定説を覆す。土縁はむしろ夏のためでは・・・。その1

旧笹川邸の居住部にある土縁。ここは玄関でもないし、向きは東南向きで雪が吹き込む西とは真逆側。

ああー今回のテーマも新築を考えている建て主さんにはあまり興味のない話で申し訳ないが、私にとってワクワクする話だから書かせてもらう。

 

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温熱環境測り隊 報告 まとめ 新たな気づき

私の温熱測り隊の測定目的が、

「夏に通風した家と空調だけの家の環境違い」

「夏の空調」

でした。つまり夏の事がもっと知りたかったので喜んで測り隊に参加させてもらうことにしました。そして提言11「家の性能は下がるので24時間空調をする」でした。↓

提言12・・・家の性能は下がるので24時間除湿する
予想はしておりましたがはっきりと数値ででると・・・。 ここから過去11個の提言をしてきましたが12個目の提...

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最新エアコンの除湿を知る・・・その1

先日の提言11で説明したとおり除湿はこれからの主流です。しかし数年前から再熱除湿運転を採用しないメーカーが増えております。よって再熱除湿運転ではない最新の除湿運転を少し深く考えてみましょう。

最新の除湿運転を考える

今回は再熱除湿がないダイキンさんの最新除湿運転を少し説明します。

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カビが家の寿命を決める!その3

設計屋で特に技術系の私が、

家の寿命はカビの有無できまる・・・

と宣言している事自体自分でも驚いております。

きっと業界の人は

「何時もの浅間の戯言だ・・・。相手にならん」

と思っている人も多いでしょうが殆どでしょう。

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高崎で講演・・・実務者と研究者の違い

昨日アップするのが忙しくて出来なかったので1日遅れのアップです。

第一セッションの浅葉さんのお話し

高崎の今日の最高気温は33℃だそうで、新潟から見るといきなり真夏になっております。

そんな中、講習会・・・それもエアコンで何ともよいタイミングです。但し冬の話もあり少し暑そう・・・。

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大手住宅掲示板などネットでの書込み等々・・・

今回、「衝撃の提言」(笑)でアクセス数が増え、また書込みも増え、ふとある検索をした時に、住宅の大ききな掲示板などに「オーブルデザイン」という名称が出てくることに気づきました。

特に「基礎断熱」や「床下暖房」という語意では、結構その手の人達の掲示板に認知されている新潟の設計事務所なのだな~と感じました。これも皆様がご覧頂いてアクセス数がアップしているからだと思っております。ありがとうございます。

ただとても気になった事が・・・

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「て・こあ」から学ぶ事 ①

2013年11月にリノベーションというカテゴリーから「「緑の家」重点仕様」に変えました。以前の「て・こあ」の記事はリノベーションのカテゴリーへどうぞ。

この写真からスタートする意味は・・・

このブログの記事数・・・1418、コメント数667

コメントにも有意義な情報がありますから

合計2085題の内容が詰め込まれたこのブログ・・・

訪れて頂いた人はこの中の記事をどれだけ目にしてくださるのでしょうか?

ブログ=日記ですから、オーブルデザインの日常で、

私どもが何を考え、どのような家を社会に提供してきたかが記録されたものです。

その区切り区切りで何回かは重要な提言(自分自身に対し)を行っておりますが、

今回も1年前に偶然「て・こあ」と出会い、その魅力に引きこまれ

影響を受け何か「緑の家」が学べる事が無いかと自問してきました。

そのまとめを行いたいと思います。

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ヒートポンプでなくヒートムーブと呼ぶ!

またまた大提言(笑)。

時々無性にブログに書きたくなる事がある。

おっ・・・ではいつもブログを書きたくないのだな~。といわれそうであるが(笑)。

で、、、今日はとても伝えたいのである。

何か・・・。

題名のとおり、エアコン=ヒートポンプという言い方は止めて、ヒートムーブ(熱移動機器)と呼ぼう・・・と。

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オーブルデザインの先見性 2013年版

 2011年2月に掲載したグラフ。この内容で議論が掲示板で発生した。懐かしいですね。

覚えていらっしゃいますか?

2年も前のブログ↓で
http://arbre-d.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/post-fc72.html

「熱交換換気システムの境界」のシリーズを行いました。

エアコン暖房時には・・・
消費電力の大きい熱交換換気するよりも、消費電力の少ない熱交換なし換気扇の方が、暖房時の電気代が安くなる(つまり省エネ)と言う事を・・・。

それが今回の国の省エネ住宅評価システム・・・「住宅・住戸の省エネルギー性能の判定プログラム」で裏付けされました。またまたこれは先見性といってよいでしょう。

拍手!!!

