気密シートとタイベックの継続性

断熱はBグレードであるが、サッシはAsグレードにしてAsの基礎外断熱も採用し、最も効果的な断熱強化を行なっている井岡の家。

長期優良住宅認定(耐雪1.5mで耐震等級3、Ua値0.24とG3クリアー)で現在施工中の刈羽村の井岡の家に昨日伺ってきた。目的は耐力壁の4回目のチェックと、気密シートチェック。

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実務で見る CFと静圧型の床下エアコン 2

この写真で私が伝えたいことがわかる読者さんはコアな方。

上の図で私が何を言いたいかわかる方は、風呂CFを良く理解している。
よく間違うことであるが、洗濯物が乾くと言うことは顕熱が潜熱にかわるだけでこの風呂内(系)だけを見ると熱エネルギーは何にも変わっていない。

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実務で見る CFと静圧型の床下エアコン

ある読者さんのから風呂CFの配線図がおかしいとの指摘を受け、確かに誤解を与える図になっていたので修正した。その時に、風呂CFが高断熱高気密のユーザー間で話題になっているとのことを知った。どうりで先週はアクセスが多くなった訳だ。

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明け方19度以下でようやく窓開けが良い。

いつもの図。夏の外気の熱ポテンシャルは明け方でも日中と大きく違わない。例えば朝24度RH(相対湿度)80%も高い露点温度22.5度である。

夏は24時間空調したり、夜寝苦しいので朝まで25度程度で空調したりするだろう。その時今日の明け方のように外気23度だから空調をOFFして窓開けした方が良いのだろうか?

いいえ、それは昨今の電力逼迫から見てもNGである。

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白い靄とエアコンの設定温度

白い靄はカメラでは捕らえることが難しいので私がタッチアップして誇張したが、こんな感じで見えた。

一昨日の雨の時に、突然エアコンの吹き出しから白い靄が見えた。これは、隣にある第一種熱交換無しの換気の給気の影響と、急激な冷房負荷アップが原因と思われる。

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エアコンのスローリークが衰退の象徴にならなければ良いが。

2020年に交換した後2年目で再び油まみれの室内熱交換器。油染み跡は至る所でピンホールがでた証拠。 「緑の家」オーナーさん提供。

まあ、酷い室内熱交換器の状態。アブラまみれこの室内機は東芝製エアコンで、これで2度目の全交換(室内熱交換器)となる。当然メーカーの保証5年も切れているし、同一故障の場合は保険適用外とも言われるので、この修理費10万程度はどうなるのか・・・。

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79才なのに ホント凄い

79才で人柱になるその心情は計り知れない。写真はWiKiより転載。

武田邦彦氏を知ったのはもう25年以上前。リサイクルの事で検索しているときにその名前を知った。その時既に50才代半ば。つまり武田氏は御年79才である。なのに今回の参院選の全国区比例代表候補者。毎日全国を駆け回って、心限り声を出して街宣を行なっているのには、もう驚異としか言いようがない。

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基礎配筋検査 原村の家

木造住宅の基礎工事ではなくRC建築物に見えるほど大がかり。この時点で既に斜面なりの造形でかっこよい。

昨日長野県諏訪郡原村で建築中の「緑の家」に配筋検査2回目に伺ってきた。現場付近の家の殆どでは、敷地を平らにしそこに建築しているが、写真のとおり斜面をそのまま活かした計画にしているために、基礎形態は複雑になるが自然との一体感は確実に高い。斜面と言えば・・・

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構造用合板を定尺のまま使う

構造用合板が高い・・・。一年前の倍ちかい値がついている。そんな事で「緑の家」の地震に対する耐力壁は、数年前の仕様に戻して筋交い(壁倍率4倍)を中心として更に半分は真壁合板(壁倍率2.5)と同時に設置し、耐力壁倍率6.5と一般的なMAX7にほぼちかい。これは井岡の家が耐雪1.7mで耐震3等級という高い耐震性を要求するからである。

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夏の低湿度は大事な家族のためである。

MAXトキが無くなってからはじめて乗った上越新幹線。何か新しい車両の香り。

昨日は一日群馬県で勉強会を行なった。

その勉強会は床下エアコン暖房と冷房のこと。「緑の家」では既にある程度確立されているが、床下暖房や全館空調では様々な考えかたがある。それは地域性、文化等の違いの影響もある。

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真夏の参院選

小さい政党代表にはSPはいない。街宣動員がない政党は大変めずらしい。

先日、長岡アオーレに松田学さんがお越しになったので、なんとか時間を工面して実際の声と顔を見に行った。4年まえには当時の首相が三条に来られたのでこの時も話を聞きに行ったが、流石に現役首相にはSPが大勢いて物々しい雰囲気であった。

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シーリングのない無難な屋根と構造用合板の耐力壁

屋根勾配4寸の耐雪1.7mのため雪止めは3段で細かい金物取付。屋根上でのシーリングは原則なし。

原村の家の次に伺った井岡の家。屋根の仕上がりチェックと耐力壁検査である。屋根はご覧の通り単純な切妻屋根でAT葺き。当然、棟換気も10年ほど前から原則やめており、棟換気がないとシーリングに頼る防水部分がないので、シーリングの寿命の15年経ても何もメンテナンスする必要はない。棟換気があると、通常どうしてもシーリングの必要があり、そこが将来の欠点となる。

