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新潟の住宅設計ブログ・・・「知ってましたか? 新築住宅の設備に・・・」

  今日「国交省主宰のある講習会」の中で配られた資料があった。それが上の写真。それによると屋内ガス給湯器類と石油給湯器、FF式石油温風暖房機、ビルトイン式電気食洗機、浴室用電気乾燥機は、ある程度の期間(7~10年くらいだろうか?)経過したとき、持ち主の依頼で定期点検をしなければならなくなった。もちろん有料である。この持ち主の依頼というのがどうも・・・。年金と同じ「申請」があれば払うに似ている。つまり持ち主が依頼せずそのせいで故障し被害があっても「点検申請しない人が悪い」になると解釈すればよいのか、今までどおりでもかまいませんよという選択肢があると理解したらよいのか・・・。

不思議なのが、石油給湯器だけ屋内屋外問わず点検が必要ということ。ガスの給湯機で屋外の場合は、問題ないらしい。ということは、石油のほうが製品的な危険性が高いということか?そこが不思議である。石油式のほうが技術的に劣っているということか?また、今や新三種の神器の食洗機(古いか)もリストに上がっている。これはなぜ?

さて何でこんなことになったのか?思い出してほしい。これは数年前に起こった松下製(現パナソニック)のFF式石油ストーブ回収事件、及びパロマの改造被害のせいであろう。20年以上前の機種を使い続けていたら不具合がでた。これはメーカーが悪い。回収せよという強い世論に押され(その前にパロマの事があった為か)、3年間ぐらいCMなどで呼びかけ回収していた。松下さんは相当な経費を掛けたと想像できる。ここまでメーカーの責任は必要なのかと思った内容であった。ここからは推測であるが、日本一の家電メーカーから、「これではメーカーがとても不利。法改正を!!ユーザーとメーカーの半々。」という働きかけがあったのではと勝手に想像している。

不具合が多くあるのにこのリストに載っていない製品もある。最近色々騒がせたリチウムイオン電池と車である。この不具合でも、下手をすれば出火し人命に影響を及ぼすはず。でもこれはリストにはっいってない。またまた推測であるが、リチウムイオン電池、車は、全世界へと輸出されているものばかり(ノートパソコンの電池等)。一方今回のリストに上がったものは、国内限定品ばかり。これは一体・・・。世界的にみると、今回のような法律を輸出商品に該当させたら、世界からバッシングを受けるのでリストアップしない・・・と感じる。うーム 製品(形あるもの)には必ず劣化寿命がある。それを使用しているものが、しっかりと管理するのが大原則なのだが・・・。なんでもかんでも行政に何とかしろというと「大きな政府」になる。そのしっぺ返しは必ずユーザーに値上がりという形で帰ってくる。・・・と思う。火を使う給湯機より明らかに危険と感じにくいリチウムイオン電池のほうが危険で点検が必要な気がするがリチウムイオン電池の場合、劣化ではなく設計製造の不具合らしい。なんとも一筋縄ではいかない。


新潟 「緑の家」の工事監理。性能表示 耐震等級2の基礎②

先月の末、 CASBEEの戸建評価委員として登録された。私は登録や免許や資格取得は最小限度にしている(実際は取れない)ので、久しぶりの資格である。CASBEEとは、今後主流になるであろう「持続可能性」の推進念頭においた「建築物総合環境性能評価システム」のことである。簡単にいうと、「住宅の環境効率」となる。さらに噛み砕くと、その家の快適性とその家の与える環境負荷の比率というのだろうか?自分の家単体だけではなく、周りの環境にその家がどのような影響を与えるか迄考える住宅の評価である。庭がしっかりある「緑の家」では、最高覧ランクになる可能性は高い。

さて、性能評価を受けているS邸の進捗であるが、先週コンクリート打ち(一発打ち)を行った。午前中スラブ及び150mm程度の立ち上がり。アンカーボルトを設置して午後から立ち上がり打せつ。

最初の写真は、ポンプ車のホースに最初に通すノロを捨てているところ。結構これをそのまま打ち込む会社が多いが、これは×。コンクリートと違って水のりみたいなもの。捨てないといけない。

一発打ち込みは、立ち上がりとベースが一体化するので、シロアリの弱点となる金物周囲の隙ができにくく、構造計算本来の梁の高さが取れる。「緑の家」では当たりまえであるが、世の中まだまだ2回に分けてコンクリート打ち込み(別々に打ち込む)ことが多い。私どもは1.2mの立ち上がりまで、一発で打ち込む。

基礎の区画はご覧の通りの地中梁が計画される。また人通口のような立ち上がり高さが低いところでも、一般の立ち上がり高さより高い。そしてD16を2本とD13を1本の補強鉄筋が入る。これでもぎりぎりの鉄筋量である。普通のべた基礎の家は、補強筋はD13を一本だけだろう。

たて筋にフックをつけていないのは、構造計算時せん断力がフックなしのコンクリートだけでもOKであるため。これは今後コスト共に検討しフックありになる可能性大。代わりに周囲のベースハンチを取りやめる方向。

この型枠の高さを見ると、普通の基礎ではないことがわかる。これから立ち上がりを打ち込む。


建て主さんの味方 住宅瑕疵担保履行法 実質開始

昨日国土交通省主宰の講習会に行ってきた。内容は住宅瑕疵担保履行法の実務講習会である。会場が直前に変更されるほど大勢の方が見えていた。

この住宅瑕疵担保履行法は、9年くらい前に「これからの住宅は築後10年間瑕疵があった場合、請け負った会社は無償で改善しなければならない」という法律ができた。これは建て主にとって非常に有益な法律であったが、欠陥が「姉歯偽装事件」で露呈した。つまり10年以内に建てた会社が倒産した場合、この責任が消滅するのである。そこで今回の住宅瑕疵担保履行法では、建てた会社が倒産しても、保険会社によってその責務を引き継ごうと言うもの(供託という方法もあるが)。これによって建て主さんは、9年前の法律の欠陥が解消された。ヽ(´▽`)/

この10年保険保証は既に20年まえからあり、当事務所は任意で設立からほぼ100%の住宅で加入している。しかし世の中の加入率は昨年で3割~4割と聞いている。とうことは今回6割くらいの建設会社が新たに入ることになる。

10年間の保険料は、120m2(37坪)位の家で、8万。一年当たり0.8万となっており、割安感がある。無論、家の価格に転化される。

さて、保険と言うからには、所謂「家の身体検査」がある。どんな建物でも保険に入ることができると、いい加減に造った家の損害で保険料が高くなるため。生命保険と同様に家の健康診断があると言える。この健康診断は、各保険業務会社(全国で5社)でほぼ横並びで規定されている。がしかし・・・、基礎の部分である会社だけ「はてな?」と思う規定がある。それは各会社規定を比較した下の表(上の写真本から抜粋)。

薄く水色で囲った部分が、べた基礎に対して規定である。4社が構造計算を基本としている。この部分が先日のブログのべた基礎が少なくなるゆえん。しかし不思議な規定もある。中央の会社の規定には

「設計図書(設計図の事)として、(基礎配筋)の規定がない場合は、JIO基礎配筋要領図による事ができる」

となっている。という事は、家を造る時に基礎の大事な配筋図が設計図にないので、その場合はJIO基礎配筋要領図による検査だよ という事?そんな家があるのか?と疑いたくなるのであるが、実際はこういう家は多い。現実に沿った規定?ともいえる。しかし建て主さんから見れば全くへんなお話。「家は基礎にあり」と言うくらい大事な部分の設計図がないのである。一方木構造のほうは、規定がないところがほとんど。規定がないということは、裏返せば、今たっている家の殆どが問題がない部分なので規定はいらないと取るか、法律に詳しく記載があり、それに沿った木造を建てるだろうという性善説で考えている。という事は、基礎は法律に細かく規定がなく問題が多いので、保証会社のほうで規定を作ったという事。なるほど!!

今年の10月以降に引き渡される新築住宅は、この保証が義務。ただ会場ではこんな質問が・・・。

質問者

「なにか逃げのような規定はないのか?」

担当講師

「ない・・・。がしかし、この規定は新築住宅に限る。新築でなく、たった一度でも人が住んだ家は新築とは言わない・・・。」

質問者

「ありがとうございます」

w(゚o゚)w


長期優良住宅先導的モデル事業に申し込みます。

表題どおり、21年度第一回の長期優良住宅先導的モデル事業に申し込みます(多分)。先回は他力本願的に申し込みましたが、今回は自力で申し込みたいと思います。無論「緑の家」SS仕様+アルファーで!!

「緑の家」はとてもトータル的に完成されたものと自負してますが、世の中には、ある性能だけを見れば突出してよい住宅や新技術住宅が多数あります。今回目指すのは、このモデルが波及性、普及性の高いもの(決して超高価ではない)として提案したいと思います。内容は今は公開できませんが、既に頭の中には完成しております。これをいかに説得力ある実像に変えていけるかが鍵です。申し込み期限まであと2週間です。できるか?全力でやるだけ!!