 

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新潟県の「暖房」と「冷房」と「通風」

北陸地方のデータ-。全国データ-でも若干差はあるが、暖房と給湯のエネルギー消費は全体の2/3を占める。特に暖房は給湯に比べ半年しか使う期間がないのに・・・。

このグラフは当HPでも2005年にこちらの「オーブルデザインからの提言「家造りは冬を旨とすし」」で紹介しております。

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新潟県民で良かった パート2

2019年更新
森ゆうこさんは当時原発問題で支持しておりましたが、2013年頃からは支持しておりません。

支持している新潟県選出の議員で森ゆうこ氏が官僚に抵抗されながらも少し進展があったようです。

こちらの記事を・・・

http://mainichi.jp/select/wadai/news/20111111k0000m040077000c.html

今後是非情報開示を進めてほしいと願っております。

がんばれ!応援しております。

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すこし救われた・・・福島の子供に手をさしのべよう!

今回は少し救われる情報です。

この大学系学者は学問を金で曲げる人ばかりと思いましたが、まず一人、身内であった官房内から「国は信用できない」と言い放ちました。

その人は内閣官房参与で原子力の専門家・東京大学大学院教授(工学系研究科 原子力専攻)の小佐古敏荘氏です。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110429-OYT1T00571.htm?from=y10

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011042901000684.html?ref=rank

過去は色々あったようですが学者としての良心を感じます。その勇気に感謝です。ありがとう。

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寺泊にようこそ!

7日前だったか、拙宅の近所にある保養施設「夕映荘(長岡市立)」に47人の福島から避難された人が滞在されています。

ようこそ!寺泊へ! 少しでも休んで頂ければ隣県住民としてありがたいです。

多くの人が避難しておりますが、なぜ避難しなければならないかを少しだけ調べました。

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新潟での高気密高断熱 緑の家はそのままの素材。

今日の医療ニュースで次のような事が報道されていた。

以下Yahoo Japanニュースから引用

「将来、子どもが花粉症で苦しまないようにするためにはどうすればよいか―。理化学研究所免疫・アレルギー科学総合研究センターの谷口克センター長が「花粉症にならないための9か条」を紹介した。

 2月23日に横浜市の理研横浜研究所で報道関係者を対象に開かれた「製薬協プレスツアー」(主催=日本製薬工業協会)で、谷口センター長は「スギ花粉症ワクチン開発」と題して講演。この中で、▽生後早期にBCGを接種させる▽幼児期からヨーグルトなど乳酸菌飲食物を摂取させる▽小児期にはなるべく抗生物質を使わない▽猫、犬を家の中で飼育する▽早期に託児所などに預け、細菌感染の機会を増やす▽適度に不衛生な環境を維持する▽狭い家で、子だくさんの状態で育てる▽農家で育てる▽手や顔を洗う回数を少なくする―の9か条を紹介した。」

引用終わり

なかなか勇気のある提言である。生後早期のBDG接種と託児所に預けなくても、集団の中で育てるということでもOKだと思うが、そのほかの内容は説得力がある。まあ簡単に言うと「現代社会は綺麗すぎる。もう少しルーズの方がアレルギーになりにくい」ということ。

確かに住宅業界でも、手に触れるところすべて「抗菌仕様」といっているハウスメーカーや、設備機器などが主流。特に建材製品は殆どが何らかの抗菌がセールスポイントになっていたりする。壁紙といわれるビニールクロスでは、抗菌や抗ビールス等というものもあったりする。

「緑の家」は手に触れるところの殆どが「天然木」だったり「ステンレスそのまま」がほとんど。そういえば「抗菌仕様」ということで、PRした事がないなー。ほとんど事象があてはまると思うけれど、「やりすぎ」はよくないということかな?自然素材だって現代生活の中で使いすぎると思わぬ(湿気の放出)デメリットを生じることになるし、熱帯夜のエアコン除湿が快適だからって、一夏中していると子供の汗腺の発達に悪い(拙宅で実証済み)ということもある。
あと大事なことは、楽しく行っているうちは平気だが、苦痛で神経質になるような行動はよくないという事ではないだろうか?

