本日吉田の家が完成したが、工期が何回か変わりお引き渡しまでの時間が読めなかったので完成見学会を取りやめた。当然ゆっくり完成チェックする事ができなく、短期決戦ということで、スタッフと合わせて3人でチェックした。
続きを読む清五郎の家 完成5 家はやっぱり敷地から
耐震等級3・耐雪1mでUa値0.22w/m2k、完成気密性能は0.1cm2/m2と超高断熱高気密の清五郎の家は当初木の外壁の予定であったが、最終的にSGLになっている。このため、実施設計途中で屋根の出(軒の出)を400mmほど縮めて構造計算もやり直している。
続きを読む北海道 京極町の家 完成
昨年秋から北海道の虻田郡京極町で建設されていた「京極町の家」が完成した・・・とのことで写真が送られてきた。
続きを読む無難な小屋裏とするために
昨日清五郎の家の耐力壁検査に伺ってきた。その時に同時に大スパンで耐震等級3を取得するためにほぼ必須な、桁上合板の釘打込み状況も確認した。
続きを読む金塚の家 住まい方説明
完成見学会を行った一週間前と違い紅葉の葉が一斉に芽吹いていた。そんなしっとりした「新緑の環境」でお引き渡し前に住い方の説明を行った。
続きを読む何故高基礎なのか?その1
なぜ高基礎なのかについて改めて話しておきたい。
続きを読むシロアリと透湿防水シート 日経ホームビルダー3月号から ③
その2では
1.ベタ基礎での蟻害の8割は玄関先と勝手口
2.ベタ基礎の隙間から浸入
3.広がる(ベタ基礎でも)基礎断熱の被害
のうち1.被害は玄関先と勝手口をコメントしたが、その3はベタ基礎の隙間から浸入についてである。
シロアリと透湿防水シート 日経ホームビルダー3月号から ②
その1では
1.ベタ基礎での蟻害の8割は玄関先と勝手口
2.ベタ基礎の隙間から浸入
3.広がる(ベタ基礎でも)基礎断熱の被害
のうち3.基礎断熱の被害をコメントしたが、その2は
1のベタ基礎での蟻害の8割は玄関先と勝手口
についてである。現在の白アリ被害が玄関と勝手口に集中することは道理であり、地面と家の一番接触が濃厚な部分であるため。 続きを読む
シロアリと透湿防水シート 日経ホームビルダー3月号から ①
「緑の家」は超高断熱が特徴であるが、最近の当ブログはそのような話題がすくない。住宅では温熱環境という性能(超高断熱)は様々な必要性能の一つで有り、耐震性や耐久性にと同レベルにあるのではない。比べれば一つ下がって見る性能だと思うから最近の話題は耐久性、耐震性が多い。今回の話題はその耐久性のことである。
改めて床下暖房と長期優良住宅
9年前に書いた下のブログ
蓮潟の家の構造加工図をチェックしていて通し柱の種類が長期優良住宅に合致しているか、その根拠を改めて確認したかったので過去のブログをみた。
大野町の家 基礎工事終盤
基礎の型枠がはずれ、打ち込まれた断熱材が青く目立つ・・・。
神屋の家 玄関
「緑の家」の玄関は何時もこんな雰囲気がある。
職人さんがキッチリ塗ったモルタルの床に真ちゅう棒の目地切り・・・
低い玄関ホールのあがり框と雪でびしょ濡れになったコートを仮に引っ掛けるフック。 続きを読む
南魚沼五日町の家 ・・・豪雪地雪3Mの平屋住宅
五日町が先日上棟し本日構造施工のチェックにスタッフMが伺いました。
高基礎超高断熱床下暖房の五日町の家 配筋検査
現在南魚沼市五日町で着工中の五日町の家の配筋検査を行って来ました。
施工会社さんは西野建築さんです。
論文の大切さ 査読論文
基礎断熱、床下暖房とカビ
今月の査読論文は読み応えあり・・・。
最初はこのタイトルで
「繊維系断熱材中の真菌移動性状に関する基礎的研究」
です。ファーストオサー(first author)は山田裕巳博士(長崎総合科学大)です。
ところで今回この査読論文集で気づいたのは、本文以外の図や表の説明文字が全て英語になっております。今までは日本語表記も時々あったのですが、どうも統一されたようです。多分・・・本文は文字認識で自動翻訳する事ができるのですが、図に埋め込まれた文字は無理でしょう。ですので図から国際標準化なのでしょうか。