太陽光発電の電力買取の倍額検討開始

やりましたね。市民運動の力だと思います。政府が太陽光発電の電力買取の倍額検討開始したとの報道が入りました。これで今まで補助金なしで設置された方も報われると思います。電力会社の太陽光発電の買取増額負担は、各世帯に振り分けられ一世帯月100円だそうです。喜んで拙者は負担します。


新潟 高断熱高気密、自然素材の「緑の家」をHPにアップしました。

ここ2年間くらい、当HP上に最近のお手伝いした家のアップをしておりませんでした。が、ようやくアップしました(暫定ですが)。
http://homepage2.nifty.com/arbre_d/otetudai/otetudai.html
なかなか個性的な家が多いのですが、いずれも耐震等級2相当(相当とは、性能表示に申請はしておりませんが、構造計算で同等の耐力があると確認されたこと)。
Q値は1.2W/m2Kから2.0W/m2Kで次世代省エネ基準の2.2倍から1.3倍くらいの高性能。無論、劣化防止や維持管理の容易の性能もトップ性能。基礎下やスラブ下に排水管や給湯給水管を埋め込まない仕様です。

最近、政策研究・提言を業とする「東京財団」という団体から、建築基準法の基準の見直し提言がされた。
http://www.tkfd.or.jp/admin/files/2008-10.pdf
この財団がどのような影響を持つのか不明であるが、現在の耐震性の底上げを要求している。大枠では賛成である。ただし木造一戸建て住宅に限ると、建物の上屋(地盤を除く基礎より上ということ)だけを強くしてもなかなか被害の軽減にはならない。中越地震や中越沖地震を肌で見てきたものととして、建物は強く作ることは無論必要であるが、それと同じように地面(地盤)の安定性が必要とかんじる。新潟県は大きな平野がある。これは、信濃川と阿賀野川とその支流によってもたらされた大地。逆にいえば関東ローム層のような火山灰がつもってできた平野と違い、何度となく押し寄せた洪水によって土が運ばれ堆積した平野である。したがって地盤調査すると、深いところでは10m以上も未成熟の腐葉土(スポンジのような土)で圧密沈下の可能性大である。また、河川周囲には、ゆるい砂質土がサンドイッチされている地域があり、これが原因で液状化をおこして傾いた家が多くある。また一方では、古くからの宅地は少なくなり、丘や山を削って分譲地を造った「長岡高町団地」や「長岡ニュータウン」があり、高町団地では地盤の変形によって大きな被害が発生している。この大きな被害のほとんどは、家がしっかりしているのに、建物が傾くという典型的な地盤被害である。このときの現地震度は6(一部6強)と発表されている。
基準法は無論、住宅性能評価でも、このような非常時の場合の地盤については取り決めがない。さらに、地盤改良を行ったとしても、地震時の不動沈下、液状化については、どんな地盤改良も現時点で保証する工法や団体はない。東京財団の提言では、耐震性能の最高ランクが等級3より良い性能になるような記述(+2)があるが、この性能と共に地盤についての保証や裏付けが安価に取れる仕組みがひつようである。
当事務所の「緑の家」では、ある方からのご要望で、「液状化が心配される所で、地震が来て家が傾くことは仕方がない。傾いた時簡単にジャッキアップできる方法にしたい」ということで、地盤改良をした上に、オーバースペックのダブル配筋べた基礎で造った。この後このような家は新潟市で2年間ずっとご提供してきたが、昨年の鉄筋の高騰で必要な時だけご提案している。このような方法対処方法も良いのではないか?


新潟県三条で昨日着工 性能表示住宅(NEDOの補助金該当)です。

上の写真は昨日から基礎工事が始まった性能表示住宅。(耐震等級2、維持管理、劣化防止等級最高ランク)で評価された。残ねんだが雪で工事がちょっと中断中。

9年くらいに前にスタートした国の住宅性能表示という法律。これは質の良い住宅を安心して取得できるようにするためにつくられた法律。チラシやパンフレットには、地震に強いとか、耐久性があると科学的裏づけがなくて勝手に宣伝しても、よほどの事がない限り違法性はない。これは表現の自由が憲法によって保障されているから。だから、自分が勝手に日本一地震に強い家と思い込んでしまったら、その人はそのように表現してよい。但し宣伝する場合言い切ると問題があるのでよく「日本一地震に強い家を目指します」となる・・・。

しかしこれが極端になってしまうと「ジャロ」や「国民生活センター」又は「公正取引委員会」の注意、指導、勧告を受けることになる。従って全国規模の大手ハウスメーカーのチラシには、ただ単に地震に強い家という広告はなく、法律との比較や実大実験によるという注釈がある。一方中小施工店程度であると、このようなモラルが守られていないことが多い。それは大手みたいに実大実験をするような豊富な資金力(営業経費)がないため裏づけが難しいのである。そこで国は平成12年に法律を作り、誰でも同じ土俵で比較できる基準を作った。これが住宅の性能表示制度である。この制度を使えば、大手メーカーであろうが、小さな工務店であろうが、住宅の持つ性能を同じ基準で比較できる。

そんないい法律があるならなぜもっと建て主さんに広まらないかと思われるだろう。これには理由がある。

理由1・・・評価にお金がかかる。申請書手続きの費用は別として、申請費用だけで約15万。それに申請書の作成料が15万から25万。計少なくても30万は最低かかる。30万掛けて申請する人は少ない。

理由2・・・造る側(工務店、建設会社)は、自分の作る家を評価されたくない。評価されると地震に強い家と宣伝していたことが違った場合大変なことになる。

という2つの理由で、新潟県の住宅性能表示の申請件数は大手ハウスメーカーを除くとほとんど利用されていない。特に新潟県の中小建設会社が利用するであろう審査機関の(財)新潟県建築住宅センターでの19年度の利用率は0件。しかしこの(財)新潟県建築住宅センター以外の利用率は419件。つまり新潟県以外でも営業されている大手会社しか一昨年度は利用していないということ。昨年度は当事務所でも2棟申請し、今年は既に1棟申請しているので、0ではなくなるし、私が知っている限りでは、昨年度地域工務店さんが2棟申請したということは聞いている。それでも昨年度の(財)新潟県建築住宅センターでの申請は10件程度だろう。

大手ハウスメーカーを除くと、法律上の評価を受けた棟数が年間10棟しかない。といことは、その他の家は、自分勝手に「地震に強い工法」とか、「耐久性がある工法」と根拠もなく言っているに過ぎない。特に何度も申し上げている「基礎」については、ほとんど裏づけのない計画と施工ということ。(一般住宅の確認申請では、行政の構造のチェックはしなくてもよいと法律で定められているので・・・)


初期投資型ゼロエネルギー住宅 「持続可能な社会をづくりをすすめる会」の新潟市で講習会(セミナー)

昨日新潟市でNPO法人「持続可能な社会をづくりをすすめる会」(事務局 河辺氏)のセミナーに参加してきました。

内容は、「K邸における二酸化炭素排出の消費量の報告」で、2001年に建築された建物で排出される「CO2の排出量報告2007、2008年版」ということでした。結果から申し上げると、電気会社に払った電気料金は年間たった6千円とのこと。所謂オール電化住宅のなので、光熱費はこれがすべてということです。もうすぐで実質ゼロエネルギー住宅(初期投資型)となります。

確かにK邸の性能は、Q値が1.8w/km2(床下収納を床面積0.6で換算)、で完成C値が0.7cm2/m2で8年前の建物としては高性能(S仕様)。また太陽光発電5KWもあります。がこれではゼロエネルギー住宅(初期投資型)にはなかなかなりません。ではどうしたかというと、今年は実験的にある程度暖房を我慢生活。家の中は15度以下で普段長時間いる場所のみ22度くらい、コタツも使用した・・・との記憶。このように消費エネルギーの1/3を占める暖房費削減はとても有効です。確かに法律上の床面積は50坪くらいでありますが、気積(家の暖房空間の体積)から見ると65~70坪の住宅並み。その全室を暖めるとなるとある程度のエネルギーは必要。例えば厳寒期1.8*20度*65坪*3.3124=7800Wなのでこれをエアコンで一ヶ月暖めると、4万以上の電気代がかかります。これではゼロエネルギー達成不可能。そこで暖房温度を下げ、暖房区画をしエネルギーの削減を行ったといことです。この行動には頭が下がります。少し贅沢をしなければ太陽光発電だけでエネルギー確保できるという実証をされました。これに、現在の「緑の家」の最近のお勧め「コンパクトな家」か「断熱区画」を採用すればS仕様でもたぶんゼロエネルギー住宅(初期投資型)はできます。(当時は断熱区画は考えにありませんでした。)

しかしセミナーでも説明されていたように、お正月や盆などに普段生活していない子供たちが帰ってくると、「寒い!」といって暖房全開モードにするようです。環境に志高くあられる方は、「寒さ我慢」を実施できますが、次の世代や他の人に強要はできません(このせいで古民家が手放されるということは何度も御案内済み)。そこで当「緑の家」SS仕様が必要になります。この仕様と見合った大きさの太陽光発電を付ければ、充分ゼロエネルギー住宅(初期投資型)になります。

これが少なくても今後の100年住宅の基本と思いますが、政府の掲げる200年住宅の当選住宅でさえもそんな性能の家はほとんどありませんね。

・・・ゼロエネルギー住宅(初期投資型)とは、最初に太陽光発電設備等や断熱性能に投資することで、この投資費用を考えなければ、その家で年間の使うエネルギーと生み出すエネルギーが釣合い、差し引き0以下(造るエネルギーが大きい家)になる家と定義する。


新潟の住まい 自然素材と高気密高断熱の白い壁。

今日のチラシにある最大手の家の広告が入っていた。そこには、地震実験の映像が映っており、大地震でも大丈夫のようなことがかれている。ここで多くの建て主さんが惑わされる。というのは、実験する家をわざわざ弱く造る会社はない。大手でも費用面であるプランだけしか実験はできない中、注文住宅は、世界にただひとつの家として建築されている。だから一つ一つ構造が違うので、おのおの構造計算し安全を確かめなけば何にも意味がない。そもそも大手樹脂サッシメーカーなどは、試験のときだけ良い仕様で、実際はだめな仕様を販売したとして最近報道された。既製品サッシでもこんな偽装あるのに、現在行政の耐震チェックのない木造住宅において、特に注文住宅の耐震性は限りなく黒である。顔の見えない設計者は、耐震チェックしているのだろうか?←62%の家が耐震不足という調査結果。

さて、家に対して大きなロフトや中間階収納を持つM邸。そのロフトの床荷重をしっかりと参入して計算すると、普通の家の耐力壁の基準の1.4倍以上にもなる。だから壁の多い家となるのではあるが、家の中はかえって明るい。適材適所の窓とエマルジョンの壁色が、明るさをもたらすのだろう。

階段で上がれるロフトには、落下防止のネットをグルリとまわした。これは建て主さんの希望であるが、実際気持ち良い。親の精神衛生状態が良くなるから。なるほど!!


