奇をてらった外観ではなく無難なデザインで、しっかりした家ということが感じられる窓廻り。
「 超高断熱、無暖房、パッシブ、Q1、気密 」一覧
大きな庇でも・・・超高断熱の美しい窓廻りは出来る。
塗装する前の窓廻りの施工が伊達の家の現場からラインで送られてきた。
いいねー。仕上げをしなくとも美しい窓廻りになっている。 続きを読む
新潟市 関屋の家 天然素材家具取り付け開始
関屋の家の完成見学会は4月21日、22日に決定。後日ブログにて予約を募集する予定。
「大樹の会」って知っている?
昔から使われている素材「だけ」で造ることを特徴としている家具屋さんである。
床下暖房のエアコンバックアップって必要か?その4
床下エアコンの選定 寒冷地用エアコン
床下暖房のエアコンバックアップって必要か?その3<br />床下エアコンの選定から3週間も経ってしまった。これは自宅や「て・こあ」周辺の大雪に驚いてしまったからで、期待して待っていた皆様には遅くなった事をお詫びする。
このシリーズの最後である「その4」は寒冷地用エアコンについてである。我田引水であるが、住宅のエアコンの選定では豊富な技術的助言が可能である。これは私の博士論文が「住宅のエアコンの選定」であり、この分野を深く知ることが出来る機会があったためである。
過度の加湿・・・いい加減に止めませんか?
湿度に間違いがあったので修正。2月9日
最近の地上波のお茶の間ワイドショーによると・・・
「風邪の予防にうがいは効果が無い」
と医師がでてきて解説していた。
あれほど、あれほど・・・数十年前から風邪予防には
「外出後はうがいをしなさい」
的な上からの物言いで信じ込まれていたうがい・・・。
私は20年ほど前からこれは眉唾だと思い、うがいなど殆どしたことがない。
結露防止なら湿度30%でもよいかも。
「緑の家」はCF(循環ファン)で自由に可変。
ただ今三条では3日間連続真冬日となっている。こんな時期だから結露の話題。今回の結露はガラス窓に付く表面結露のこと。
「緑の家」では9年前から全棟床下エアコン(土間キッチンを除く)を採用している。新潟県では床下エアコン暖房ではなく、普通にエアコン暖房している家は少ない。エアコン暖房は結露の心配の無い暖房機としても有益である。
高気密高断熱に必要な「気流止め」とは?
気流止め・・・って聞いた事がありますか。
建て主さんから質問がありましたので少し詳しく説明したいと思います。 続きを読む
超高断熱で床下暖房の重要ポイント。
新たな基礎断熱を併用。その1
ちょうど1年前に新たな基礎断熱方法を取り入れると宣言しました。その時は新潟県より寒い地域からと・・・。しかし来年から新潟県の住宅にもAグレードなら上の基礎、Bグレードならシングル配筋のべた基礎で上のような断熱も両方ご希望により従来の基礎断熱とともに併用※します。
※おのおの一長一短があるので。
BELSと換気の消費電力
ちょっと一般の建て主さんには今回の記事はわかり難いかもしれませんので、スルーして頂ければと思います。
BELS(ベルス)って知ってますか?