今年は新型インフルエンザ流行してもいないのに、高性能マスクをつける行為が見られたし、子供に手を洗え洗えと神経質に指導する親も、この提言では「人間は風邪はひくことで抵抗力つけているのに、これを拒むのは非健康的、花粉症体質になりやすい」と言っていることになるのかな。


新潟 高断熱高気密、自然素材の「緑の家」をHPにアップしました。

ここ2年間くらい、当HP上に最近のお手伝いした家のアップをしておりませんでした。が、ようやくアップしました(暫定ですが)。
http://homepage2.nifty.com/arbre_d/otetudai/otetudai.html
なかなか個性的な家が多いのですが、いずれも耐震等級2相当(相当とは、性能表示に申請はしておりませんが、構造計算で同等の耐力があると確認されたこと)。
Q値は1.2W/m2Kから2.0W/m2Kで次世代省エネ基準の2.2倍から1.3倍くらいの高性能。無論、劣化防止や維持管理の容易の性能もトップ性能。基礎下やスラブ下に排水管や給湯給水管を埋め込まない仕様です。

最近、政策研究・提言を業とする「東京財団」という団体から、建築基準法の基準の見直し提言がされた。
http://www.tkfd.or.jp/admin/files/2008-10.pdf
この財団がどのような影響を持つのか不明であるが、現在の耐震性の底上げを要求している。大枠では賛成である。ただし木造一戸建て住宅に限ると、建物の上屋(地盤を除く基礎より上ということ)だけを強くしてもなかなか被害の軽減にはならない。中越地震や中越沖地震を肌で見てきたものととして、建物は強く作ることは無論必要であるが、それと同じように地面(地盤)の安定性が必要とかんじる。新潟県は大きな平野がある。これは、信濃川と阿賀野川とその支流によってもたらされた大地。逆にいえば関東ローム層のような火山灰がつもってできた平野と違い、何度となく押し寄せた洪水によって土が運ばれ堆積した平野である。したがって地盤調査すると、深いところでは10m以上も未成熟の腐葉土(スポンジのような土)で圧密沈下の可能性大である。また、河川周囲には、ゆるい砂質土がサンドイッチされている地域があり、これが原因で液状化をおこして傾いた家が多くある。また一方では、古くからの宅地は少なくなり、丘や山を削って分譲地を造った「長岡高町団地」や「長岡ニュータウン」があり、高町団地では地盤の変形によって大きな被害が発生している。この大きな被害のほとんどは、家がしっかりしているのに、建物が傾くという典型的な地盤被害である。このときの現地震度は6(一部6強)と発表されている。
基準法は無論、住宅性能評価でも、このような非常時の場合の地盤については取り決めがない。さらに、地盤改良を行ったとしても、地震時の不動沈下、液状化については、どんな地盤改良も現時点で保証する工法や団体はない。東京財団の提言では、耐震性能の最高ランクが等級3より良い性能になるような記述(+2)があるが、この性能と共に地盤についての保証や裏付けが安価に取れる仕組みがひつようである。
当事務所の「緑の家」では、ある方からのご要望で、「液状化が心配される所で、地震が来て家が傾くことは仕方がない。傾いた時簡単にジャッキアップできる方法にしたい」ということで、地盤改良をした上に、オーバースペックのダブル配筋べた基礎で造った。この後このような家は新潟市で2年間ずっとご提供してきたが、昨年の鉄筋の高騰で必要な時だけご提案している。このような方法対処方法も良いのではないか?


手前味噌ですが予言的中・・・。ハイブリッド車や燃料代

7年くらい前に掲示板をはじめ3年くらい経った頃ころ、その掲示板にハイブリッドの車は10年後半分近く占めるかも?と書いた。それが結構現実的になってきている。最近トヨタやホンダでは、ハイブリッド車の生産を急いでいる。特に当HPで紹介した愛車初代プリウスの3代目の現行プリウスは生産が間に合わないらしい。昨今のガソリン値上がり、そしてこれが今後も続くと予想される事で、省燃費車種が注目大であるため。 むふふ。5年前の予言が見事的中という感じ。ガソリンも。これと同じく、超高断熱の住宅は今後の主流となるだろう。特に新潟県は、冬のお日様が、太平洋側の地域に比べ著しく少ない。だから暖房を考える時、断熱性は最重要。暖房は家庭で使うエネルギー消費のトップで、年間の1/3にもなる。だから3年前に提言した住宅は冬を旨とすべきなのだ。冷房のエネルギーなど、暖房時の1/10以下。

では私の予言を。それは必ず暖房する燃料が高価で困る時期が5年以内にくる!!そのときこそ更に超高断熱住宅のよさを実感すると。でも予言は「絶対」ではないから、外れてもお許しを・・・。今日のブログは手前味噌で失礼。


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