新潟の住まい 自然素材と高気密高断熱の白いガルバニュームの家。 

最近の家、ご紹介その2は内野M邸である。先ずはその外観。特徴的ですね。まるで白いキャンパスに四角い窓を気のむくまま書いたような外観はとってもかわいい。後はこれから計画するシンボルツリーで決まり!!

Mさんとも当事務所のホームページ来訪によるインターネットかと思ったのであるが、実は違っていた。奥様がご友人の家に遊びに行ったとき、その家が素敵だったので、当事務所を最初から候補のひとつにして頂いたのだ。※無論、各ハウスメーカーの見学会や展示場遊覧バス(建設会社が貸切バスを用意して一日展示場などを回るツアー。勿論無料であるが、お弁当まで用意されていてとてもおいしかったとの事。(・_・)エッ….? )で色々な建設会社をご覧になられたとのこと。廻っているうちに、お弁当代や展示場の維持費がすべてこれから造られる家の一部として入っていると思うと気が重くなったそうだ。

見学会に2度ほど来て頂いた時に、家造りパートナーとして選んで頂いた。ご要望は・・・、組み込み車庫と2階に広いバルコニー設置であった。また、特注玄関戸の取っては、「これ!!」というご指定があった。それは以前栄町で設計したときに使った「堀商店」の取ってである。掘商店とは東京にある錠まいの老舗中の老舗。その筋では有名である。30年以上変わらない普遍的なデザインと性能はすばらしく、日本職人魂にふさわしい。最近はスゥエーデン製の高級玄関戸のガディリウスでも、この錠まいを使っている。

また「緑の家」の外構の特徴でもある丸石と四角いコンクリート版の組み合わせも家のデザインとマッチしている。これは最近玄関ポーチのタイル仕上げよりもモルタル仕上げが多いから。なぜかは、20年後にわかる。そう、モルタルも丸石もコケが付いたときの経年変化が良い素材だから。(長い目で見てくださいね)

明日はこの内部をご紹介。コンパクトながら、4層の2階建て。勿論その4層の重くなる床荷重は構造計算で折込済み。だから意外と壁が多い。構造計算なしのガラス張り家や計算しないロフト付住宅と安全性の「質」が全く違う。

ちなみに冬でも日差しがあると暖かすぎて半そでになる子供たちの家は、こちらのM邸である。

※・・・ご友人のI邸も本当に素敵な家で、外部階段がある超こだわりのお家。Iさんも奥様もMさんの奥様も本当に素敵で、特にお子様への愛情は見ていてこちらがほのぼのとなる。感謝!!


新潟 家 紹介 2階リビングの家。ようやくアップできます。

ここ2年くらいお手伝いした家の写真が、ホームページ上で紹介されていない。これは、本業の図面作成と工事監理が忙しくてできなかった。この度ようやく10件以上の写真を当HPのこのページに随時載せてご紹介します。

このN様はインターネットでオーブルデザインをご覧頂き、それがきっかけでお手伝いさせて頂きました。

奥様は魅力的な方で、なんと実施設計中にわかったのですが、ご主人の職場のお知り合いも当事務所で数年前にお手伝いさせて頂いた方でした。なんという偶然。ご縁とは不思議なものです。

写真は2階部分。ワンルームで40帖の中にリビング、キッチン、食品庫、何でもカウンター机が計画されました。というのは、なんと言っても砂丘の中腹に当たるので2階からの景色が最高に良いのです。これを生かして2階に生活空間を計画したのです。

バルコニーもこだわり、ダイニングと床を揃え、3枚引き戸にすることで連続性を高めました。バルコニー床は無論アイアンウッド。周囲の壁を高くして視線をカット。使えるバルコニーです。

40帖ワンルームは、64m2にもなります。これをこのまま造ると木造の構造安全性(通常は40m2を超える事はできない)が損なわれます。そこは構造が得意の設計事務所の腕の見せ所。階段を上手に使い各区画で構造を固めました。この構造だけで見ごたえのある空間ができました(写真中ほど)。自分でも気持ちの良い空間だなーと思います。

オーブルデザインはなぜか普通にネット検索では出てこないようで、いつも皆様からお叱りを受けます。どうしたら検索に簡単に引っかかるか、知っている方はお教しえ頂ければありがたいです。


新潟 木の家 8年目の木の無塗装外壁 自然素材はやっぱりそのままが良い

 

写真は、無塗装の木の外壁がどんな感じで色が変わるの?というお問い合わせがあったため、8年後のK邸へ行って撮った写真(下)。K邸は中水、太陽光発電は勿論、太陽光温水、石油素材を極力排除したエコロジー住宅。雨どいでさえステンレス製。上の写真は新築時の夏のショット。勿論ノーメンテナンス。普通、ハウスメーjカーはこういう比較は絶対しないよね。経年変化の味はないからね。

さすがにウエスタンレッドシダーの南京貼り。元より濃い色の素材だから8年でもまだ黄色みが残っている。この感じを汚いと思いますか?私は素敵な感じと思います。

これからもどんどんグレー色になっていくのでしょうね?

おや小さな煙突が増えてますね。これはアトリエに薪ストーブを設置したため。益々カーボンニュートラルなお住まいに・・・。なんと昨年は太陽光発電による売電と買電の年間差額が+6,000円と言う結果。月に換算すると電気代500円。特殊なケースとはいえすごいですね。

色がまだまばらなところもあるが、塗装した外壁が取れかかったような感じと違い、ナチュナル。

私がいつも申し上げている通り、木を外部に使うときは必ず屋根の下が基本(アイアンウッドを除く)。だからK邸も屋根のないバルコニーは、ガルバニュームのような朽ち難い金属類を使う。これも基本。8年たってもこの部分は変化なし。


新潟 「緑の家」の工事監理中に・・・。感動の朝。

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煌く朝です。

今朝工事監理を行っている、三条市下田地区に行ったとき、(同じ地域に当事務所もあるのであるが、)全く風景が違う。すべての木々の梢に白い針がついている。市街地では全くないのだけれど、数キロ東へ走るとそこは別世界。

息を呑む景色。雪で木に綿帽子がかぶる光景はよく目にするが、氷の小さな剣で木々が真っ白になるのは、この平野部ではとても珍しい。

2番目の写真はたぶんケヤキ。この枝の繊細さに、さらに繊細な氷の剣で煙がまとわりついたような・・・。電線が邪魔だったけれど、あまりに美しかったのでそのままパチリ。幻想的な光景。

下田地区は、昔から環境を大事にしている。その代表例が、下の側溝。普通はコンクリートで固めてしまうところなのに、いまだに自然石の堤防。コケがところどころ生え、流れるその水が透きおる。むかしから変わらない。これが街中を流れているのだからすごい。この水で取れた野菜の下洗いを行う大事な生活中水。だからこそ、下水道もいち早く設置され、この中水を汚さないようにしてる・・・と感じる。

Sdim3944 さて、今日の工事監理はこの寒さの中、擁壁のコンクリートの養生具合を確認。しっかり養生された擁壁は、周囲の水こそ凍りついているが、擁壁の接している水溜りは、凍っていない。一安心。表面をチェックして見ても問題ない。よし!これで地盤改良し、基礎工事に移れる。今年は今のところ雪が少なくて助かる(困っている人には申し訳ないが・・・)。

感謝!!


木造伝統工法は地震に強くない??強い?

