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なちゅらる らいふ ふぇすてぃばる in 寺泊 その2

今日は「なちゅらる らいふ ふぇすてぃばる in 寺泊」の日です。晴れて海も煌めいて、遠くでブイが波にゆられるたびきらっと光り
ます。そんな中、出店業者も26店舗となり少し規模が膨らんだようです。是非お遊びにきて頂ければ、ゆっくりとした時間を提供できると思います。この写真は今朝の海です。http://naturallifefestival.blog.drecom.jp/


WindowsのVISTAにしました。その2 と米問題など

私のPCはWin_Vistaになったことは先回お伝えした。その後運用していると様々な不具合、不都合がおき、やはりVistaはだめか?という感じになっている。せっかく4Gの高価メモリーも買ったのにいまさら6年も前のXPにしなければならないか?

そこで数年前から話題になっているバーチャルソフトでVista上で使い慣れたWin2000を動かすことにしてみる。Vistaで動かないものをWin2000上で動かせば、とりあえず2台のパソコンを起動しなくてもよいだろう。少しの間このバーチャルで試してみよう。

・ もういやというほど多くの報道がされている、「事故米偽装」。ずいぶん前から、一般に販売されている「当年度コシヒカリ100%商品でも、ほとんど古米が混じっている。」といううわさが多く聞かれる。DNA検査や厳密に検査しないといつ収穫米かはわからないそうだ。だから横行している米偽装。その行き着いたところが今回の事故米偽装となったのではないか?いったい日本人はどうなってしまったのか?昔はまじめで几帳面さが世界の人から絶賛されたことのある民族性。そうでなくとも約束を守ることが法治国家の基本であるはず。一人のヒトだけが関わった「うそ」と違い多くのヒトが、うそとわかって販売した形跡がある。何かがおかしい。昨日事務所に折込チラシが入っていた。中堅建設会社のチラシだが、ロフトが標準でつくらしい。ロフトが直下の床面積の1/8以上であると、耐震壁の割り増しが法律で決めrられている。本当に守っていいるのだろうか?このような安全性に関わる重要な瑕疵であると、10年を超えて損害を請求できる可能性がある。数年後また建築業界に「偽装」という激震報道がON_AIRされなければいいが・・・。


なちゅらる らいふ ふぇすてぃばる in 寺泊

寺泊みなと公園で「なちゅなるらいふ ふぇすてぃばる in 寺泊」が9月20日、21日に行われます。今日のラジオ(BSN)でも朝8時45分頃10分間くらい説明しておりました。とても楽しみで私も行こうかなと思っております。詳しくはhttp://naturallifefestival.blog.drecom.jp/です。

今回の催しには私の妻も「小さな星の会」で出店します。主に「手仕事でゆっくりらっくりとした時を大人も子供もすごす」事を体験していただけたらな~。とのことと聞いております。

会場の寺泊みなと公園は私のホームグランドで自転車でよく行きます。海風があり夏でも涼しく、また海岸近くなのにしっかりと緑があるのが◎です。目の前には大きな海とどこまでも続くような砂浜。また隣には寺泊漁港があり、この付近でファミリー釣りができます。今の時分であれば「サヨリ」、「アジ」の子供が入れ食いになることもあります。また近くの新島崎川河口では「ハゼ」がよく釣れる場所です。時間があれば(なくとも)お越し下さい。


ようやくWindowsのVISTAにしました。

事務所にはWindows系8台のパソコンがあるが、内2台がXP、2000が5台、98(なんと古い)が1台。私のCAD用パソコンは2000であり、数年間もよく働いてくれている。しかし1カ月まえからフリーズをよく起こし始めた1日何度も立ち上げなおし、だましだまし使っていた。

もう一度OSからクリーンインストールすれば直る可能はある。けれど、トリプル画面のドライバーがうまく入らないと、ブルーバックや、真っ黒な画面となる。(2000ではまだマルチディスプレイが安定していない)4、5年前なら何とかセットアップしたが、その気力はもうない。そこで新しくPCの新調となる。通常はメーカー製パソコンを購入したほうが、安く、安定し、サポートもある。しかし私はどうしても自分用にカスタマイズしたい(一応デザイナーですから・・・)ので久しぶりに新しいパソコンをセットアップした。

CPUは数年前はAMD系が性能が優れていたのでAthionだった。今回は消費電力が少なく性能の高いINTELにした。最近の流行はQuad(4個のコアで構成されるCPU)だけれども、私のCADソフトはシングルコアのCPUでしか使ってくれないので、Duo(デュアルコアのCPU)で周波数の高いもの(3.2GHzをチョイス・・・ってどんな周波数?)をチョイスした。 ビデオカードはチップセット内蔵は使用せず、PCI-Eカードを2枚新たに購入し使いトリプルディスプレイとした。そのディスプレイは、数年前から使っているナナオの17インチIPSの液晶。やはり古くてもナナオの発色、見え方に慣れているため。ナナオは高くてもよいディスプレイと改めて感じる。

さて、肝心のOSだが、これは互換性においてXP-Proが評判よいのだが、まあ新しい物好きなので、やはりVISTAの64ビット版とした。なんといってもエアロや4G以上のメモリー(同時にCADや、フォトショップ、IEなどを使うとすぐに2G使用する。ここにエアロを使うとあっという間意32ビット上限の3.5GMAX状態)を乗せたかったので、だめもとで購入した。皆様ご指摘のとおり、半分くらいのソフトは×。またプリンターも半分くらいはドライバーがVISTAや64ビットに対応しておらずだめ。・・・残念。まあしかしCADは何とか動くみたい(サポートはない)だし、構造ソフト、メイル、IEや画像ソフトは動くのでよしとしよう。動かないソフトは「アクロバット」、「B’sレコーダー8」、「TV視聴ソフト」、と後はユーティリティーソフト全部(引越しソフトや、バックアップソフト)。ユーティリティーソフトは痛い。

HPの大型A1プリンターはVISTA未対応で動かない。(HPさん何とかしてよ。25万もするプリンターはそうそう買い替えできないよ)が、A2プリンターは64ビットのドライバーをサポートしているので(エプソンさん偉い)何とか業務に支障は出ないだろう。・・・と思う。しかし事務所の本命はこれからもVISTAではなく互換性が高いXPでしょうな。


自立循環型住宅の講習にて その2

その1の続きのその2。その1では自立循環型住宅の講習で有意義だった内容をお伝えしたが、その2では少々?と思ったことを述べたいと思う。

それは通風。通風とは換気と区別し、涼を得るために積極的に外風を取り入れること。この自立循環型住宅のテキストでは、通風は結構エネルギー削減に寄与している。でもこれは疑わしい。昔みたいに、家の周りが舗装されていなくて、網戸もなく、ましてやエアコンの室外機がほとんど設置されていない頃であれば通風は効果がある。私も幼少の頃は建て混んだ市街地で育ち、その頃の1階は、北西の窓から涼風が入ってきた記憶はある。一方学生時代関東に住んでいた頃は、1階の窓を開けても涼風はなく、熱風が吹き込むだけ。またうるさいし治安は悪い。今の新潟県でも市街地はこの関東と同じような状況になりつつある。だから通風はなかなか難しい。だからといって通風を否定しているのではなく、ただ一般的な住宅地では使いにくいと思われる。

この写真はマニュアルの抜粋写真である。図のとおり夜間、就寝時にあける窓で上下に分かれている構造であれば、昼間はとても圧迫感のある窓ではないだろうか?ちょっと現実的ではない感じ。講習会の説明では、室内のランマの大きさで通風が決まると説明していたから、南北側(風方向)の窓は欄間付であればよいのだろう。私の恩師である環境の先生は、いつも「エアコンで涼を取るのは普通の人。裕福な人は、庭が広いし隣も見えない敷地なので、涼しい風で通風は充分取れる。これが一番贅沢。」と言っていた。そのとおりアスファルトや隣の家のトイレの窓が見えるところで、通風というわけにはなかなか出来ない。ちなみに夜間、通風で涼が取れる換気回数は10回/時以上ということらしい。

まあしかし、通風は少し考えるとうまくいく。先ずはその地域の風の方向。そして開放的な内部プランとし2面開放すれば、大体入ってくる。昨日メンテナンスに伺ったM邸は、非常に通風が良好であるとおっしゃっていた。2階リビングで窓が大きい「緑の家」だから可能なこと。