多分、ZEH(ゼッチ)認定を取得された方ならわかります。
BELSとは国が行う建物の省エネ性評価です。 続きを読む
論文の大切さ 査読論文
基礎断熱、床下暖房とカビ
今月の査読論文は読み応えあり・・・。
最初はこのタイトルで
「繊維系断熱材中の真菌移動性状に関する基礎的研究」
です。ファーストオサー(first author)は山田裕巳博士(長崎総合科学大)です。
ところで今回この査読論文集で気づいたのは、本文以外の図や表の説明文字が全て英語になっております。今までは日本語表記も時々あったのですが、どうも統一されたようです。多分・・・本文は文字認識で自動翻訳する事ができるのですが、図に埋め込まれた文字は無理でしょう。ですので図から国際標準化なのでしょうか。
床下暖房でのペットボトル型蓄熱の効果
その1 建築学会査読論文から
この写真は2012年に竣工した「緑の家」の床下に当時設置された市販されている飲料水の2Lのペットボトルを500本並べた時の写真です。当時は計算しか実証出来なかったこのペットボトル水の蓄熱効果と同様な実証論文がありましたのでご紹介します。
超高断熱の防湿層の位置は地域によって決める
多くの設計事務所は、狭い地域だけで仕事を行っておりません。つまり建築する地域の環境条件が変わる事を知っております。そこで設計するにあたり条件設定をし、シミュレーションする癖を身につけております。一方多くの工務店さんは地域限定(所謂地元密着)がゆえに経験で物事を考える傾向が強く、条件が変わると家造りの根幹が破綻する事になります。この事から一般的ではない家(超高断熱など)を造るときに、設計事務所のほうが得意ということがわかるかと思います。今回はその具体例として超高断熱性能をもつ建物の防湿層の位置を考えてみたいと思います。
やっぱり驚きの・・・ダクト式換気扇のフィルターの汚れ
ある「緑の家」で、「緑の家」でよく使うセントラルダクト換気システム(第一種全熱交換型換気システム)でご入居から今までフィルターメンテナンスをしていなかった時のフィルターの状況を写真に撮ることが出来ましたのでご案内します。
床下暖房用の冷房(除湿)使用は慎重に7 また発生 2017年版
今日ドレンの施工の確認を行ってもらうために、施工した仲村建設さんに連絡をすると・・・
床下暖房用の冷房(除湿)使用は慎重に6 2017年版
昨日「緑の家」で今夏2件目のドレンつまりの報告を受けました。 続きを読む
疑義は深まる
べた基礎下の断熱材は構造材なのか?その3
その2から続きです。
ものごと判断には、その歴史を見るとよいといわれており、この「住宅金融支援機構」の「木造住宅工事仕様書」の歴史を知ることが必要です。 続きを読む
床下温湿度・熱の移動の実測結果 2017年版
実測データーから真実がわかる
疑義は深まる
べた基礎下の断熱材は構造材なのか?その1
床下のサーモグラフィーを募集・・・その結果は・・・
ご協力頂いた皆様にはまずもって御礼申しあげます。
今現在・・・
複数の情報があり、その情報を元にネットで探って見ましたが、
殆ど・・・基礎断熱時における床下内のサーモグラフィーは見つかりません。
サーモグラフィーは多分・・・高気密高断熱施工をされる工務店さんの過半数は所有していると思いますが、床下には興味が無いようです。
2017年 建築学会の論文梗概集5
様々なエアコンのCOP特性
こちらは昨日の「エアコンの省エネ性表示の崩壊か」の前にご紹介すべき論文で、
「家庭用エアコンを対象とした実使用時のCOPに着目した最適機種選定方法に関する研究
2017年 建築学会の論文梗概集3
YUCACOでカビの伸長を確認
オーブルデザインでは、殆どの設計者が取り上げない建築学会の論文についてご紹介しております。特に今回は住宅の省エネ・床下暖房・環境分野では第一人者のグループの論文から・・・。
YUCACOといわれる床下をチャンバーとする全館空調した家で、梅雨期のカビの調査が行われた。
超高断熱はもはや当たり前。
その後のカビ、白アリなどの生物劣化対策が重要。
オーブルデザインは超高断熱(Ua値0.3w/m2k以上)を推進してきて早10年。
当時とは状況が変わり、いまゼッチ(ZEH)とかパッシブとかが認知され、しかも超高断熱住宅を大手メーカーの中で唯一薦めてきた「一条工務店さん」がなんと・・・
住宅ガリバーであるトップの積水ハウス(1万4千棟)にせまる勢いで、一条工務店(年間1万2千棟)が2位であるとの事です。
緊急再掲載
衝撃的な論文 火災と外断熱貼り・通気工法
このブログはちょうど2年前、2015年の7月1日のもの。この度イギリスでの高層アパート火災から、樹脂系外断熱と通気層について様々な憶測がでているので再びコピー掲載。
「緑の家」では耐震性※がまず始めにありきで次に耐久性、温熱環境、デザイン(仕上げ材含む)の順番になります。決してデザインや温熱環境(超高断熱)が最優先ではありません。
そして上の中に「耐火性」や「類焼性」などが入っておりません。なぜか・・・。
※・・・この耐震性は積雪1.0~2.5mで耐震等級2以上の個別構造計算による確認の事。感覚や経験で耐震性が高いという評価では無い。
超高断熱の前に構造が優先される訳
今年の3月の終わりに、国交省監修の「木造軸組工法住宅の許容応力度設計」の最新版が発行されました。3月に入手したかったのですが、気がついたときには完売で先週第2版を申し込みました。そして・・・この2週間は構造漬けになっておりました。