赤字は2008.1.27に加筆

上の写真は、日系ホームビルダー2月号の記事の写真。

記事と写真によると、所謂補強金物とスジカイを使わない伝統工法の耐震性を公的団体が研究調査したということ。たんてきに結論から申し上げると、地震に対しては「普通」だった。(特別弱いわけでもない)

※・・・伝統工法とは、補強金物や布基礎など使用しない工法。最近ではほとんど建築されていない。今の木造は在来木造軸組みと呼ばれ区別される。しかし今でもお寺や神社、一部の民家として建築される。一般の木造の仕様規定に当てはまらないため、全て限界耐力計算などの難易度の高い構造計算が必要。ただ単に丸太梁等を使った在来軸組み工法の家とは全く違う工法。

この実験の伝統工法は、通し柱150mm(一般では120mm)、普通の柱120mm(一般では105mm)、筋かい代わりに、土壁(貫工法)の仕様となっている。写真でもわかるとおり伝統工法でも外観などプランのバランスは今の住宅と同じような総2階建てとなっており、偏心率は0.3(偏心とは建物重点と強度の中心のずれのこと)以下となっている。柱は基礎に緊結されておらず、石に穴をあけその中に土台、柱の一部をさしてある。

震度7の地震力を与えて壊れ具合を見ると、1階の柱が折れ傾き、法的には倒壊との判断。実験した団体によると、建築基準法で定められている土壁の壁倍率をおおむね満足しており、ほぼ予想通りとの事。

これより判断できることは、伝統工法だから特別な耐震性ではないということ。逆から見れば、柱が一般より多少太く、土壁という金額のかかる家(3割以上高い)であっても、耐震性は普通の家とかわらない。いかに今の在来工法が倹約(最小部材)してできているかということがわかる。工場でその多くを造るミサワホームなどは、その柱などの構造部材のが在来工法よりもっと小さいのでその最小断面の芸当は「芸術の域」に達している。

この実験棟の伝統工法は、一応構造がわかっている人がプランしているが、地方ではもっとバランスの悪い伝統工法と在来工法を2で割ったような家がある。そんなものの実験も必要かも知れない。どんな工法であれ、自由プランであれば最終的にはその設計者の構造思想で強さが決まるとも言える。

では、伝統工法のメリットとは何だろうか?それは金属やコンクリートに頼らない正真正銘の「エコ住宅」であるということ。建物のそのほとんどが、土と木、石でできている。まだ金属精錬加工技術やコンクリートが存在しなかった時代からある技術なので、当然と言えば当然。したがって解体時にはすぐに土になるすばらしい工法。そしてエコには必ず高コストがついてくる。コピー紙もリサイクルペーパーのほうが新紙より高いのと同じ。手間が掛かるのである。それが一番の問題・・・。

PS・・・伝統工法でも「暖房」するなら「高断熱高気密」は必要。これは12年間も当HPでご説明してきた。寒いところには、今の文化では「人は住めない=手放す」 と言うこと!建てた本人は我慢できるかも知れないが、その家を引き継いだ次の世代が同じように我慢できるとは限らない。だから高齢者が住んでいた「古民家」が売りに出され暖かく改造して建築されている現実がある。


新潟市 小新の 住宅(高断熱高気密自然素材)見学会にお越し頂き感謝します。

17日18日にお越し頂いた皆様には、感謝したします。特に建て主様のご友人様には大勢お越しいただきまして、改めてお礼申し上げます。

上の写真のとおり、日曜日もこんな晴天で行われました。熱反射ガラスに青空がびしっと写ってます。

さて見学会で次のことを学びました。

1.晴天で室内温度26度(相対湿度30%)近くになる急激な温度変化環境では、「性(しょう)」の悪い自然素材の無垢の木が悪さをする場合がある。お越し頂けた方に説明が難しい・・・。

2.緑の家は、耐震性、耐久性、メンテナンス性、快適性、触感、臭感、ローコストのバランスの良い仕様。従って、すべてに高次元である部分に特化していないことの説明の難しさ。

3.無塗装の床はやはり良い。

です。

1.はなかなか難しい課題です。「緑の家」では、造作材(窓枠、扉枠)に杉のKD材18%以下を使っております。KD材とは乾燥材という材料で、特に釜で人工乾燥させた材料のことです。ですが、中には乾燥しきれない部分があり、それがこの急激な温湿度変化で乾き、反ったりしてしまうものがあります。通常は1件で1本くらいですが、時には2から3本くらいあり、見学会中におこると修正ができなく苦労します。なるべく性のいい木を使ってほしいのですが、こればっかりは、材料を製材する場面にいないとわかりません。

3.はお越し頂いた方に伺ったのですが、その方は8年前に家を建てやはり無垢材の床にされたそうですが、表面に「柿渋」を塗ったそうです。それはそれで気に入っていらっしゃるのですが、やはり8年くらいでところどころ剥がれてきて、まだら模様になっているらしいです。柿渋は床に色をつけているので、剥がれるこのころが一番見苦しいころです。ヒノキの「無塗装床」では、その時期が1年未満にくることが多く(多くが水しみによるもの)、艶が出てくる2から3年後から安定します。どちらがお好みかでしょうか?やはりそのままが私は好きですが、茶色系を望まれるか方は、やはり着色が選択肢の一つでしょう。金額が高くてとも良いとおっしゃるかたは、こんな色付無垢床もあります。


再びNEDOの補助金復活!!そして明日から見学会!!

今年度最後の補助金が再び公募された。昨年12月に補助金で復活したものであるが、予想通りその応募が少なく(条件である性能表示の申請が業者から嫌がられる)予算が余ったので三度の公募となった。エコキュートの今年度補助金も終わり、太陽光発電の補助金は、通常21万のなか、このNEDOの補助金はその5倍(100万)は受けられる。

過去にも数回ご案内しているが、オーブルデザインの「緑の家」はほぼ標準仕様で、補助金100万以上を受けることが可能。さらに、この補助金の条件である、性能表示申請においては、耐震強度は避難施設並みの強度を国が認める「等級2」を、100年近く大規模補修なしを認める最高ランクの劣化等級3を認められる。 詳しくは当HPトップから上のマークアイコンをクリックして、条件をご覧ください。今回は施工期間が短いのでお急ぎを!!

明日の見学会はこの補助金を受ける住宅である。勿論、避難施設と同等の耐震強度がある性能評価の耐震等級2という性能。

普通このくらいの強度ともなると、窓が小さくなって、暗くなったりするのが多いが、そこはオーブルマジックで大変明るい。家中暖房も行っているので裸足で歩いても暖かい。明日は19時ぐらいまで行っているので、是非お立ち寄りを。m(_ _)m


除雪機を譲りました。

オーブルデザインが借りている駐車場は6台ほどあるが、2年前まで小型除雪機によって除雪していた。しかし数年前からとても体がついていかなくなった。エンジンで動く除雪機であるが、やはり転回や硬い雪の場合力が必要。雪かきの次の日に体が必ず痛くなる(朝一番に行うため、私がいつも除雪するのである)。同じ除雪機を使う義兄さんは私よりも3つも上であるのにぜんぜん平気みたいであるが、私はどうも腰がついていかない。そこでお隣の会社さんから地下水を分けて頂き、融雪することにした。となると除雪機が必要なくなるため、メンテナンスをして頂いているバイク店に引きとってもらおうとしたが、お金が1万程度かかるらしい。まだ動くのにお金を払って処分するのはもったいない。そこでオークションに出品した。その前に義兄さんにお譲りしようとお声がけしたが、2台もいらないというお返事。

昨日の夕方始まり価格10円でスタート。長引くものいやだったので即決価格5000円としたら、なんと1時間で即決した。確かに年数の割には調子がいいし、なんといっても可動品。落札してから他の類似オークションをみるとジャンク品は1万以下だけれども、可動品はどれも数万以上。まったく不思議であるが、町の販売店では1万払うし、オークションでは1万以上で売れてしまう。ネットがあると不用品でもごみになりにくいかも知れない。

ヤマハの除雪機さん。25年間本当にご苦労様でした。新しい土地山形県でもうひとがんばりです。


外壁が木の「緑の家」が着工①

ターシャ・デューダの家に憧れ、昨年から薦めてきた外壁に木を採用した「緑の家」が三条市で着工した。外壁が木の家は、「緑の家」が目指すお勧め外壁である中霧島壁と双頭になる素材。加えて建設地の地域性を加味した耐雪2mを確保。完成がとても楽しみである。また、同じ三条市で内部のインテリアがターシャ・デューダ風の家の着工も間近。こちらも楽しみである。

写真は拙宅の外壁と玄関戸部分。同じ時期にリフォームで新調したが、ご覧の通り外壁は、グレーになって来ているが、玄関戸はリボスオイルふき取りを2回したのでまだ新品の色を残している。これだけで見ると、オイルふき取りがよさそうに見える。がしかし、近くで見ると、玄関戸のほうはところどころグレーのまだらがありなんとなく表面もやわらかさがない。これを見て家族は、「やっぱりオイルをふき取りしなければ良かった。無塗装の木の感じのほうが良い!!」と言う。確かに私もそう思うのである。ではなぜオイルを塗ったかと言うと、玄関戸は可動する部分。一方外壁は固定部分。可動する部分は、自然素材の特徴である木の伸び縮みがあると、可動に支障きたしてしまう。そこでこの厚さ60mmもある木の戸(スェエーデン製)は、ある工夫がしてある。それは表面が無垢の木が貼ってあるが、中は断熱材があり1mm程度のアルミ板が2枚入っている。表面の木の厚さは数ミリしかないので、劣化をなるべく防止したい。この薄い木を長持ちさせるため、質感と見た目より耐劣化を選んだ。

更に玄関戸こだわりは、玄関戸のガラスがトーメイであること。日本の住宅玄関戸に使われるガラスは99%不透明。しかし思い出してほしい。数十年前、木の外壁が主流だったころの家の玄関戸は、トーメイだった。一部下のほうは曇りガラスのところもあったが、多くはトーメイガラスだった。そういえば米国のドラマに出てくる普通の一戸建て住宅の玄関戸(内開きが多い)はほとんどがトーメイガラス。鍵を開ける前に相手の顔が見えるというもの(だからついつい、バルコニーの戸と勘違いして見ている)。このわけは、米国の普通の一戸建て住宅の多くが、建物の前に庭がある。その綺麗な庭も見えるという事を優先しているのであろう。前庭があると言うことは逆に道路からは距離があるのでトーメイでも問題ない。米国でも集合住宅ではガラスすらなく、完全に防犯性にウエイトをおいている。日本でも集合住宅は防犯性が大事。勿論、玄関戸の外は、廊下だけだから「見える」必要性がない。そう考えるとせっかく綺麗なアプローチがあるなら、玄関戸はトーメイが良いのではとなる。特に小さな敷地ほどせっかくのアプローチを緑で飾り活かすなら玄関戸のガラスは、トーメイがお勧め。特に南向き敷地に建つ家は、南側にお庭が配置されるので、そのお庭を楽しむことができる。この考えが極端になると、南のバルコニーサッシが玄関をかねる家になる。無論、ガラスが大きくトーメイであれば、玄関内も明るい。気をつけることは、ガラスが大きい場合は、強化ガラスか防犯ガラスがよい。