M邸のLDK。開放的なプランと窓が4面にあるため、その時の風向き状況に応じて各方向の窓の開閉ができる。


自立循環型住宅の講習にて その1

昨日、自立循環型住宅の講習へ行ってきた。自立循環型住宅とは、国土交通省がCO2の少ない省エネルギー住宅の推進(50%削減)をめざし、策定したガイドライン。法的に拘束力も強制力もなく、「こうすれば、エネルギーの少なくなる住宅になるよ」というマニュアル兼評価ツール。講師は無論南雄三氏。(持論が所々にちりばめられ、力が入るところが面白い)

そのテキスト中で、参考になる資料があったので取り上げる。まずその①は、数年前に「ふく射熱を遮れば、断熱材はいらない」とか、「ふく射熱を遮れば断熱材より効果がある」と言った間違いの認識で薦める会社や組織があったけれど、その中でも触れられていた遮熱塗料の実態について、「国」の造ったこの自立循環型住宅のマニュアルに図が載っていたので、ご覧頂きたい。遮熱塗料と言って販売される塗料の熱反射は、普通の白塗料とほとんど変わりないことがわかる。遮熱塗料を塗らなくても「白」を塗れば遮熱効果は充分と言う事。但し黒色は著しく遮熱塗料が熱を反射する。もしやむ得ない事情で「黒系」の色を選ばなければならない時に初めて遮熱塗料を検討すればよい。まあしかし、黒は暑くなる事は小学校でも習う。だから暑くなってもよいところにしか「黒」を使うことがないのでよほどがない限り大丈夫。

ちなみに、「緑の家」では黒の外壁をお選びになる人が多い。これらの家は暑くなるのではとご心配される方が多いが、実はほとんど問題ない。通気層も断熱材もしっかりしているので、内部まで暑さが伝わらない。(外壁を手で触ると大変に暑いが・・・。)

最近は、ガルバニュームの黒色系だけに遮熱塗料を使った物が販売された。なかなかメーカーも進化していますね。

左の写真は、日鉄住金鋼板のガルバニュームサンプル。


久しぶりにコラム更新

半年振りにコラム(住宅最新ニュース)を更新した。話題は、先回の住宅完成見学会にお越し頂いた方からのご質問で、「集成材は問題あるのでは・・・?無垢材の構造がいいよ!」というご質問と意見を頂いたので、それに返答する形となっている。

何度かお伝えしているが、法律的根拠もないのに、建て主に「危険ですよ。あぶないですよ。」ということは、度が過ぎると「脅迫商法」となる。以前、このブログ内でも「無添加=安全か?」とか「何もかもが昔のままが良いのではない!」とかで、根拠の薄い、脅迫商法まがいの事を、中堅ハウスビルダーがチラシに載せたり、大きな声で営業したりする事が問題とコメントしてきた。最近は大手ハウスメーカーの営業手法として「大手ですので倒産しない=安心な家。一方小さい会社は倒産するかもしれない=不安な家」と営業するようだが、「倒産しない=良い家ができる」とは限らない。注文による家造りは人の人生と同じく、「出会い=縁」であり、人と人である。会社や組織ではない。  ・・・と思うが、如何か?

重要追伸  ブログの更新が楽で、掲示板の更新を3ヶ月しなかったら、サーバーのNFTYの規定により完全削除されてしまった。掲示板には過去9年の大切な足跡的内容(ジャンク投稿以外削除記事がないことが自慢)があるので、HP上で過去ログとして復活させたい。楽しみしていた方(もういらっしゃらないか・・・)にはご迷惑をおかけします。


夏の終わり・・・。

拙宅(寺泊)では、浮き輪の空気抜き作業で夏も終わりだと悟る。7月の初めから膨らませた浮き輪は、夏中家の前にたてかけてある。今年も例年どおりお盆が終わった時に空気を抜き、海水浴の終わりとともに夏の終わりとなる。この作業が少しさみしい。

海の水は今ごろが一番温かくなるが、くらげも沢山になるのでもう泳げない。(今年は8月の初めからあんどんくらげが多かった。しかも例年ではほとんど見ない水くらげも多く浮遊していてとてもびっくりした。)避けて泳げない事もないのであるが、先人の言葉どおりお盆を過ぎたら泳がないようにしている。

今年の夏は、ほとんど熱帯夜は無く、強烈に暑いと思った日は、数日もなかった。結果、不必要にエアコンも力いっぱいにがんばる事無く、効率の良いCOP運転ではなかっただろうか?ちなみに先回も書いたが7月11日から8月12日の拙宅の32坪の全館24時間冷房状態で、電気代は9千円。快適でかつエネルギーロスがなく非常に効率がよい。

すだれなどで、窓からの日射を外部で極力防ぐ。日本古来の智恵。すだれの上げ下げが日課。


住宅の契約・・・

通常、一般の建て主さんが住宅の建設にあたる契約は2つの方法があり1.設計は建築士事務所、工事は施工業者に分ける方法と、2.設計と工事を住宅メーカーや施工業者に依頼する方法です。大事な事は、どちらでも設計契約と施工契約は別々に行う事です。

設計の契約は、建築士法のに規定があり、ほとんどの住宅では、建築士が設計し、その建築士は設計事務所に所属する必要があります(業として報酬をもらう場合)。つまり設計の契約は通常省略できません。くわしくは、宮崎県(県庁)のホームページがわかりやすいです。この12月からは、契約時には、建築士の免許を提示する必要があります。

http://www.yutori-net.jp/contract/index.html

よく2.の「一括設計と工事請負だから設計や工事監理における契約はしなくてよい」と言っていらっしゃる方がおりますが、これは本来×です。「業」としないボランティアで設計や監理を行う場合は、必要ありませんが、そんなことはほとんど無いと思います。(但しボランティアと言っても、その管理や設計の責任は負いますから、進んで大きな責任があるのに無償で行う個人はいないでしょうから)

さて、2.の実態はどうか?というと、設計工事監理と施工を別に契約している事例は非常に稀で、さらに設計工事監理の契約をしていない事例がほとんどです。

ではどうして守られないのでしょうか?実は、これらの違反をしても、今現在刑事罰はありません。行政罰のみで(訂正2008.08.12)罰金20万以下です。またその罰金以外の所謂行政罰(事務所の業務停止等)も県知事が定めておりますので、身内保護といいますか、甘い取締りの社会システムが実態です。(行政の天下りもあり、何といっても選挙では、建設業界の力は影響力があるので・・・)今まで契約方法違反で行政罰を受けた事務所は聞いた事がありません。

姉歯事件以降、建築士や設計事務所のモラルアップを受けこの12月、建築士法が改正されます。しかし罰則を少し厳しくした事と、罰則を受ける該当者が、事務所開設者から管理建築士に代わっただけで、社会システムが変らない限り、この方法では実態は変わりないでしょう。逆にそれが狙いなのかもしれません。法律としては良い法律なのに、取締りが無ければ全く意味がありません。確認申請時に、設計委託の契約書のコピーを添付するになればそれ相応の効果があるかもしれません。姉歯の構造計算に騙されマンションを購入した人の多くは、罰則と取り締まりの強化と言ってますが、この実態を評価するのは、建て主さんがやはり中心でしょうか。


金属類(ガルバニューム外壁)価格上昇中。

当事務所で定番の外壁で「ガルバニューム鋼板」を含む金属類が価格上昇中。ガルバニューム外壁は、安価ながら耐久性が良いのが特徴。表面色は色退行が遅く、製品寿命まで塗り替え無しで大丈夫という優れもの。特に張り替えるのではなく、上から貼っても重さが軽いため問題が少ない外壁材である(除去費用が不要ということ)。そんな優れものが、世界の金属類価格上昇を受け、値上がっている。その値上がり巾は、他の建材より大きくこのままではサイディングの方が安くなる感じである。サイディングも良い外壁材であるが、軒の出なし建物には使えないのが欠点。ガソリンも含めて現在の価格上昇には少々厳しいものがある。がしかし逆に考えれば、日本の建物の材料は建てたときが一番価格が高いのがこれままでで、このように価値が上がる材料は初めてである。つまり今後は建てた時より価値が上がる可能性があると言っても良いのではないだろうか?


住宅性能評価で耐震性は?

