本分の環境になる。内容は以前から夏期の低湿環境の良さをアピールしていた「緑の家」であるが、その分野の研究発表である。
続きを読む無難な付加断熱材とクロス通気
昨日三条市大崎で建設中の三国街道の家に防水検査に伺ってきた。
続きを読む風呂CF(循環ファン)の設置マニュアル公開
当面このページはトップに固定する。また適時更新。最新更新は2024.0122
「風呂場に排気用換気扇は不要」とネットで宣言し、初採用から13年経過し10年前に全設計で採用とした風呂CFが、今年(2022年)に入ってから一日一度はお風呂CFのことをメールで返信しているくらい問い合わせが多い。その都度お答えするのは大変だからこのブログで「緑の家」設置マニュアルとして公開する。わかりやすいように要点のみ記載する。
続きを読むレンジフード並の390m3/hの風呂CF。
事務所2階の水廻り部分の改装がほぼ終了した。その風呂には当然風呂CF(風呂循環ファン)が設置されているのであるが、どうせ設置するなら過去最大の風量で標準品より0Paで3倍以上の大風量(390m3/h)が出せる機種とした。
続きを読む
超高断熱住宅
Bグレード+UFでも断熱等級7を超える井岡の家 完成4
井岡の家の風呂CF(循環ファン)は、天井タイプである。最近のUBはタカラスタンダートさんのお家芸であるマグネットがくっつく壁が評判がよいので、どのメーカーも壁にスチールを使ったものを用意しているとのこと。
続きを読む外壁防水検査
昨日長野県諏訪郡原村に建設中の原村の家の外壁を仕上げる前に行なう防水検査を、スタッフAと伺ってきた。原村の家はUA値0.16w/m2kで耐震等級3、延床面積233m2 70坪(居住部分の床面積50坪)と性能は高く比較的大きい家である。
続きを読む事務所開設25年と築45年のリノベ
平成9年に業務開始した当事務所は、今月で四半世紀を経過した。
続きを読むパソコンのメンテと汎用リモコン
一ヶ月以上前にノートパソコンが突然壊れた。起動ディスクを認識出来ずにBIOS画面で再起動を繰り返す。OSの入っているディスクはM.2であり、この耐久性に問題があった可能性があるので、再インストールは新たなM.2を買い、そこに入れることにした。
続きを読む換気システムのメンテから見た反転型ダクトレス換気の盲点
otomo vie centのアトリエ棟の2階は住まうことができるようになっている。そこには昨年秋に24時間換気扇を設置した。通常なら熱交換型なのだが、そのデザインが嫌いな管理者が、小さめの熱交無し給気扇を希望し設置した。所謂第一種換気システム(熱交・ダクト無)である。この一年目のフィルター交換をおこなった。
続きを読む基礎完成
長野県諏訪郡原村に建設中の原村の家の超高断熱で深い高基礎が完成した。基礎U値は基礎上部立ち上がりで0.146w/m2k、基礎下部の線熱貫流率で0.15w/mkと高い性能となっている。
続きを読む気密シートとタイベックの継続性
長期優良住宅認定(耐雪1.5mで耐震等級3、Ua値0.24とG3クリアー)で現在施工中の刈羽村の井岡の家に昨日伺ってきた。目的は耐力壁の4回目のチェックと、気密シートチェック。
続きを読む実務で見る CFと静圧型の床下エアコン 2
上の図で私が何を言いたいかわかる方は、風呂CFを良く理解している。
よく間違うことであるが、洗濯物が乾くと言うことは顕熱が潜熱にかわるだけでこの風呂内(系)だけを見ると熱エネルギーは何にも変わっていない。
白い靄とエアコンの設定温度
一昨日の雨の時に、突然エアコンの吹き出しから白い靄が見えた。これは、隣にある第一種熱交換無しの換気の給気の影響と、急激な冷房負荷アップが原因と思われる。
続きを読むotomo vie cent リノベ その20 続・ビワ
おしり形状のビワも採れ、最終的にはビワの収穫は2kgにもなった。
続きを読む夏の低湿度は大事な家族のためである。
昨日は一日群馬県で勉強会を行なった。
その勉強会は床下エアコン暖房と冷房のこと。「緑の家」では既にある程度確立されているが、床下暖房や全館空調では様々な考えかたがある。それは地域性、文化等の違いの影響もある。
続きを読むシーリングのない無難な屋根と構造用合板の耐力壁
原村の家の次に伺った井岡の家。屋根の仕上がりチェックと耐力壁検査である。屋根はご覧の通り単純な切妻屋根でAT葺き。当然、棟換気も10年ほど前から原則やめており、棟換気がないとシーリングに頼る防水部分がないので、シーリングの寿命の15年経ても何もメンテナンスする必要はない。棟換気があると、通常どうしてもシーリングの必要があり、そこが将来の欠点となる。
続きを読む「緑の家」の住い方ルールは・・・たった2つだけ
先日の「カビが家の寿命を決める(再)」では何が伝えたかったかというと、「自然素材を沢山つかった住宅では、カビ発生に注意することを設計した人は伝えなければならない」・・・である。
続きを読むやはりミラクルな25年間も続く高基礎の床下夢ランド
昨日富山県高岡市の赤祖父の家に2ヶ月点検に伺った。お住まいになってから半年過ぎた床下に入ると・・・
続きを読む高耐力の水平合板貼りと垂木の接合
現在刈羽村に建設中の井岡の家に、長岡市で建築中の今朝白町の家での検査を行なってからそのままの足で現地に伺った。事務所からの方位はほぼ同じだが、移動距離は倍ほどである。
続きを読むotomo vie cent リノベ その15 2台ずつ
休日は何でも面白い・・・。買い出しに出かけ車で待機していると隣に一台の車が止まり視線を感じその方向を見ると・・・
続きを読む「て・こあ」でのある一日 二百八十六 日干しと初物
連休中にお泊まりの方が「て・こあ」にお見えになるので、昨日の定休日に布団干しを行なった。本来全ての物はカビ防止等から直接日射には当てず陰干しが原則であるが、布団干しは唯一日向で行なう事が習慣となっている。
続きを読む井岡の家 基礎コンクリート打ち込みと白
先週の土曜日、天気予報では10時まで雨で打ち込みを心配していたが、やはり・・・刈羽村に8時30分に着いた時には既に雨は止んでいた。
続きを読む