写真の玄関戸のガラスを見てもらうとわかるとおり、ガラスに景色が反射して、中が見えない。そうこのガラスは3層になっており、第一層目が強化ガラス、二、三層目が金属膜コーティング複層ガラス(所謂ハーフミラー)であるので、昼間はそのままでも中が見えにくい。夜は見えるのでカーテンか、プランに工夫が必要。既にこの扉で5棟の実績があり評判は良い。


太陽発電、CO2を38%削減するローコストなエコ住宅の完成見学会

2階にある造り付けの手洗いです。配管まで綺麗にデザインされたかのようです。これでもローコストなのですよ。ボール本体は1万弱。水栓は1.5万、配管類など2.5万、カウンター1万です。つま先が入るスリットもあり、よく機能を考えてます。

本題ですが、小新S邸が完成したので見学会を行います。日時場所はこちらです。

Sさんは、小さなお子様が2人いらっしゃいます。そのお子様に自然エネルギーやエコの大切さを実践したい。そのためにも「太陽光発電」は是非設置したい!!との強いご希望で、予算オーバーにもかかわらず、別予算を組んで設置した、とても高い志の建て主さんです。当事務所も少しでも役にたてればと思い補助金を探し、NEDOの補助金が運よく当てはまりました。さて補助金には規定があり、申請の条件が家の性能表示申請が義務でしたので、無論申請しました。ただ申請するのは簡単ですが、やはりそこは設計事務所。耐震性や耐久性にこだわりました。

当事務悪所の「緑の家」は、ほぼ標準仕様で耐震等級2、劣化対策等級3(最高ランク)です。耐震等級2とは、災害時避難施設となる学校や病院と同じ耐震強度があります。耐震等級の最低ランクの等級1とは大きな差があります。また劣化対策等級3とは、90年間大規模な修繕が必要ない高耐久住宅です。また次世代断熱基準より1.25倍優れた断熱性能、維持管理しやすさも最高ランクと、ローコストで基本性能は最高を取得してます。どうぞお越しください。土曜日は19時までお待ちしております。


新潟、海、家、冬、自然

今日は久しぶりに穏やかな海。朝の空は西の空が光り輝いている。地元の人が家を造るとき、西である海にはなるべく窓を設けないらしいが、拙宅や、他の地域から移り住んできた人は、やっぱり西にも窓を大きくとる。(夏の西日対策は、浜茶屋のようなすだれが海に似合う。)このような景観を毎日感謝してみるため。

海の近くに住んでいると、冬の海も素晴らしいということを教えてくれる。写真2枚目と3枚目は昨年のショット。テレビではよく目にする「波の花」。風に乗って国道まで舞ってきて、まるで桜吹雪のようになる。


新潟、海、家、冬、自然 お正月、瓦屋根など色々

26日の年末から今日まで、寺泊ではずっと風が強いまま。平均風速7m/s以上だろうか?この土地に18年近く住んでいるので慣れてはいるが、外に出れないのはつらい。風の轟きは止むこともなく、ちょっと近年では珍しいくらい強い風が続いている。しかしこのくらいの風であると、1km内地に入るだけで風がなくなる。寺泊の海岸部は東に山(丘)が連なり、この丘を越えると風が急に弱くなる。さらに10Km内地にはいると(旧分水町)そよかぜ程度になる。こんな強い風でも家の中は全く快適。裸足で家中過ごせる。自宅が高気密高断熱でなかったらとってもここには住めない。


年末の町内配布物として写真のパンフが配られた。耐震診断と耐震補強の薦めである。それを見ると昭和56年以前の家は、耐震性が低い可能性が高い。だから耐震診断を受けてほしいとのこと。補助が7万程度出るので、診断費用は1万で済む。確かに昭和56年以前は、筋かいの端部補強金物さえまともに入っていない家が多い。速やかな耐震補強は是非とも行ってほしい。正月に家族が集まるので、効果的なタイミングでの配布である。しかし誤解させるような書き方もパンフレットにある。そのひとつに和瓦の家が危険のように書かれているが、和瓦の家だから危険であるということにはならない。和瓦の家が注意する点は2つあり、ひとつは瓦の落下である。もうひとつは瓦の重さで家にかかる地震力が大きくなり、家や人に損傷を与えることである。しかしいずれも適切な設計と施工で全く問題ではなくなる。重い瓦がだめであれば、それより数倍重い積雪はどうかんがえるのだろう。屋根に雪があるときに、地震が来ないという保証はない。和瓦は耐久性が60年以上あり、加えてその材料がほとんど土であるというすぐれた建築材料である。間違った印象を与える書き方には注意が必要である。

皆さんは、ご自分の家の耐雪の量を設計者から聞いたことがあるだろうか?雪の重みは瓦の数倍になる。当事務所ではここ数年で耐雪住宅を5棟計画した。うち2棟は2.5mまでの雪に耐えられる。耐地震力は、建築基準法の1.25倍以上で計画したので、瓦が4層以上に重ねて積まれても全く問題ないくらいの耐震性をほこる。今後雪下ろしの可能性がある地方の家は、このような住宅がよいとと思う。


新潟市で完成見学会 1月17日、18日 (高気密 高断熱 高耐震 高耐久)

前続きで写真は、80年以上前の鉄で造られた水門のアップです。機械的な楽しいデザインがお気に入りで、実際の物を見た時は、その美しさに震えました。本当の色はオレンジ色で非常に深く派手です。このデザインが気に入って、濃い色黒に変換してノートパソコンの壁紙として使ってます。

さて、完成見学会を1月17日18日と行います。場所は新潟市小新で黒崎ICから車で5分くらいのところです。後日HP上でご案内します。
特徴は、建て主さんのたっての希望で太陽光発電を3KW屋根に設置していることと、住宅性能表示の設計建設評価住宅です。無論その耐震等級は2という数百年に一回の大地震の1.25倍の力でも倒壊、修繕不可能な被害が起きない性能ということを、法律によって認められた家です。簡単にいうと地震の際の避難所となる体育館、公共の施設と同じくらいの丈夫な建物性能ということです。○×工法だから地震に強いとか、壁倍率3.5だから強いとかいう、ほとんど偽りのような広告の家とは違います。壁がいくら強くても、建物全体のバランスや強度がなかったら意味はありませんから・・・。特に注文住宅では一個一個プランが違いますから、それぞれ耐震強度が違うことは当たり前です。また劣化等級も最高ランクを取得。これらを通常の「緑の家」の標準仕様で満足するのですからいかに優れているかおわかり頂けると思います。


職人魂のデザイン


この橋のデザインはたのしい。それはだだ機能だけのデザインではなく、遊び心も持ち合わせているため。詳しく調べてはいないが、築造年は70年前以上と思われれる。機能だけでデザインすれば、現在造られる橋の多くがそうであるように、すっきりとシンプルの機能と効率を最優先した橋となる。それはそれで美しいが、この写真のように遊び心をもった昔の職人気質の技術者(設計者)がつくると、シンメトリーをわざと崩すようなデザインや部材の使い方になる。橋の上部をつなぐ梁部分のデザインがそれぞれ違う。そしてアーチ部分も微妙に変形している。無駄な部材はないのだけれど、必要な部材でデザインすることを楽しんでいる。こういう職人魂は私も見習いたいし、心がけている。楽しいということは心が軽くなる。機能美が美しい古い木造建築でさえも実は遊びが顕著に現れるところがある。それは「建具」と言われる扉(雨戸、障子、ふすま)。必要な部材だけで楽しく、時には凛として造られている。その細い木が一本がないと建具が成り立たないそんな必要な部材で造られるから、昨今のような「うわべ」だけを繕った安易なデザインとは違う。そこにとても魅力を感じる。

PS

少しこの橋を調べてみたら、やっぱり異色橋梁設計者「増田淳」という技術者だった。通常は政府が設計する橋梁を個人事務所で委託設計をしていたという紹介があった。なるほど。


暖房器具が必要ない生活。という、うらやましいご質問。

今日、この夏に家が完成した建て主さんからエアコンの使い方のお問い合わせがあった。その中で「今の季節でも晴れると暖かすぎて2階では半袖です。」との事。本当にうらやましいですね。このお宅は2階にリビングダイニングがある逆転プランの家。だから2階の南には大きな窓があり、そこから冬至の低い高度の太陽でもきっちり暖かさが入り込む。これが1階リビングだったらこうは行かない。今の太陽高度は30度弱。単純計算でも南隣地と11mぐらい離れていなければ、1階には光は入らない。だから市街地ではほとんど難しい。しかし2階リビングであると、この距離が半分になる。5m南側隣地離れていれば太陽光が入る。太陽光が入れば、そこは高断熱の家。暖房OFFでも室温はどんどん上がり24度を簡単に超えてしまう。これは2階がリビングだから価値がある。昼間使わない寝室ではカーテンが閉められ、こううまくは行かない。そもそも昼間いないのでせっかくあったかいのに活用できない。このお宅では夏、風が通り庇もあるのでほとんどエアコンなしですごしたとの事。もし2階リビングをお考えなら、明るさだけではなく、冬晴れれば昼間暖房器具が要らない生活ができる。2階リビングでなくとも吹き抜け窓をうまく活用すれば、同じように暖房が必要ない冬の時が過ごせる。すごいです!!