最近、住宅性能評価を2件を日本ERIさんにお願いしていた。その内ひとつの評価書が来た。

住宅性能評価とは、品格法で定められた客観的に住宅の性能を評価するシステム。新聞広告やチラシに「地震に強い建物」とか「地震に強い構造」とかあるが、実際はどのくらい強いか建て主にはわからない。そこで「国が一軒ごとに評価しましょう」という法律を7年くらい前に造った。その評価を受ければどのくらい強いかわかるというもの。

評価する項目は10種類。

①耐震性、耐風性

②火災時の安全性

③耐久性

④維持管理の配慮

⑤温熱環境

⑥空気質

⑦明るさ

⑧音

⑨高齢者配慮

⑩防犯対策

である。

この中でオーブルデザインが拘るのは、

①、③、④、⑤、⑦である。その他は特に最高ランクに拘らない。

全て最高ランクであれば言う事なしであるが、例えば耐震性を最高ランクにすると、明るさが最高ランク取れなかったり、高コスト化する。そこで「緑の家」では①の耐震性は等級1から等級3の真中ランク等級2とし、③、④、⑤、⑦は最高ランクを標準としている。すると「①の耐震性も最高ランクにすれば?」というご意見もある。しかし最高ランクでは「緑の家」の自由な間取りや吹き抜けが制限される。そこで数百年に一度の大地震の1.25倍の力に対しても倒壊しない家である等級2を標準としている。実はこの耐震性の項目だけ、一番低い等級1と等級2には大きな隔たりがあり、我々建築士の中では雲泥の差となる。等級1は構造計算を必要としないし、基礎の計算も不要。つまり客観的評価が事実上ない。だからもし皆さんが性能評価を受ける時は、必ず耐震性は等級2以上をお奨めする。等級1では我々建築士は特に何もしないが、等級2を取得するにはその設計裏付け費用として10万以上の経費(実務時間3日以上)がかかる。そのくらい検討するということ。

因みに日本ERIの新潟支店さんは去年開設されたが、大手メーカーの住宅以外で、オーブルデザインが初めて木造住宅で性能評価を行ったと聞いている。


7月も終わりますね。

今日で7月は終了。なかなかカラッとした夏にならなくて少々不思議な気分です。朝夕は涼しいくらい。

さて、「緑の家」で夏を始めて過ごす方も、もう何度も過ごしている方もいつも考えるのが、エアコンを可動させるタイミングだと思う。私のスタイルは・・・事務所では熱帯魚がいるため24時間空調を止める事ができない。熱帯魚というと夏の温度上昇には強いと思われる方が多いと思うが、水温が30度を超えるととたんに生命の危機になる。多分35度になればほぼ全滅。これは水温上昇とともに溶融酸素濃度が低くなり、また低温やけど状態になるらしい。そこで30度以下になるように空調を掛けっぱなしにする。

拙宅の方はといえば、これまた愛犬(18歳)がいるので空調しっぱなし。愛犬は暑さにめっぽう弱く、年のせいもあって28度以上は厳しそう。だから私の生活のほとんどが空調のなかである。

緑の家に住む方の話を伺うと、男性は空調機賛成派で、女性はどちらかというとできるだけ非空調状態持続派らしい。夏の過ごし方は基本的にどのように過ごされてもOKではあるが、普通自然素材はカビが生えやすいのでその管理だけ注意してほしい。カビが生えにくいのは人工素材がの方が圧倒的多い。しかしカビといってもそう毛嫌いする事はない。多くの公園や森林は、家の中より圧倒的に空気中にカビが多い(詳しくはここ)。にも係らず、多くの人が「気持ちよい」と感じている。つまり空気中のカビや地面等のカビは、周りの他の気持ちよい風景や静寂さより優先しないものである(健康な人には問題ないということ)。まあカビ臭はご勘弁願いたいが・・・。


暑い中の完成見学会

明日、明後日に三条市帯織駅付近(旧栄町)で見学会を行います。見所は・・・、いつものように新築臭のない家。と明るくて、かつすぐ涼しくでき、暖かい家。そして「防音室」がある家です。

所謂最近の家は、吹き抜けがあったり、壁のほとんどがPB(プラスターボード)下地のため、音が家の中で吸収されにくくなってます。TV番組で見たいものあっても、音が家の中で響くから止めたり、趣味の音楽を聞こうと思っても、やはり音の問題で思いのまま聞く事が出来なかったりします。そんなときにこの他の部屋と音を隔離できると言う部屋は、ありがたいです。

壁は防音素材を入れ、壁の構造のつながりを断ち、吸音材を15cm程度入れて下ります。床も防音素材をいれ、吸音材としてセルローズファイバーをなんと50cm近くいれてます。天井も同様です。窓は3枚のガラスで遮断し、換気扇も防音フードをつけております。入り口は既製品の防音扉(シアター程度級)を設置し、ピアノ程度なら音がこもって少し聞こえる程度。TVぐらいならほとんど聞こえない位です。無論家の外にはほとんど漏れないので、ご近所さんに気兼ねなく楽しめます。是非確かめに来てください。音を出して実演しております。写真は3重のガラス部分。わかりますか?


夏!暑い!

昨日は月曜日で休日と重なり、1日オフ。おとといの天気予報では曇りだったので、海水浴を諦めて娘と違う事で楽しもう!となった。そこで朝4時30分に起き、珍しく新潟西港にて釣りをした。(大物ねらいで)結果は3時間で子供の鱸が一匹、メバル2ひきとなり、ねらいのチヌは空振り。何で3時間?というのは、8時ごろから青空が出没、9時にピーカンとなりとても釣りという感じはなくなったため。いそいで寺泊に帰り、途中のアメ横にある「てんや」さんという乾物店で「エゴ」と「ところてん」を購入。このてんやさんのエゴは絶品で、他のエゴが食べれなくなるくらいおいしい。価格は約300円で手作り。是非ご自分の舌でお確かめを。

午後から家の前の海岸で泳いだ。昨日も、その前の日の夕方も泳いだがその時とは全く違う透き通るような海水に引き込まれ、延べ4時間近く潜っていた。(途中昼飯に30分くらい家に帰った。)今、凝っているのはヤスによる魚狩猟。というとかっこいいが、まあ小さな魚を浅いところで少し潜ってヤスで仕留め、食することがマイブーム。昨日は、メバル、タナゴ、キュウセン、イカ、アイナメ、石鯛(みんな小魚で10~15匹)で全てからあげにした。自分達で取った魚はおいしかった。が、・・・ いやー  45才のおじさんにはとてもハードな内容だった。

写真は3枚おろしの魚から揚げ。もうすこし量があったのだが、味見で食べられている。自分で狩りをするという事は、自然の恵みに感謝の気持ちがないとただの遊びになってしまう。食べられたお魚さんたちには「栄養になってくれてありがとう」との気持ちでご馳走様でしたといっている。


既に夏!!

寺泊は既に夏モード。

昨日の寺泊(家の前の海岸)は、こんな感じで既に夏モードです。但しこの写真は昨日撮れなかったので去年写真ですが、ほとんどこんな感じです。で、私は午後から休みが取れたので勿論今期2度目の海泳ぎとなり、早速ヤスで魚を中1匹小3匹をとって食しました。内一匹は娘が捕りました。小5年まで全くといって泳ぎが苦手だったのに、いまやシュノーケルをつけて自分から海に潜ります。ある時期が来ると自然に泳ぐ事に興味がわき、泳ぐようになります。水泳教室や学校プールではほとんど興味なしで嫌いだったけれど、海に潜る楽しさから自然にマスターした感じ。だからクロールはまだまだだけれど、平泳ぎと立ち泳ぎはそれなりにマスター。親馬鹿ながらたいしたものだと思います。

屋上菜園も順調で家の2階ダイニングから見るとこんな感じに!!

今はトマトが一番おいしいかな?拙宅はご隠居(18歳の犬)がいるので暑さは厳禁。従って昨日のような気温は既に冷房モード。極力日射を入れないように右の大きな窓外には午後になると「すだれ」が下がります。外観だけ海の家モードですか??