超高性能高断熱木製サッシをつりこむ その2
今回は何時もにまして更に専門用語も多いのでわかり難いかもしれませんから、最後のつり込みの動画以外は特に飛ばしてお読みください。
伊達の家のラーメン接合・・・。
流石にいかついですね。しかし私はこの力強さが好きです。
「て・こあ」でのある一日 壱百四 杉に恋する
21日の春分の日は月曜日・・・。ということで「て・こあ」で作業・・・。
喜べないが、10年前の浅間の予言があたる・・・。
今朝は築一年の「緑の家」メンテナンスに伺ってきました。 続きを読む
「緑の家」のA(As)グレードとBグレードの基礎 その1
「緑の家」には断熱性能がほぼ同じで基礎構造と床下の高さや窓交換が出来るサッシ納まりの違いで7年前からAグレードとBグレードが有りますが、この度連載した実測でその違いもハッキリわかりました。
驚き!スラブ中央部から逃げる熱を熱流計で実測。その5 補足 床下暖房は省エネでは無い!
今年の最初の連載・・・「驚き!スラブ中央部から逃げる熱を熱流計で実測」は4のまとめで終わりました。ただわかり難いとのことでポンチ図でわかりやすさを心がけて補足とします。
驚き!スラブ中央部から逃げる熱を熱流計で実測。その4 まとめ
そろそろまとめます。学術的な事でなく、実務的なことでのまとめです。
条件は・・・
新潟県の砂丘地及び水はけがよく、建物下に水みちがない土地において
- 基礎断熱のスラブ中央部から熱流量は、スラブ下断熱材無しでも極わずか。
- 基礎内側断熱では、コンクリートが床下の熱を屋外へ運ぶ最大の要因となる。よって床下暖房を行ったスラブ外周部は、スラブ下ではない新たな断熱対策も視野にいれるべき。
です。
予言は当たる!床下エアコン暖房の事・・・
2017年1月18日緑字加筆修正
「緑の家」が旧Q値0.9の超高断熱住宅を宣言してから早10年になります。宣言当時のブログが下に今も残っております。↓こんな古いブログを大事にしている設計者は少ないと思いますが、これが一番大事な、大事な・・・実務者であり技術者としての実績なのです。
https://arbre-d.sakura.ne.jp/blog/2007/04/06/post-0/
この時(2007年)は20年後にきっと旧Q値が0.9が当たり前になる・・・と言っておりましたが、その予言が当たりそうです。今はZEHが脚光を浴びておりますが、そのZEHの断熱性能更に半分の「緑の家」のような超高断熱住宅がきっと10年後には良い家の指標になるでしょう。 続きを読む
会津坂下の家 気密工事
会津坂下の家に昨日工事監理に伺いました。
伺って感じるのは新潟と会津坂下町の気候の違い。 続きを読む
福島県 会津坂下の家 基礎工事2 配筋検査
本題の前に・・・
大きな荷物が今週届きました。
中身は計測器で、温湿度計はもちろん熱流束を測る熱流計などもあります。
送り元は最近国内で環境系において最も多忙?な先生の研究室で、この計器をお借りしてデータを集取する予定です。
建築業界の力関係
休日、日曜日になると当ブログの閲覧者数は半分以下になります。つまり当ブログは企業関連の方(仕事で)が半分以上を占めていると考えられます。特に最近は同業者さん向け内容にもなってしまっており、ここで少し修正をしたいと思います。よって原点に返りこれから家を建てる建て主様向け情報発信(専門用語や難しい理屈は避ける)を主にしたいと思います。
先日、「緑の家」で白アリが発生したと申し上げました。
「緑の家」で白アリが発生するのは3度目です。こんなに注意していても発生する白アリ・・・。
でも他の工務店さんやハウスメーカーでは聞かないよ、「緑の家」がおかしいのでは?
と思っていらっしゃる人も多いでしょう。なぜ聞かないかは・・・簡単な話、この建築業界に力関係があるからです。