高断熱高気密住宅の湿度 本当に湿度が低いか?

高断熱高気密住宅は過乾燥になりやすいと言われる。その通りであり、時には間違っている。

上のグラフは、高断熱高気密住宅の湿度の日中変化と、同じ日の事務所内の湿度変化を測定したもの。

すると事務所のほうが湿度40%前後に対して、住宅のほうは、湿度、高断熱高気密住宅の湿度は50%前後になっている。これは当たり前の結果がである。住宅は高断熱高気密のため、換気量がしっかりと調整されている。換気量がある一定に調整されれば、そこは「気密住宅=防湿層がしっかりある」ので湿気の壁内流失や天井から流失も非常に少ない。一方事務所は中気密低断熱のオフィス(当事務所)。換気もいい加減で防湿層もない。すると部屋の空気はどんどん室外の絶対湿度の低い空気に近づく。だから住宅より乾燥する。勿論水蒸気発生源が住宅のほうが多いことも主要因。水蒸気発生源のトップは人。続いて洗濯物、炊事、風呂等。事務所ではこれらの水蒸気発生源のうち、人が主となるためたとえ高気密高断熱構造でも乾燥しやすい。だから高断熱高気密住宅より事務所のほうが圧倒的に乾燥感があるはずであるが、事務所ではいつも発汗が促される仕事が多いので ( ̄Д ̄;; 感じにくいかも知れない。

さて、ではどうして高断熱高気密住宅の湿度 は低いと言われるのだろう。(但し、赤ちゃんを始め、高齢者、病気療養中の方は、湿度60%位が体にやさしいと言われているので湿度50%でも注意が必要)

1.住宅では湿度計を良く見る機会が多い。(湿度計表示がいい加減)

2.家の大きさが住人に対し大きい。

3.すぐ洗濯物が乾くことを見て、心理的に思い込む。

4.発汗作用の低い時間が多い(就寝、休養時など)ので乾燥感を感じる。

ではないかとおもう。特に2の「家の大きさが住人に対し大きい。」は大きい理由。それは7年ほど前に始まったシックハウス法により、家の換気が義務付けられほとんどの場合換気回数(住宅内の容積に対し時間当たり何回空気が変わるか)が0.5回以上と定められたたため。私みたいに高断熱高気密住宅を20年作っていると、家の大きさが住人に対し大きいときの冬は、換気回数が0.30くらいあればよしと判断できる。この判断は、寝室にある給気量で決める。一人当たり一時間に25m3の空気が必要。すると4人家族で100m3となる。家の大きさが40坪であれば、家の容積は約360m3。この360m3の1/3は120m3となりほぼ一致する。ただし、当事務所ののような換気システムでないとだめ。当事務所は必ず寝室に強制給気扇を設置しているから。穴が開いているだけの給気口では、安定して空気を必要量供給できない。またセントラル換気のように家中で給気量を平均的に確保するタイプも厳しい。なぜか?はまた次の機会に。


見学会にお越しいただいてありがとうございます。

昨日一昨日と新潟市粟山で完成見学会を行いました。新聞広告チラシ1万9千枚と当Webのそう多くないご案内でしたが、土曜日はご近所さん、同業他社さんを含め約60人様、日曜日は約20人様も悪天候の中、お越しいただき感謝しております。また完成会場を快くお貸し頂いた建て主様はじめ、施工会社さんには本当にありがとうございました。
事務所開設からはや10年以上たちましたが、「緑の家」のコンセプトはほとんど変化しておりません。これはとても事務所の自慢なのです。がしかし、10年前は「緑の家」の仕様は非常にインパクトがあり、同じチラシを入れさせて頂いても、来場者さまは今の倍近くいつもいらっしゃっておりました。ところが昨今は自然素材ブームや高気密高断熱が当たり前、また奇抜なデザインの住宅会社もあって、ご来場される方は昔ほどそう多くありません。少ないことが逆に濃くしっかりとした説明ができることで、貴重な時間を割いてお越しいただいた皆様に還元できることがよい良いと思っております。自然素材ブームでも間違った木の使い方や、構造を無視した奇抜なデザイン、耐久性を無視した外部への木の露出は、再び自然素材を封印する方向になる危機感を覚えます。だからこそ・・・
これからも無塗装の木の良さや、構造計算の大切さ、高基礎がもたらす様々な恩恵奇抜でない美しい外観を建て主様に広くお伝えしたいと改めて決意しました。長く愛せる良い家をローコストでご提供できるようにこれからも精進して参りたいとおもいます。

PS
最近は玄関にタイルを貼ることがとても少なくなりました。というのは、どんなにきれいなタイルを貼っても、日本のような雨の多い気候は、10年以上経過すると「藻」が生え緑色になります。その時に感じがよいのは自然石やざっくりしたレンガ、モルタルのような無機質素材と感じたからです。
次回の見学会は1月中旬ごろ、新潟市の小新で行います。ぜひご参加いただければと思ってます。


NEDOの補助金 20年度2回目公募募集に申し込みました。

まず最初に、今週末完成見学会を新潟市で行うので是非足をお運びください。詳しくはここです。

NEDOの補助金は金額が非常に大きい。実質今日が締め切りになるが、本日ヤマト宅配便午前中着便で申し込んだ。予定補助金額は100万/件を超える。今まで行われた太陽光発電パネルの補助金でさえも通常30万がMAXなのに、それに比べNEDOの補助金は3倍以上にもなる。だから申し込みが多いかと思うと確かに今年は多かったが、申し込み絶対数は少ない。新潟県ではほとんどが大手ハウスメーカーとなる。

なぜか?それは補助金の申請が「設計的」にとても難しい。まず新築の補助金の絶対条件が住宅設計性能表示取得だからである。この取得で温熱環境の等級4(所謂、次世代断熱基準)は、高気密高断熱の技術者なら比較的簡単。問題は住宅設計性能表示申請はすべての10項目の申請が必要であるため、他の性能もあからさまになってしまうからいやがられる。しかしこの言い分はユーザーを無視している。この住宅設計性能表示の法律の趣旨は、ユーザー(建て主)に家の性能を客観的にオープン評価にしようといいうものであるからだ。つまり各業者の表示はいい加減と言うこと。

たとえば耐震性と言う項目があるが、地震に強い家と言ったら、性能表示の等級2、3だろう。等級1は、建築基準法のぎりぎりレベル。つまり最低限の耐震性でこれ以下はない。だから「うちは地震に強い家です。」と言って営業して取得できた耐震性の表示が等級1だったらほとんど「詐欺」である。これ以下はない基準しか取得できないで地震に強い家はないから。通常等級1も計算していない自由設計と言っている建設会社は、この性能表示を申請することを嫌うのである(口では何とでも言えると言うこと)。また自由設計(注文住宅)は、基本設計の段階から耐震性をチェックしなければ等級2、3は取得しにくい。営業職がプランを行う会社は、チェックできないのでこれも嫌われる原因である。しかし、すべて建て主側から見ればまったくおかしい理由となる。

「緑の家」の耐震基準は「等級2」である。等級2とは、大きな地震がきたときに避難する公共の体育館や学校、市役所などの建築設計基準と同じ。自分の家より体育館が安心というのは、住宅設計者として恥ずかしいこと。自分の家が避難所とおなじくらい安心という家が私のポリシー。


新潟での高気密高断熱の冬の温度、湿度 その2

早速測定しました。

まず最初に行ったのが、新潟の冬の空気は乾いていることの証明。

グラフは昨日の夕方雨が降り始めてからの、外の湿度と事務所内の湿度を比べたもの。

相対湿度と言われる天気予報で紹介される屋外湿度は、夕方からどんどん上がり60%から明け方には95%になった。一方事務所内は、45%くらいで安定。これを見ると「やっぱり新潟の冬は湿っぽい」と言われそうだが、黄色の線と茶色の線があらわす絶対湿度(空気中の湿気の重量)はいつも事務所内が多い。特に人が働いている夕方は多く、人がいなくなる明け方には外部の絶対湿度に近づく。このように空気中の湿気は、雨が降っていても外の方がないのだ。新潟の冬の空気も外のほうが室内より乾いているのだ。

この乾いている空気が室内に入ると(所謂換気)もっと乾き、相対湿度が40%くらいで安定することになる。換気が多すぎたり、低気密の建物であると、壁を通して室内から室外に湿気が逃げ相対湿度が下がり、乾燥感を感じるのである。


新潟での高気密高断熱の冬の温度、湿度

今までは空気の温度と湿度を測ることはそう簡単ではなかった。温度はともかく湿度がなかなか正確に測れない。また、長期データを録ろうとすると計器が4万/台等、「高価」だったりしていた。今までオーブルデザインでは、新潟大学の自然科学研究科に測定して頂いたり、研究室の測定データを使わせて頂いたりした。ところが最近は安価(2万/台)にある程度の精度で測定できる機器が多くなったので2台購入した。写真の機器が30分最長半年間は連続測定可能な機器であり、10秒間隔でも5日も測れる。露点温度が表示できグラフも簡単に表示できエクセルへの取り込みも簡単である。写真のグラフは、10秒間隔で取り込んだデータ。瞬間的に数値が高くなるのは、手で持ったときのデータ部分のため。非常に敏感な機器でありながら、屋外使用可。これで同時に屋内外のデータを抽出可能。色々と楽しみな使い方ができるし、科学的解析も多少できる 。