重要!!メイルが不具合ですみません。

タイトルとおり7月12日(土)お昼ごろから7月14日(月)11時くらいまで、到着した全てのメイルがメイルサーバーで破棄されております。申し訳ありません。この期間にメイルをお送りいただけた皆様には大変ご迷惑かと思いますが、今一度お送り頂けるようにお願いします。(エラーメイルも表示されません。)

メイルサーバーの容量を越えたため、サーバーが受け付けなくなってしました。メンテナンス不備で申し訳ありません。


落選でした。200年住宅。

突然あるDMから、200年住宅補助金事業にに応募しようと4月に思った。5月には申し込み、半々位の確率かなと安易に考えていた。しかし昨夜メイルが届き落選を知った。申し込みにあたってご尽力を頂いたIAU様には感謝している。この場を借りてお礼申し上げたい。

落選の最大の原因は、200年メンテナンスの方法具体化不足であろう。しかし200年の長き間、計画したとおりメンテナンスができるであろうか?200年といえば最低でも6~7世代にまたがる。その間エネルギーの変革もあり、世の中の仕組みも大きく変るだろう。200年先を考えるという事は、故手塚治氏が「アトム」を執筆したような卓越した「想像力」が必要。多く人には縁がないと思う。(^o^;

しかしその想像力がなくても大丈夫な方法がある。今年3月頃のブログにも書いたが、200年住宅の最大のポイントは、「愛される家」を造る事。現在新潟県に残る都市型建物(主に住宅)で60年以上前からある建物のほとんどが、愛される建物である。それは建て主の拘りの洋館風の建物であったり、大工さんの思いがこもる町屋や民家であったりする。規模の大きい建物が多いが、たまに小さな建物が混じる。愛される家には、愛される家族が住まい、家や地域を愛する。そんな家造りが家を長持ちさせる。


基礎断熱工法と結露 その①

結露とは、湿った空気が冷たいところに触れて空気中の湿気が水の粒となったもの。これは表面結露と言われるが、通常このことをさす。空気自体冷やされる霧も結露現象といえる。

さて、基礎断熱工法内の床下は結露するかと言われれば、基礎断熱工法内に限らず空気が存在する地球上あらゆる場所で結露はする。このような問いはしっかりと条件を整頓する必要がある。先ず基礎断熱工法内の床下と比較する工法は何で、どのような条件を設定するかが最も重要。またその前に基礎断熱工法とは何かという事に触れなければいけない。

基礎断熱工法とは、「暖房する」居住空間において、熱的区画を1階の床下までと考え床下まで暖房する空間とした工法。「暖房しない」居住空間には不要。つまり亜熱帯地域の住宅に基礎断熱という工法はない(冷房をする空間にも良いかもしれないが、稀であろう)。

次に暖房とは、「熱的境界ができるような区画をある物質で作り、その区画内部を暖める事。」になるであろう。だから熱的区画内は全て暖房空間である。ところがこの熱的境界の捉え方が日本の住居には馴染みがないため、数々の問題が起こった。それが部分暖房や、短時間間欠暖房、開放型ストーブの使用である。熱的境界は主に空気が区画されている。だから計画的に換気していなければ、その区画内の空気は変らない。そんな区画内で換気もせず開放型ストーブを使用すれば、時には生命の危険さえある。また、暖かい空気はより多くの湿気を含むことができる(お湯には多くの砂糖が溶け、水には少しの砂糖しか溶けないと同じ)。だから、暖かい空気が冷たい場所に触れると、その接触部分の空気は冷たくなり、空気中から湿気を水滴にして出す。この温度が露点温度。例えば温度20度湿度50%の空気は、9.6度で露点温度になり、コップに水が7度で注がれるとガラス表面に水滴ができる。

家の熱的区画は通常家の外壁及び天井、床の内と外で分けられている。
さて話がまわりくどくなったが、ようは基礎断熱工法は、暖房する家のための工法で、その暖房する家とは、家中暖める事が前提の熱的区画となっている。暖房しない家には必要無いし、暖房方法を間違っている家には何らかの問題が生じることは当たり前という前提が先ず必要。

本題の基礎断熱工法と結露はその②で。


改正建築基準法の施行の苦しみがわかります。

木造2階建て程度では、昨年改定された確認申請の問題はほとんどなかったとブログでもお伝えしました。が・・・、現在性能表示申請を2件行っており、その資料の多さと、決められた図面書き込み方法で少々ギブアップ気味です。こんな部材の認定番号までいるのという感じです。ちょっと納まりが違うだけで認定から外れ評価して頂けないつらさ(財力があれば、実験でもして認定番号が取れるのだが、設計事務所ではそんなことはできない)。まさしくこの評価申請は、大手の規格住宅向けか、評価申請をする機関の仕事を増やす事が目的のような内容です。きっと木造以外の確認申請もこんな感じなのだろうとようやくわかりました。一例として脱衣所にまで防水性能が求められる事はとても不思議です。脱衣所は湿気が出る場所だからというのが理由とされていますが、それは昔の話です。何のために換気扇があり、何のために内部結露を防ぐ計画をしているのか?冬季の湿気ならコンセントボックス程度の穴からでも充分侵入するとR2000マニュアルにあったぞー。根本的に防湿化すれば問題ないはずなのに・・・。

日本の国も他の先進国と同様に、木造住宅の構造くらい国で統一するようにしてもよいのではないかと思います。いま民間から公募している200年住宅などは、国がその骨格くらい取り決めればよいのではないかと思います


南雄三さんの講師は面白い。CASBEE講習会から

昨日、いつもお世話になっている、見附市の上野住宅建材さん主催で、CASBEE講習会※を受けてきました。3年程前から興味があったのですが、機会がなくこの度初めて講習会に参加しました。何しろ講師があの高気密高断熱で有名な「南雄三」氏だったので、きっと面白いと思い楽しみに出かけました。

やはり過激なトークとジョークで、「こんなのくその役にも立たない」という言葉を3回も発せられて、ここで笑いだろうと思ったのですが、会場は「しーん」という感じでした。私は最前列で小声で笑っていました。この真面目さが新潟県人なのか、中水を使った事がないのでピンとこなかったのか不明ですが、どこが役に立たないかというと、CASBEEの評価では中水利用で80L程度のタンクを設置すると評価があがるのです。しかし、南講師を含む我々中水実務者は、80Lのタンクでは役に立たない事を良く知ってます。普通2000Lくらいは必要です。なぜなら中水(雨水貯蔵)を庭の散水用に考えると、雨の適度に降るときは、この中水は必要ありません。この適度な雨でも80Lを超えると全て雨水を捨てます。しかしいざ雨が降らなくなった盛夏に、庭が散布用としてこの中水を使うと、80Lでは1回散布用もありません。庭散布は、少し小さい庭でも、車の洗車でも100~200L/回くらいは必要です。そして盛夏の雨がない時は10日くらい平気で晴れが続きますので、10日で中水はなくなってしまいますからね。せめて中水が効果を発する盛夏くらいは使えないと意味がないでしょう!(だって他の季節では庭に水散布はほとんど必要無いからね。プランターが多くある家は効果あるかも。またトイレ用に使う中水システムは効果あり。この中水を使うという意識が負荷を減らすのだね。きっと。)

さて、CASBEEが役にたたないかというと、これは 現在の良い評価システムです。日本での建物の20世紀のキーワードはあたらいい構造や生命の安全性、後半でゆとりと快適性でした。しかし今世紀はとにかく「環境」がキーワードです。その環境性能で評価するCASBEEは、世界的にも注目を集めており、評価分母に「環境負荷」が来るという今までにない環境評価手法です。これを世にお送り出すためにご尽力された方に拍手します。

早速拙宅をこのCASBEで評価して見ました。ちょっと甘めの解釈で評価すると最高ランクのSです。拍手!!拙宅では環境負荷を大きく低減する「太陽光発電、太陽光給湯、エコキュート」はありませんが、大きな木の植樹や、植え込みの木の多さ、雨水利用(屋上菜園)でよい評価となります。

※CASBEEとは・・・建物を環境性能で評価しランク付けする手法。2001年に国土交通省の主導でIBECが委員会を設置しまとめた。委員会委員長は、元建築学会会長の村上周三博士。評価方法はQ/LでQは建物の質、Lは環境負荷。この評価で大事な事は、昔みたいに暖房我慢、冷房我慢、お風呂は週2回という我慢生活といわれる行為だけで環境負荷を減らすばかりでは良い評価とならない。今の快適性を維持しながら、環境負荷をできる限り減らそうという現実性が伴うところに価値がある。

浅間邸のCASBEE評価。たいした家ではありませんが、環境との調和、緑地や植樹の多さ、外壁の自然素材や塀も新潟県産の石を積み上げて造っている擁壁が、環境負荷を減らすとCASBEEでは評価されます。


たばこ

このブログは2008年の1月9日に書いてあったのであるが、手違いでアップされていなかった。昨日ニュースでタバコが1000円/箱になるという極端な値上がりを聞いたので、過去のニュースを思いだしアップされていないこのブログがあることに気づいた次第。

今日報道で東京都内タクシーの完全禁煙が開始されたと聞いた。とても歓迎したい。私はタバコをやめてから早21年たつだろうか?最初の5年くらいは、夢の中で吸ってはっとしたものだ。(吸いたい願望のせいだろうか?)今はタバコの匂いでもとてもいやな気持ちである。というのは、ホテルに泊まった時、深夜にタバコの匂いで目が覚めそれから寝むれなくなるから。どうも私の泊まれるホテルクラスは空気質が悪く、家の寝室が一番快適と思う。特におきている時や仕事をしている時は問題ないのだが、リラックスしている時や数時間眠り込んだ後、眠りが浅くなったときとても気になる。そこでホテルの部屋に一歩足を入れた瞬間タバコの匂い(ヤニ臭)がすると一気に帰りたくなる。仕事柄空気質には、とても敏感になったようだ。