大きさの比較をするためSDメモリーを置いてみた。グラフは事務所内の温湿度。低気密低断熱建物であるが、湿度は40%以上をキープ。(低気密ほど乾燥するので普通の事務所では湿度30%台となる)


過去の掲示板の内容 その他色々

HP更新ののため、同じフォルダーに入っている過去掲示板をよみ返した。すると・・・何年経っても「ぶれ」ていない書込みがされており感心した(自画自賛)。2002年の集成材の話や、ファンヒーター廃止運動などなど・・・。今でももっともだと言う話。

家は他の家電製品や車などの最先端科学搭載の機器と同じように変化するものではない。時代に左右されない構造や性能が求められる。設備は入れ替え可能だから最先端でも問題ないが、基礎や柱、暖かさの性能などは50年(暖かさは30年)以上現役でいなければならない。だから毎年チラシを見るたびに変わるメーカーや建築会社の家には抵抗がある。・・・そういうおもいで「緑の家」は造られている。だから10年前に建てた家と今建てている家に違いはなく、今でも感じが良い「緑の家」だ。

8年前の緑の家の内部。今と変わりなくヒノキの無塗装の床


見学会を行います。

12月13日(土)と14日(日)の二日間、新潟市東区にて完成見学会を行います。詳しい内容は、HPの完成見学会でご案内いたします。

写真はまだ施工中で、玄関戸の梱包ボール紙もくっついたままのものですが、シンプルで端正なイメージが伝わると思います。右手にあるケヤキの幹がこの家のイメージアップに大きく貢献してます。右の屋根が低いのは、隣の北側になる保育園に光を落とすためです。あとはシンボルツリーで完成。

敷地いっぱいに建てているのにこの開放感は、周囲の環境をうまく取り込み、室内天井高が3m近くあるからと思います。更に通常は床から使う掃き出し窓を、普通の家の天井高さとなる2400mm付近から設置することで、明るさと安心感を両立させております。ローコストながら工夫いっぱいの家 I邸です。設計事務所だからできる計画。ぜひ足をお運びください。

又随時写真をアップします。


NEDOの補助金復活!! 20年度2回目公募募集

20年度NEDOの補助金復活!!再びお申し込みを!!

今年の春に第一回目の補助金申請が、その応募件数が一年分のさらに1.5倍もあったため、すぐに打ち切りとなってしまった。ところが地球温暖化防止策の一環として個人が利用できる補助金の意義は大きいらしく、この秋補正予算がつく(はず)。このため第二回目の公募が可能になった。多くの補助金をもらうためには、高い性能(高気密高断熱)の住宅を造る必要があるが、当事務所の「緑の家」の仕様では、ほとんどが標準でOK(基礎はべた基礎のとき)となる。詳しくは当HPのここへ。

蛇足であるが・・・

この補助金は住宅の性能表示制度に合わせて申し込む必要がある。この性能表示制度は、今回の断熱気密性ばかりではなく、耐震性や耐久性といった最も重要な性能についても、客観的に評価してくれる。よくチラシに「当社工法は耐震性が高いよ」と言っても、実は偽り(自分の勝手な評価)で、実際は低い耐震性が明らかになる。よって多くの施工会社は勧めたがらない。この性能表示で目指す耐震性の等級は2以上が基本。等級1は最低限度の耐震性があると言う評価になるので「高い耐震性」は偽りになると考えるから。


設計・工事監理を受託時、「重要事項」の標準雛形発表

住宅や建物を作る場合、必ずその設計が必要になり、通常は自分以外の人や団体にお願いすることになる。これは昔ながらに大工さんに直接発注しても同様である。実はこれは住宅などの小建物向けの法律である。中規模以上の建物は、この法律以前にしっかりとした約款がある書式の契約書で契約(説明)している。住宅などの設計と施工一式請負に、このような説明が一切されなかったので、義務化したのである。 と思っている。

住宅における設計や工事監理の責任が一般の人にはあいまいでわかりにくいため、このたび11月28日から土地などの不動産取引と同様に「重要事項」の説明が契約前に説明することを義務付けられた。つまりこの住宅は誰が設計をして誰が工事監理をするか?その金額と期間はいくらか?報告はどのようにするのか?という当たり前のことが今までなされていなかったので、法律で義務化しようというもの。よく誤解するのは、家は○×ホームに頼んだので、設計者は○×ホームという団体だと思われがちであるが、それは正しくもあり間違いでもある。法律ではあくまでも設計者及び工事監理者は個人名が記載される。したがってそのもの個人の責任と設計を受けた法人(団体)の責任と分かれることなる。複雑な法律解釈は専門家サイトをご覧頂くとして、姉歯耐震偽装のときある程度認知されたと思う。

新しい書式詳細はここにあるのでご興味がある方はどうぞ。内容は今まで当事務所が使っていた契約書の中身とまったく変わらない。(リンク先は当事務所の平成10年の契約書)いかに当たり前のことが住宅業界では省かれてきたかがわかる。ただし記載例にあるとおり「逃げ」がある。「・・・・本説明内容は最終的な契約内容とは必ずしも同一になるとは限りません」と・・・。不動産と違って可変性のある人間の行為だから仕方がないが、これを悪用する人もいるだろう。


地震対策はトイレ対策

今日のMSNで報じられていたが、都市型地震ではトイレ不足がもっとも深刻な問題となる。これは近年2度の地震と水害にあった新潟県人の経験上もっともの話である。当事務所は中越地震後に、タンクレストイレ(タンクがなく、水道と直結している流行のトイレ)を積極的に勧めることは止め、タンク付のトイレを最初に勧めている。タンク付なら断水状態でも、配給水、雨水、井戸水、風呂の残り湯をバケツで汲んでタンクに入れれば普通に使える。しかしタンクレスの場合は、便器に直接水を流し込むため、汚物が散乱して何回か流さないと綺麗にならない。この違いは大きい。電気は比較的短時間で復旧するが、水道は復旧まで概ね電気の数倍の日数が掛かった。ガスはなくても何とかなる。つまりお風呂は2から3日我慢しても平気であるが、トイレは1日でも我慢できない。水害や地震後は食料も最初に届く品物であり、飲み水、食料もそう困らなかった。困ったのは、トイレ(と寒さ)に尽きる。

さて、都市で地震が起きたら、85万人が「トイレ難民」となると記事にある。中越地震のときもそうであったが、地震のひどい地域から数キロ離れただけで普通に生活できる地域が必ずあり、その差に驚いた。たぶん首都地震も同じと思うため、まずは都心や被害の大きいところからすぐに移動し、郊外に行くことがよい。そのため災害後は、的確な情報処理をを行政が行い、人を移動させられる自衛隊トラックや、民間トラックを自由に使えるシステム構築のほうが、介護用オムツを常備するより良いと考える。本当に数キロはなれるだけで、すべて普通どおり生活できるので、ある程度震災部の受け入れが整ったときに、事後処理をはじめることが精神衛生上もよいと思う。


確認申請時の図面があれば無料で耐震性のチェックします。

今日、増築申請建物(既存の家に付け足すこと)の確認申請を審査機関に提出した。すると妙な電話が審査機関から掛かってきた。

既存(3年前に新築した部分の建物の、耐震性のチェックしました。と一筆ほしい。」

当事務所返答

「では新築する部分のところにも耐震性のチェックをしましたと書き入れるのですか?」

審査機関返答

「いりません。」

当事務所返答

「どうしていらないのですか?」

審査機関

「あたらしい建物だからしっかりと壁量計算※してあるでしょう。(数年前の建物の壁量計算はしていないでしょう?)」

当事務所返答

「絶句・・・・」

心の中で「だって法律では壁量計算を数十年前からやるように決まっている。数年前にやりなさいと決まった法律じゃないはず」

たった数年前の建物の壁量計算が怪しいと言っているのだ。このように審査機関が、数年前の建物は壁量計算(耐震性)が怪しいと認めている。となるとまだ数年しかたっていない現在建っているのほとんどの建物が・・・。なんと恐ろしいこと。

もし平成13年以降引き渡された住んでおり、壁量計算書がお手元になければ、当時設計者に申請し、壁量計算書をもらう権利はある。それがなければ安全性の裏づけはないから。そしてもし壁量が足りなければ、所謂「耐震偽装建物」であるため、無料で直す義務が設計者に生じる。是非チェックをお勧めしたい。法律で定められた保証期間の10年を過ぎれば請求は難しい。今がチャンスだ。ちなみに10年を超えても、耐震性の著しい瑕疵は民法上の不法行為となるという前例がある。心配な方は、当事務所に確認申請図面をもって来ていただければ、無料で簡易チェックします。巷にある木耐協のいい加減な耐震診断よりしっかりとしてます。  (ちなみに13年以降の建物としたのは、すべての家が原則10年無条件に保証される住宅になった施行年のため。)

※壁量計算書とは・・・

数十年前から法律で設計者が木造建物の安全性を確かめる義務が決められている。建物審査機関は、建築士が設計した建物であればこのチェックをしなくてもよい。それをいいことに、この20年間壁量計算をしない木造住宅が数多く建築された。壁量計算の実務は2時間もあれば十分可能な業務である。営業マンがプランしたり、設計施工の一体契約の場合、壁量チェックすると契約後に、耐震性が悪く建たなくなる家もあるので、設計者は見てみぬふりで行ってきた。特に注意が必要な建物は、ロフト付や、南側に大きな開口部のある建物。そして片流れと言われるとんがり建物。このとんがり建物は、風圧力が地震力を上回ることがあるので、要注意。