タバコの害を論じる時によく引き合いに出される話題は、今初めてタバコが発売されるという仮定をした時、厚生労働省にタバコの販売の申請?をすると間違いなく発売禁止物品となる。それほどタバコの害は認知され間違いのないところ。(そんなものが今も販売できること事態が不思議であるが・・・。)人類が酒と付き合っている時間より歴史の浅いタバコは、「100害あって一利なし」といわれる物質。しかし私はタバコを発売中止にする必要はないと思っている。タバコは嗜好品。危険とはいえそれを承知で服用するのであるから、たとえると危険な冬に山登りする登山家と同じこと。個人の自由。だから喫煙を禁止することはよくないとおもう。但し、登山者が遭難したときに、その遭難救出に掛かった費用を請求されるように、タバコが原因で癌になったり、高血圧、心筋梗塞になったときは、その医療費をタバコを吸わない人より高くするようなリスクを背負わせることが必要ではないかと思う。※実は喫煙者のほうが喫煙による病気で早死となり、長生きスル人より医療費がかかっていないかも?ここらの統計を知っている人がいたなら教えてください。※それが健康保険制度の精神にそった平等というものであるような気がする。嗜好品であるタバコが原因による病気の治療費を、タバコを吸わない人までが負担することは不公平であるということ。そうであればタバコの販売、喫煙は今後もずーとOKだ!勿論タバコの喫煙者が喫煙しない人に配慮することは大前提。匂いはキツイシ、最近の研究では吸っている人より周りの人のほうが害を受けやすい時もあるらしいことがわかっているので、分煙化は絶対必要。(ホテルも禁煙室が増えるとありがたい。)

仕事がら、家の換気計画には明るいつもりである。断熱性能が高い家の冬の暖房のエネルギーロスの約1/3は換気によるロスである。つまり換気しなければロスエネルギーの1/3はなくなる。しかし人間は息をするのでその換気量が最低必要であり、その時のロスが全体の1/3となるのである(換気には水蒸気および他の揮発性物質の希釈もある)。そこでタバコを吸うとなんと最低換気量の3倍以上の換気が必要である。おわかりだと思うが、タバコからは皆さんが有害な物質として認知しているホルムアルデヒドも発生している。よって高気密高断熱の家のなかでタバコを吸うことはまったくもってナンセンスである。エネルギーは3倍ロスするし、タバコの匂いまで希釈することを考えると10倍近くの換気が必要だとも言われる。やはりタバコを吸うときは暖房や冷房している空間から出て、屋外空間などででふかす事が懸命である。シンガポールではずいぶん前から空調が施された空間、及び特定道路(バス停等)での喫煙は全面禁止である。


三菱の電気自動車

今日のニュースで三菱の電気自動車(軽クラス)が来年市販されるとアナウンスされていた。意外と早く市販化される事でびっくりした。価格は400万。但し国や自治体からの補助があり、最も補助が多い所(神奈川県らしい)は、150万の補助金が頂け(すごい金額)、400-150=250万という事。これであれば、プリウスより安い。思わずほしい!!と思ったが(先立つ資金があれば)、満充電における航続距離は160KM(10・15モード?)であり、高速道路は燃費がおち、航続距離が少し下がるとの事。うーーむ。満充電で160km(10・15モード?)は厳しい。多分、満充電は通常、バッテリー寿命を著しく縮めるはずだから、80%充電が普通と考え、勿論エアコンを使えば更に航続距離は短いだろう。また気になる表記(10・15モード?)がある。となると実情100km以下か?買い物であれば充分であるが、仕事やレジャーにはちょっときつい。やはり航続距離は短くても200km以上っほしい(バッテリー交換所があったとしても)。残念だがはやりバッテリーが課題でこれ以上はコスト的に無理なのだろうか?すると純粋な電気自動車はもう少し先で、今後10年くらいハイブリッドが主流なのだろう。(しかしいくら先導的車とはいえ、航続距離が100km以下でクレームにはならないのだろうか?)

残念なのが、TVの司会者やコメンテーター。エコカーに乗った事がないらしく、車のスイッチを入れて音が全くしない状態をびっくりしていた(視聴者のためにわざとか?)。当たり前だが、プリウスも(ハイブリッド車)モーター単独で動くので、エンジン音がしない時がある。地球温暖化がこれだけ叫ばれている中、首都東京では、電車が主なのでエコカーはあまりマスメディア(芸能人)には興味がないらしい。そういえば放送局は、エコには無縁のようなスタジオライティングや機器設備なので電気使用量が半端ではないよね。「エコに興味もってね」といっても無理なのかも。


かみ合わない高気密の議論。

5月22日のブログに「インタ-ネットの記事から」という題で、業界大手の問題提起コラムで私はコメントをした。その後2つのコメントが書かれていた。そのコメントはそれぞれかみ合っていないように見受けられる。

まず元々のコラム記事は、「もっと気密化を推進するべきである」と結んでいる。そのことに積極的に賛同しているのは私だけ。1.のコメントは、高気密化の方向を直接コメントしているのではなく、高気密化により、換気が不足が発生する期間があるため、24時間換気扇が義務つけられた事への疑問の提示である。このコメントの最後には、24時間換気ををするとエネルギーの消費拡大があり問題という、現実無視のようなとんでもないコメント。気密化をしない建物での空調エネルギーロスがどのくらいになるか、調査(計算)した事が無いのだろう。3つ目のコメントは、気密化に積極的に賛成しているのではなく、消極的賛成するという感じ。(しかし賛成には変わりないからOK)4つ目のコメントは、防湿層による高気密化も問題視しており、その延長線上での24時間換気に否定的コメントがある。更に否定的コメントをしておきながら、換気の制御には問題があるとのこと。何が言いたいのやらさっぱり不明。そもそも換気の制御とは、閉じた空間の話のこと。開かれた空間に換気などというものは必要無い。また、空気中の温度と湿気の関係について、まったく勉強されていないため、ビニール素材による防湿層の重要性がわからず高気密(防湿)のを否定されているのであろう。少しは結露と防湿の事を勉強していただきたい。もしこのこの方が建築に携わる方であれば、はっきり努力不足であると言いたい。また、換気のために開いている外壁の換気口が、コールドドラフトのために塞がれている。だから24時間換気はむずかしいので、違う制御方法が必要と主張されている。これもご自分の携わった建築物全てで、その建物の使い方をご説明されることが正しい使い方をしていただく第一歩。説明も使い方注意点の明示もその建物にしないで、住居人のせいにするのは、責任転嫁である。もっと正しく建物が使われるように啓蒙活動してから、こういったコメントをしないと説得力がない。因みに左の写真は、当事務所の緑の家の住まい方を説明しているパンフレット。緑の家にお住みになっている全ての建物において、換気口が塞がれていた建物は無い。(今のところ)


工事完了届けを見た事がありますか?

大阪で確認申請時(建物を造る時の許可のような物)には8階建の建物が、10階建になりそこに住居している人までいる。という報道がされ、驚いた人も多いだろう。実はそう珍しくないことである。建設中に階数を変更し、その建物変更届と工事完了届が提出しなかったのである。住宅では、当初2階建てだった住居がロフトの天井を高くして3階建になったようなもの。よくある話。??さて、随分前から工事監理は、家造りではとても重要な項目だ。とお伝えしてきたが、その工事監理者が印を押して提出する完了届を見た事がある人は少ないはず。ともすると、勝手に印を押され提出されている事がおおい。これは有印私文書偽造であるともいえる。無論建て主がいいよ印を使ってもと言えば問題ないが、しっかり書類に目を通すことは重要。

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さて、完了検査申請書の全文は下から見れます。PDFファイルなので見れない方は、アドビのサイトからダウンロードしてください。この申請書の最後のページには、工事監理者が行った監理記録があります。そこで重要なのが、現場と照らし合わせた図面ということがでてきます。図面がなければ、照らし合わせる事も出来ない=監理不能となります。図面はとても大事な物です。

「kanryoukenns.pdf」をダウンロード


手前味噌ですが予言的中・・・。ハイブリッド車や燃料代

7年くらい前に掲示板をはじめ3年くらい経った頃ころ、その掲示板にハイブリッドの車は10年後半分近く占めるかも?と書いた。それが結構現実的になってきている。最近トヨタやホンダでは、ハイブリッド車の生産を急いでいる。特に当HPで紹介した愛車初代プリウスの3代目の現行プリウスは生産が間に合わないらしい。昨今のガソリン値上がり、そしてこれが今後も続くと予想される事で、省燃費車種が注目大であるため。 むふふ。5年前の予言が見事的中という感じ。ガソリンも。これと同じく、超高断熱の住宅は今後の主流となるだろう。特に新潟県は、冬のお日様が、太平洋側の地域に比べ著しく少ない。だから暖房を考える時、断熱性は最重要。暖房は家庭で使うエネルギー消費のトップで、年間の1/3にもなる。だから3年前に提言した住宅は冬を旨とすべきなのだ。冷房のエネルギーなど、暖房時の1/10以下。

では私の予言を。それは必ず暖房する燃料が高価で困る時期が5年以内にくる!!そのときこそ更に超高断熱住宅のよさを実感すると。でも予言は「絶対」ではないから、外れてもお許しを・・・。今日のブログは手前味噌で失礼。


雨の日

定休日である月曜は寺泊にいることが多い。夕方雷鳴と共に大粒の雨が降ってきた。SD14※を持っていたので何枚かとり、海の波に雷が落ちていたので100枚くらいシャッターを切ったが、一枚も稲妻を捉える事が出来なかった。海には15回くらいは落ちていたと思う。残念。

建築基準法では、「地盤面から1mにある外壁の木材部分には、有効な防腐防蟻を施さなければならない。」とある。写真のとおり、普通の雨でも水のしっぱ(新潟県の方言で、「はね」という意味)でも50cmくらいは平気で上に跳ね上がる。だから木が腐りやすくなり対策が必要であるということ。しかし雨の波紋は綺麗ですね。薄暗く手持ちなので見苦しいところはお許しを!!下写真は豪雨時の写真。

※SD14とはシグマ社のデジタル一眼レフカメラ。5年前に初代SD9が発売されSD10→SD14と進化した。初代SD9が発売された時は、垂直画層イメージセンサーを持つ世界にただひとつの市販カメラということで皆が驚いた。SD14は昨年の3月に発売され当時は20万した本体も今は10万と大変お手ごろ価格に。そこでSD10からSD14にに乗り換えた。最近はDP1というコンデジのヒット商品で、垂直画層イメージセンサーの良さが認知されている。


ラズベリーの季節です。

今年もラズベリーの季節です。イチゴと違い酸味がほとんどないのがこのクサイチゴです。またこのクサイチゴからベリーの季節幕開けです。続いてモミジイチゴそしてナワシロイチゴと続きます。そのころに桑の実も食べれます。さあ山へ!!


感謝!!

今日の朝はリッチである。新鮮なイチゴと生みたての卵。これは一昨日、昨日とお二人の建て主さんの定期点検に伺った時に頂いたもの。卵はあの有名な「宮尾さんち」※から雛を分けてもらい、それが親になって生んだ物。LLくらいありそうなでっかい卵だ。実は私の家でも宮尾さんちの卵を買って、食べている。クリスマスの時は、長いこと励んでお役ご免になった親鳥も頂く。自然界の掟である食物連鎖の頂点にたつ人として最後まで感謝の気持ちで命を「ありがとう」と言いながら食べる。

イチゴは露地物。菜園に詳しい事務所のSさんの話によると、露地物でここまで大きく育てるのは大変。普段見ているイチゴはほとんどがハウス物。ハウス物は、比較的楽に大きくなるらしい。これまた感謝。特に頂いたMさんの話によると、最近狸がイチゴを「召し上がって」??大変らしい。だからイチゴ苗全てにしっかりしたネットを付けた。気持ちと手間隙かけるからおいしい物ができる。

※・・・旧豊栄のある農園。ご自分で書かれるHPの絵が素敵。http://www15.plala.or.jp/miyaonouen/


200年住宅のコンセプト その③ 基礎コンクリート

200年住宅の③は基礎に使うコンクリートの話。コンクリートとは、砂利と砂と水をセメントという物質で固めた物。ちょっとだけ空気やその他の添加剤が入るが、基本的には上の4物質で出来ている。この中でセメントは水和反応という化学変化をして硬化する。簡単に言うと水に反応してコチコチになる。この硬化で4物質を固める。だからセメントと水の関係は重要でこの重量配合関係を「水セメント比」と呼ぶ。水セメント比(%)=水/セメント×100となる。

正しく配筋された場合、コンクリートが強い(呼び強度)ほど基礎の耐久性が上がる。これは基礎が鉄筋コンクリートで造られる為。鉄筋は所謂「鉄」(実は物質的に鋼と呼ぶ)で出来ているため、そのまま空気中にあるだけでも錆びる。錆びないようにするため、強アルカリでできたコンクリートが鉄筋の周りを取り囲む。この強アルカリも、空気中の二酸化炭素でいずれ中和し一般の基礎では、40から50年くらいで中性化する。中和化すると鉄筋は錆びて朽ちる。これでは高耐久の200年住宅は出来ない。木の柱は簡単に取り替えられても、基礎は簡単にはいかない。もしかしたら全部壊した方が早いかもしれない。だから基礎の耐久性=家の耐久性(布基礎やベタ基礎採用の家)とも言える。

では鉄筋コンクリートの耐久性を上げるには、どうしたらいいだろうか?簡単だ。呼び強度を上げる(実際の強度も上がる)事が一番簡単でコストもかからない現実的方法。普通の建設会社やハウスメーカーで使われているコンクリートは、呼び強度21N/mm2であるが、これを2ランクアップさせて27N/mm2にするだけで中性化は倍近く遅れる。つまり耐久性が倍近くになる。すると75年くらいで中性化する。更に30/mm2まであげると中性化まで100年かかる。では200年を考えると・・・。これ以上呼び強度をあげる方法もあるが、他にデメリットもでてくるため、鉄筋の周りを囲むコンクリ-トの厚さ(かぶり厚)を+15mm余計に厚くし、基礎表面を強アルカリのモルタルや密閉性の高い断熱材で保護し、二酸化炭素から守る事ができれば150年はいけるだろう。

「緑の家」では、10年前の事務所設立時から標準のSプランで27N/mm2を採用し、SSプランでは30N/mm2を指定する。更に基礎断熱で二酸化炭素から守るため、150年基礎となる。あなたの家の基礎のコンクリートは21N/mm2ですか?それとも・・・・。

左上の写真は「緑の家」のSSプランのコンクリートの配合報告書。ピンクのところにコンクリートの呼び強度が書かれている。なんと33N/mm2!!!スランプ12cm!!!※ これは12月の外気温では7度以下になる事が予想されるため、強度を上げる温度補正をおこなったため。

※スランプとはまだ固まらないコンクリートの硬さ(流動性)を示すもの。この数値が低いほうが硬い=高品質のコンクリート。一般基礎では18cmである。


200年住宅のコンセプト その②

2月頃、「200年住宅のコンセプト」について申し上げたとおりである。その思いは変わりないのであるが、実は国土交通省が募集した、「200年住宅=超長期住宅先導的モデル事業の提案の第一回公募」に免震装置で有名な「IAU」さんのシステムで申し込んだ。7月ごろOKもしくはNGがでるので、OKがでれば200万の補助金がその装置を導入した家に支払われる。ほぼ申し込み最終日に申請書を仕上げるあたり、IAUさんには大変お世話になった。

なぜ免震装置に興味があったというと、当HPのコラムに載せた時には「新潟県の平野部では効果は少ない」と結論付けた。この時の理由は、新潟県の平野部の大部分は第3種地盤(但し法律上では第3種と指定されていないため、各地盤調査データ分析で決める)というとても地盤が悪いところだから。それを裏付けるように、昨年起きた中越沖地震で多大な被害が出た柏崎中央商店街では、その地面である砂丘地のゆれの周期が約0.75s(所謂軟弱地盤の周期)だったので、大ゆれの後半に壊れかけた家のゆれ周期が0.75s(壊れる前は0.2~0.3である)と共振し、一気に倒壊したという結果が出ている。やはり軟弱地盤の恐怖である。当事務所が設計した家は、ほとんど無傷で問題なかったが、備品の一部が棚から落ちて割れ、タンスはひっくり返ったので、揺れによる「恐怖」はあると思う。そこでその恐怖を低減できる免震装置に興味が湧いた。そこで事務所のある三条に計画中の家に免震装置が付けられるかどうかと、実際の費用と構造が知りたくて「IAU」さんに問い合わせた。結果はぎりぎりOKの地盤らしい。となると、後は費用の問題。補助金200万の他どの位の費用で設置可能か?多分更に300万以上はかかると思われるが、これはこれからしっかりと詰めたい。もし皆様で免震装置をつけたい方は、当事務所に申し込んでほしい。補助金申請はシステムで行ったので、地盤さえクリヤーすればどなたでも免震装置の取り付けた家の設計施工可能である。(三条に決定すれば今期分は終了)免新装置のメリットは、はやり震度7クラスの大地震でも、4程度の揺れしか感じない事。これは家具の転倒や恐怖を感じない揺れである。すると200年に一度起こる大地震でも等級2クラス(住宅性能表示制度)の耐震性で倒壊しない家となる。この等級2くらいが重要で、免震装置がなくても大地震が来ても倒壊しない等級3になると、窓が小さくなり、大きな空間も出来きにくい。こういった制約がなくなることがメリットだ。さらに、マニアックなこの装置は、200年住宅の大事なコンセプト=「愛する家」につながる。愛することのできる家は、200年住宅の最大のポイント「メンテナンスをしてくれる家」となるからだ。デメリットは「緑の家」のコンセプトになるかもしれない「基礎断熱」→「床断熱」となり「床下収納」がほぼ使えなくなること。まあ、屋外物置と考えれば使えるが、洋服等はしまえなくなる。CO2問題で太陽光発電や太陽光給湯に目が行きやすいが、こういう基本的な性能にコストを掛けるのも悪くはないはずだ。