掲示板(過去版)復活です。

過去8年くらいの掲示板が突然閉鎖され見えなくなり皆様には大変ご迷惑をおかけしました。ようやく過去分データだけは復活させました。過去8年の歴史は重要で、いかに「緑の家」の仕様がずっーと同じで、変化の必要がなかったかがわかります。たぶん数多くある設計事務所、施工会社の中でも、7年分手を加えることなく保存、閲覧できるものは、当社ぐらいではないでしょうか(手前味噌です)?今後も今までと同じ仕様、そして断熱気密強化タイプをご提案してまいります。

今後再び新規掲示板をするかどうかは、検討中ですが、コメントできる本ブログがあるのでたぶん立ち上げしない方向です。(ただブログでは皆様からの画像が貼る事ができないので、どうしょうかなと思っております。)

過去掲示板へは、このブログの左にある掲示板へにリンクを貼りました。

また直接入力ではhttp://arbre.green.coocan.jp/?m=listtop&p=1です。

これからもよろしくお願いいたします。   ブログ管理者 浅間英樹


設計・工事監理を受託時、「重要事項」の説明が義務付け

この写真にある手紙が最近届いた。差出人は国交省。

一般的には述べ床100m2(30坪)以上の家を造るときに建て主さんは、建築士へ工事監理や設計を依頼する決まりになっている。今年の11月28日からこの依頼時に「重要事項」の説明を受けれることに改定された。ようやくかと感じる。その重要事項の項目はまだ明らかになっていないが、考えられるに、

1.設計者の氏名と資格

2.工事監理者の氏名と資格

3.設計の費用、支払い時期と図面の種類

4.工事監理の費用、支払い時期とその内容(どんなことを誰がいつするか)

5.設計期間と工事監理期間

という一般的に当たり前のことであると思われる。(無論当事務所はいつも行っていること。)

家を造ると同じくらいに大金を使う行為に土地を買うときがある。土地を民間の不動産屋さんから購入するときは、宅地取引主任の免許を持った人が「重要事項説明書」が読み上げ、説明する決まりになっている。この重要事項説明書の説明が義務付けられる以前は、宅地と思って購入したのに、実際は家が作る事のできない法律規制があったり、道路やライフライン引き込みがあいまいで口約束であったりして、著しく素人である購入者が不利益を被った事がきっかけである。今やこの「重要事項説明書」無しには何もできなくらい重要な書類である。

さて冒頭の重要事項を説明しなかったり、虚偽があれば、契約解除は当たり前(だと思う)で、建築士事務所には1ヶ月から3ヶ月の業務停止という罰則がある。今までなぜなかったかとお思われるだろうが、実は今もこの3から5は書面にて説明しなければならないという法律があった。今までは事務所開設者が説明しなければならなかったが、これが管理建築士に変わっただけ(←その程度)。大きい会社は、事務所開設者は会社の代表取締役がほとんど。管理建築士は別に社員がなる(設計部長など)ことが多い。

建て主にとってよい法律ができても守られる仕組みがなければただの絵に描いたもち。姉歯偽装の事件時点でもこの法律は存在していたのに、なぜ開設者が管理建築士に代わっただけでよくなるのかがどうも私の頭ではわからない。w(゚o゚)w

いまでも多くの建て主さんが、自分の家の工事監理者に会ったことがない事実をどう受け止めるのか?


暖房開始!!去年より4日早いぞ。

今日の寺泊の朝の気温は14度。とうとう我慢できずに暖房ON。ブログの記録によると去年は10月1日に暖房ONなので4日早い。そういえば去年も外気温 14度のときに暖房したということが書かれている。つまり来年も14度くらいで暖房ONとなるのだろう。リビングは暖房なしでも22度くらいあるのだが、 1階のトイレや玄関は20度前後。5日前まで冷房するくらい暑かったのにこの差が「20度」をより寒く感じさせるのだろう。冬の20度は温かく感じるのに人間の感覚は不思議である。

灯油の請求書がきた。なんとリッターあたり124円!w(゚o゚)w   ┐(´д`)┌
去年よりさらに上がりさらにびっくり!!拙宅ではお湯は石油給湯器で造る。これは18年前、石油給湯が一番安価であったため。寺泊のガスは都市ガスは来ていないのでプロパン。当時はプロパンが一番高かったが、今でだとプロパンのほうが安い。さて、給湯機もそろそろ寿命であると思うが、なににするか?もちろんエコキュートが一番ランニングコストは安価だろうが、・・・なにしろここは、海の真ん前。エアコンの室外機は7~8年もたない。さびて外箱が崩壊する地域。85万も設置費がかかるエコキュートで、7~8年(普通の地域は15年以上は大丈夫だろうが)だと、1か月1万が償却費となる。これでは・・・大変つらい。石油給湯器やガス給湯器は室内設置できるのでやはり15年以上は大丈夫。ガス給湯器は設置費用は20万あれば大丈夫。すると月1千円が償却費。その差は9千円。どんなに使っても平均9千円を給湯に使うことはないと思う。するとガス給湯器が良いかな?(^-^;

ここから先は9月30日に追記

灯油価格 124円/L・・・61W/円(1L・・・8900Kcalとして *効率0.75)

プロパンガス 550円/m3・・・37W/円(1m3・・・・24000Kcal として *効率0.75)

エネルギーあたり灯油が安い。さて石油給湯器の価格も20万弱。

ということはやはり現在も石油給湯器ですね。プロパンガスは競争市場ではなので高値安定傾向があります。


太陽光発電パネル設置とペイ期間について。

ここ数年、大手ハウスメーカーの営業攻勢によって太陽光発電パネルの認知度が大変高まったが、「光熱費ゼロ」などと大々的に広告するので大きな誤解も生まれた。光熱費がゼロとなるのは、25年以上経ってから。25年間は、光熱費をまとめて新築時に払っていると考えたほうが正しい。それは・・・

太陽光発電パネルの設置費は1kwあたり70万位。標準的な3kw設置だとおおよそ210万円の設置費用となる。これを回収出来るのは、25年から30年となる。それは・・・

新潟県での太陽光パネル3kwの発電された電力を現在の買取金額にすると年約7万分。単純に設置した費用210万を7万で割ると=30年。そこに、現在の補助金で一番高額なNEDOのシステムと組み合わせたときのもらえる額は、実質70万。すると210万-70万=140万が実際の設置費用。だから 140万/7万=20年。しかし運よく太陽光発電パネルが壊れなくても、インバーター変換機の寿命は10年だから2回は交換すると20万かかる。また、発電効率は表面のガラスの汚れで著しく落ちるので90%の発電効率とすると、(140万+20万)/(7×0.9)=25.3年となる。

したがって、実際は25.3年経ってから初めて利益を生むので、25年から光熱費が7万で済む住宅であれば光熱費ゼロとなる。しかもこれは補助金を70万もらったとき。もらわなければさらに10年間かかり、35年目で初めて元が取れる。だから太陽光パネルの設置の動機は、「化石燃料の負荷低減のためあえて高価な機器の導入した」という高い意識感である。あとは25年間太陽光パネルが壊れずにしっかりと働いてくれるように神様にお祈りすることが重要。

緑の家でも太陽光発電はお勧めしたいが、決して最優先ではない。というのは、上の理由のとおりである。こういう置き型設備は後工事でも問題ない。最先端技術はあるとき急激に価格下がることがある。その時に設置してもまったく問題ないが、家の構造はそうは行かない。しっかりと今、断熱気密の高い家を造っておかないと、後では非常に工事が厄介になる。だからお勧めする優先順位は最優先ではない(気持ちは最優先にしたい・・・)。

ちなみに太陽光発電のことについては、実際設置され、かつ科学的経済的にも分析しているこのサイトがとてもわかりやすい。そこには、日本の今の太陽光発電パネル設置政策は、「国民よ、損を承知で投資せよ!とか「おだてて屋根に上らせ、そのあと梯子をはずす」と皮肉っている。これは現在の太陽光発電によって作られた電力の買い取り価格は、数年前成立した現在の法律のままだと将来半額以下(24円/kw→11円/kw)になる。すると回収年月がさらに倍になり50年間は回収無理ということも考えれる。

現在、設置を計画している建て主さんもいらっしゃる。是非(電力会社保護のような)法律の改正を望む(ドイツのように倍くらいで電力を買い取るような改正を!!そうなると相当設置を考える人が増えるはず)。


なちゅらる らいふ ふぇすてぃばる in 寺泊 その3

昨日無事になちゅらる らいふ ふぇすてぃばる in 寺泊を終了しました。お越しいただきました皆様には感謝しております。(私は直接の関係者ではありませんが)特に二日目は雨の為、会場が港公園から長岡寺泊青少年センターに変更になり、足もとの悪い中にわざわざ訪ねて頂いたお気持ちには、熱いものを感じます。
初日の公園のショットを何点かアップします。本当は、もっと素敵なショップやブースが沢山あったのですが、写真のブログアップ許可を得ていないので差し障りのないもののみアップします。当日の港公園の会場は、まさしくゆるりと時間が流れていくそんな感じです。ブラッッドカルチャーの民族太鼓が深く丹田に 
響く中、子供たちの笑い声や、親御さんの細めた眼が、海風に乗って揺らめいておりました。19時30分からのファイアーポイは、その始まりまでゆっくりとしかし確実に太鼓がだんだん大きく腹に心に期待感を与え、最高潮にまでもっていく時間が30分くらいある事は、普段感じられないゆっくりとしたそして興奮するとっても素晴らしいひと時でした。

ありがとう!!!  合掌


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