上図はIAUさんのHPから転載 (2008年6月に加筆修正)


ADSLのインターネットの注意

現在、三条の事務所はネット環境は光(東日本フレッツ)ファイバー、寺泊の拙宅は光ファイバーや有線がきていないので、ADSLである。この拙宅ADSLは、基地局から4.5kMもあるので、最高スピードの47MビットのモアⅢで契約している。NTT収容ビルから拙宅までの線路距離は、4350m(NTTのHPでわかる)なので最高で4Mビットは出るし、3ヶ月前まで実際2.8Mビットはあったので、ネット動画も何とか見れた。ところが、3ヶ月前から急にスピードが0.38Mビットと1/10になった。このスピードでは動画は無論、画像やデータが添付されたメイルさえ支障がでる。以前のナローバンド(ISDN64などのアナログ。なつかしい!)の人はほとんどいなくなったたため、メイルでも500kバイトの書類を添付する事も普通になったいる。なのでスピードが1Mビットより少ないネット環境はきびしい。スピードがいつも同じ0.38Mビットなので、拙宅周囲に家が増え、環境が変わったのではないと思うし、モデムのせいではない。多分線路障害ではないかとおもいNTT故障センターに聞いたが不明。仕方ないので、NTT修理の人に現地に見に来てもらうことになった。来て頂く前日にもう一度冷静に考えると、「そうだ!!3ヶ月前に、2階電話端子にFAXを増設したんだ。きっとこのせいだ!!」図のとおり。

結果はそのとおりでスプリッターを通さず電話機を繋いでいた箇所があるので、何か雑音が入ってスピードが1/10になっのだ。最近の新築は、ネット環境を考えた電話配線になっているのでこういった間違いはないだろうが、今までの家でADSLを導入した人は注意した方がよい。今回も私の気づかないところで、FAXが増設されていたので気がつくまで時間がかかった。スピードが思ったように出ない人は一度他の電話端子口に、電話機が設置されていないかチェックした方がよい。


5月6日見学会を行います。

連休の最後の日に完成見学会を行います。是非お越しください。予約は不必要です。

この建て主さんとは、当HPをご覧になりご縁となりました。最初は違う建設会社に施工と設計一式でお願いしていたらしいのですが、次の条件で造ってくださいと申し入れたところ、「その仕様では出来ない」といわれ、それを聞いた建て主さんは不信に思い断ったそうです。その条件とは、「基礎に使うコンクリートは、強度30N/mm2でスランプ12cm」といった単純な内容です。コンクリートの強度とは、まさしくコンクリートの強さを示す数値です。この数値が高いほど圧縮強度、せん断強度が高くなり、加えて耐久性が上がります(30N/mm2で100年、21N/mm2では35年)。一般の住宅ではコンクリート強度21N/mm2ですので5割増しですが、中層ビルでは当たり前の強度です。スランプとはコンクリートの柔らかさを示す数値です。スランプが大きいほど柔らかく水が多く混ぜられ低基準です。一般の住宅では18cmですが、今回のご指定は5割増しの12cm。つまり硬くて品質の高いコンクリートです。たったこれだけの事は通常の設計や施工をしている会社では問題ありません。簡単です。しかしお断りされた業者は、そんなコンクリートを使った事がなかったのでしょう。当事務所では通常でもコンクリート強度27N/mm2でスランプ15cmですから、ちょっとランクを上げる程度です。

さて、お分かりだと思いますがこの建て主さんは、建築に明るい方(同業者に近い方)です。こんな建て主さんに選んで頂いて頂いて当方は光栄です。


NEDO補助金に応募多数。

当HPでも紹介しているNEDO補助金が申し込み多数のため、2次募集が打ち切りになりましたとの案内が郵送できました。現在2次募集をお考えの方だった皆様にはご迷惑をおかけし、大変申し訳ありません。

そもそもこの補助金は、地球温暖化対策として対費用効果のあるものについて国が1/3補助するという事業です。昨年は第3次募集まであったのですで、今年は2次募集くらいまでなら大丈夫だと想像しておりました。思ってた以上に興味を引く補助金になったようです。この補助金は、住宅性能評価申請が必須なので質の高い家が数多く建設されるという副次的効果もあるので、もっと補助金枠を大きくして頂ければ、日本の住宅のレベルアップになるはずです。来期の大幅アップを期待しております。


タンポポを食す

先日の休日、ある団体の主宰する「春の山菜と野草を食べよ」に参加した。この団体は、自然農園と呼ばれる畑の耕作をする団体なのであるが、春だから身近な山菜や野草を食べましょうという趣旨で行われた。この「身近」が重要で、奥山にしかない山菜を食べる事ではない。自然農園のすぐ周りにある山菜、野草を食べる事で、普段接している自然をもっと身近に感じようということ。身近な山菜は、ふき、柿の葉、うど、せり、・・・まだたくさんあったけれど、忘れた(^^; ….。その中でタンポポの花とスギナのてんぷらを食べた。両方ともとてもおいしかたった。特にタンポポは、子供たちに大人気。今は飽食の時代といわれるが、今後世界中で穀物不足となることは必死。それは自給率40%以下の日本にすぐに影響をおよぼすだろう。いまから身近な自然の大切さをこの機会をとおして学びたい。

左写真から、里山風景(この程度の丘)。たら、ふき、こごみなど。タンポポを揚げているところ。


ありがとうございます。

2008.5.01青字加筆

内野で行われた見学会を無事終えました。忙しい中お越し頂いた皆様には感謝申し上げます。また、内覧会をご承知していただいた、建て主さんにお礼申し上げます。今回の見学会は中規模の分譲地内で行われましたが、その分譲地内で他社さんの見学会もありました。時間に余裕があり、当見学会をご覧いなる前にそちらをご覧になったAさんに感想を伺いました。床が松の無塗装(又はそれに近いオイルかワックス)であったにもかかわらず、家の「匂い」が全く違っていたそうです(木の匂いが薄い)。その訳はやはり壁、床にビニールクロスを使っていたからだと思われます。ビニールクロスの材料は、その名のとおり、「塩化ビニール」です。塩化ビニールは、約半分が塩、その他が石油で出来てます。従って同じ石油製品の中では石油を多く使わない優等生石油製品です。しかし塩化ビニールは、その材質特性上とても固いため、壁仕上げ材にするには可塑剤が多量に使われます。その可塑剤は、揮発性があるのであの独特の「ビニール」の匂いになります。新築住宅のほとんどが同じ匂い(所謂新築臭)がするのは、ほぼこの可塑剤だといっても過言ではありません。

ところが、「緑の家」ではビニールクロスを使いません。だから、新築臭がしないのです。これはおこし頂ければわかります。特に「緑の家」では、安価なエマルジョンペイントのため家中の仕上げに使います。これが重要で、一部だけ高価な自然素材の珪藻土などを使い、あるところはコスト削減のためビニールクロスを使うと、やはりその家はビニールの匂いがします。

気になるコストは、壁に使った場合、ビニールクロス1000円/m2、エマルジョンペイント1600円/m2、ホタテの殻壁材2200円/m2、珪藻土(一般品)3500円~/m2、中霧島壁4500円/m2です。30坪の家で壁と天井の面積は約500m2でどのくらいの差額が出るかは、計算してみてください。

写真はエマルジョンペイントの壁、天井、モルタル左官仕上げの床を持つ今回の見学会玄関です。シンプルで凛としてますね。この雰囲気はビニールクロスでは無理です。

エマルジョンペイントとは、50年以上も前から学校や病院などの建物に使われる壁や天井の仕上げ材。つまり50年もずっと使いつづけられるという事は、欠点が少ない材料だと言う証明。


連休中、見学会を行います。

HP上でもご案内しているとおり、26日、27日に新潟市内野駅周辺で完成見学会を行います。連休中の大事な時間ではあると思いますが、お越し頂ければ幸いです。

http://homepage2.nifty.com/arbre_d/goirai/goirai.html

特徴は、コンパクトではありますが、無駄なく空間をプランニングした密の濃さです。無論緑の家の最大特徴である「質実剛健」が基本です。最近よく見られるようなモダンでビルみたいな四角い箱が流行しております。が、このような屋根の出ていない構造は非常に設計が難しい部類です。ビルのように、10年経ったときに定期メンテナンスできる事が前提なら多少無理な納まりでもよいのですが、住宅はやはりメンテナンスが多少ルーズでも大丈夫な事が良いと思います。緑の家では、多少ルーズでもよい納まりの設計計画になっております。

「緑の家」では、純白の家は今回で3棟目です。特に今回の色決定は、一年前にはじめて真っ白い家を建てたご近所に実家のある方が建て主さんで、強いご要望です。これは一年前に真っ白い家をご覧になっており、汚れや印象が今も当時と変わらないかを判断され、決めた外壁色です。よく巷では、窓の縁から黒い汚れや、通気層不良による、外壁の汚れがある家があります。特に軒の出のない四角い家はこの2つに充分注意する必要があります。「緑の家」は、この2つに充分注意を払い細かい配慮で作っておりますので、汚れが最小限度ですみます。この経過をみてご判断されたようです。

内部は10年前から造っている緑の家と全く変わらず、床はヒノキの縁甲板で、無塗装。壁は水性エマルジョンで揮発性有機化合物がほとんどない素材です。この2つの組み合わせが、昔から日本人に愛された白い壁と素木の床、扉の雰囲気となります。またコストに余裕があれば壁に木を貼ることもしますが、優先順位は低いですね。壁に木を貼る事は、実はあまり行われていないのが日本文化だったからでしょうか。木の面材は、主に天井使われたり、建具に使われてきたからだと思いますが、何でもありの茶室でも壁に多量の木を貼ったものは多く見ることはありません。やはり飽きがない素材である土や白い漆喰がほとんどです。いずれにしても、素地の木(無塗装の木)は時間が経つとなんともいえない趣が出ます。ここ数年は、このようなコーディネイトをする会社も増え、目新しさに掛けますが、なんと言っても10年も変わらず愛される空間の仕様は、建て主さんに誇れる家造り仕様と自負しております。今回は諸事情があり予約となりますが、まだまだ空いておりますので、ご予約お待ち申し上げております。

また次に東新潟駅周辺の見学会が行われる家で使われる中霧島壁という自然素材の外壁や、内壁を多用した家も8年くらい前から行っております。こちらも息の長い仕様です。 こちらはご予約無しでOKですが、5月6日の1日限りですのでご注意ください。下の2枚の写真は内野の見学会の家です。黄色い家は東新潟周辺の見学会です。


春の海の幸 2

先週に引き続いて、春の海の幸と山の幸。今ごろの山菜といえば「たらの芽」ですね。この「たらの芽」は、拙宅の前の山に結構あります。これを朝娘と一緒に採取し、その朝ご飯のおかずとなります。野菜嫌いな娘でも、家の畑で取れる きゅうり、かぼちゃ、オオバ、オクラ、パセリ、芋、ズッキーニ、そして今旬のブロッコリーは大好きです。(スーパーの物はなぜかあまり食べません)更に自分で採取する山菜も食べます。その中で「たらの芽」は好物みたいです。写真は小山有り海有りの拙宅の手摺越しに見た小山ですが、すぐそこにたらの木が30本ほど生えてます。ほとんどはご近所さんのご両親がきて採取してしまうのですが、何とか見過ごした物(最後の一本や、弱った木からとらない)を頂きます。

この間とったワカメのメカブとろろを作りました。刻みは娘の役目で、本当に細かく刻むのがコツです(舌に残らないのコツ)。量が少なく私の分までは廻ってこなくてちょっぴりしか食せなかったのですが、いい味でした。

春はいいですね。拙宅の庭も春満開です。私は庭に関して何もしていないので手入れをしてくれる妻に感謝しております。


春の海の幸

4/19加筆

気温が上がると皆いっせいに屋外で活動しますよね。拙宅は海に近い(*^-^*) ので、この時期は「アオサ?」と「ワカメ」を海から分けてもらう。まず写真のアオサは(調べたらアオサ科のヒラ青海苔とボウアオノリと判明!!)どの海岸岩場でも普通に見られるもの。しかし海水浴シーズンに見るあの大きい葉みたいなものではない。それより写真のように細くて柔らかい。これを石付きをいっしょに取らないように上だけ収穫し、水で洗って味噌汁へ。(娘はその場所でそのまま生で味見する。)とても海の風味がしておいしい。2月頃取れる岩のりもおいしいが、アオサの方が簡単に収穫できる。次にワカメ。地域によっては「ワカメ」は漁業組合で採取禁止しているところもある。だからワカメは海岸に打ち上げられた物を採取。それでもおいしいワカメにかわりない。天然のワカメはいつも皆さんが食している「養殖ワカメ」とは歯ごたえや香が違う。歯ごたえは好き嫌いあるが、香はとってもよい。私は乾燥させお味噌汁にしたものが一番よい。多く取れたときは、すぐに洗い、数日陰干し(←これ重要)して完全乾燥させると1年持つ。そして運良くメカブも取れたときは、刻んでゆでてメカブとろろに。春のうみからのご褒美だ。家の娘は、この二つに目がない。写真は石に着いていたワカメ。大事な事は、海の幸に感謝し必要以上に取らない。そうする事が大地のめぐみ、自然を継続できる方法。今回の採集場所は、出雲崎「天領の里」の前の海岸。


深夜の火災

赤字12日12時45分加筆

以前ご紹介したとおり、私は週中は事務所の建物に泊まることが多い。昨日も三条で寝ていたが深夜2時(今朝)にけたたましいサイレンが鳴り響いた。どこかで火事があったと、夢うつつの中で感じたが気にもせずにそのまま寝ていると、今度はきな臭い匂いに目がさめると、なんと窓の外には赤いランプが点滅している。消防車である事はすぐにわかり、窓から見るとポンプ車が水をくみ上げている。しかし、東側の窓から火事現場は見えない。変だなと思い西がわの窓に行ってみると、空が明るい。西側の近所の家が燃えて消火活動の投光で空が明るくなっていたのだ。煙はもう白い色となり、鎮火が近いとわかり一安心。けが人がいないことを願い、火災に遭われた方にはお見舞い申し上げます。

12時のニュースで一人亡くなられた事がわかりました。冥福をお祈りします。


オーブルデザインの家の写真のこだわり。SD10

当ホームページでご紹介している完成した家の写真は、シグマ社の一眼レフSD10で撮影しております。SD10は2005年の夏頃購入したので、それ以前の写真はニコン製クールピクス950です。ニコンは皆さんよくご存知だと思いますが、「シグマ」??だと思います。シグマ社は、主な売上は一眼レフレンズだと思います。年間売上は362億円ですので、世界一のカメラメーカーキャノンの4兆円の1%くらいです。ニコンでも8000億ですからとても小さいカメラメーカーです。ですが、このSD10には、2つの大手カメラメーカーにはない特徴があります。それは光を受け止めるセンサーが垂直RGB受光方式のフォビオンセンサーを使っている事です(他メーカーは水平受光方式ベイヤーセンサー)。この垂直受光センサー詳細は色々検索して頂ければわかりますので省きます。この小さなカメラメーカーの大事にしている事が、「解像感」や「フィルムかめらのような自然画像」です。つまりカメラが一番大事にしなければならない事のためあえて垂直RGB受光センサーを選んだといえます。私は写真は解像力と色が重要で他はその次というこの点でシグマのSD10に共感し購入しました。なんか「緑の家」のコンセプトとダブると勝手に思いました。当時SD10は本体だけで18万ぐらいで安価なカメラではなく、EOS_kissなど既に9万以下で一眼デジカメが買える時代でした。しかしこの小さなメーカーのカメラを迷わずに購入しました。確かに解像力はパソコンの当倍表示では、トップクラスの解像感(当時の価格40万のニコンのD1に勝っていた)があります。またその自然な立体感はどの高級デジカメにも負けていないと思います。いつものブログ画像は安いデジカメで写しておりますが、今回の写真はSD10の高解像画像です。写真をクリックすると大きなります(3.6Mとても重いです)ので、その木の枝や、銅版屋根細部のディティールの自然な立体感に驚いてください。。。


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