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新津美幸町の家 模型完成

単純な四角に家に大きめの屋根。片流れ屋根に見えるが実は切妻屋根である。

新潟県新津に計画される美幸町の家の模型が完成した。
現在事務所は欠員が出てしまい、先月から私の仕事に負荷が大きくなり業務が遅れ気味でスタッフが模型をつくるのもテンヤワンヤである。このためハローワークをとおして求人依頼を行なっているところであり、早くスタッフが入ることを期待している。

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ZEHの功罪で太陽光発電パネルの重さ

記事とは関係ないZEHのイメージ写真。

ZEHとはについては幅広く知られているので省くが、簡単には太陽光発電パネルを載せた僅かに断熱性能が良い家のこと。太陽光発電パネルを載せないとZEHにはならないが、この度国交省がようやく太陽光発電パネルと断熱材等の重さによる地震に対しての影響を検討しているとのこと。・・・遅いだろうと思う読者が殆どだろう。

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根切り底確認と水みち

現場小屋が設置された現場。虫などがおおい自然の中の打ち合わせにはありがたい。

昨日急遽事務所から300km離れた長野県諏訪郡原村に新築中の「原村の家」の現場に向かった。その前日の夕方に連絡を頂き根切り底を見ることができる日が、昨日しかないとのことだったので、急ではあったが都合をつけて車を走らせた。

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「て・こあ」でのある一日 二百八十七 ラズベリー

「て・こあ」裏庭で採取したモミジイチゴ。

6月は草系ラズベリー最終月である。5月から始まる草系ラズベリー祭りは6月で終わる。赤いクサイチゴから始まり上のモミジイチゴを経て大体バライチゴで区切りがつき、低木系キイチゴ類(ブルーベリー、ブラックベリー、桑)へ移行する。草系ラズベリーは道路脇の雑草として生えているが、このうち「て・こあ」で普通に生えているのがモミジイチゴと野生化した普通のイチゴ。

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カビが家の寿命をきめる(再)新築10年以降がポイント。

間違った認識 自然素材と梅雨
 雨が続くうっとうしい季節・・・それが梅雨です。 梅雨時期には相対湿度があがり気温も高いので「カビ」にとっては天国です。...
この上のリンクは12年前(2010年)のもの。このトップ写真はあるHPからの転載だが、そのHPが閉鎖されており、出所を確かめられないが、昭和のたたみ上げを記す貴重な写真

あのいやなカビの季節到来・・・私の持論は「カビが家の寿命を決める」である。これの元になった「自然素材はカビる」を書いた17年前の2005年のこの記事。その頃は、自然素材にカビが生えるなんて殆ど相手にされなかった。がしかし現在、高断熱高気密で且つ自然素材の家が数多く建ち始めた2010年より12年経つ昨年頃からカビの問題が顕在化している。

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otomo vie cent リノベ その17 杉伐採   

樹齢60~70年の杉を伐採する。比較的陰だったので直径は450mm程度。

otomo vie centの敷地では庭に杉が多数生えている。田舎ではごく当たり前のことであるが、市街地では考えられないことだろう。その木が樹高20mを超えてしまい家に陰をつくり、落枝でメンテナンスがやっかいになるので伐採することになった。

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今朝白の家 完成1(再)

耐雪2.5m耐震等級3(母屋と車庫共に)、耐風等級2、UA値0.27w/m2k、C値0.4cm2/m2の超高断熱高気密の家

朝8時30分、朝日が光庭よりはいる事を防いでしまうレースのカーテンがなくともプライバシーは守れる家は豊かだと思う。

この一枚の写真で、この今朝白の家が近隣に囲まれている環境の中、豊かな光を東西に伸びた土地の最も中央部にある家族の間で得ることができている事がわかる。

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今朝白の家 完成4 

完成1の写真はピンぼけだったので改めて完成4として再アップ。完成1は削除予定。

天井高4mの玄関ポーチ。暗くなりがちな場所ほど少し広めが良い。トップライトと屋根スリットから光がはいる。
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今朝白の家 完成3 打ち上げ

アスパラガスの焼きと天ぷらを頼んだ。焼きも天ぷらも絶品。

今朝白の家の完成したのでいつもの魚屋(ととや)でスタッフと打ち上げ。メニューを見たときに今回の目玉はなんと言っても新発田産のアスパラガスであった。

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今朝白の家 完成2

このバーカウンタースペースは、普段の「緑の家」ではない堅いイメージとしている。

この切れと自然なエッジだよね・・・と自分で納得している。何かというと・・・

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完成気密C値0.4cm2/m2でほっとしたが・・・僅かに間に合わなかった。

光庭で涼しそうにそよぐシンボルツリー。強風を受けないので線が細い幹が繊細で美しい。

今週末完成見学会が行なわれるので、プレチェックを行なうために本日現地に伺った。結果から申し上げると・・・検査&週末の見学会には一部間に合わず、正面の道路際アプローチとバーカウンターの造り付け棚のガラス戸はない。しかし完成気密は0.4cm2/m2で確定し、オーブルデザインが超高性能住宅が初めての工務店さんと組んでも常に超高気密を維持できるという記録は継続中。

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白アリの群飛の季節

羽を落とした2匹の白アリを偶然遭遇しカメラに収めた「緑の家」のオーナーさん。

とても見にくい写真だが、確かにこれは羽アリになった白アリが羽を落としたところ。この白アリが右に写っている僅かなヒビに吸い込まれるように入った所を「緑の家」のオーナーさんは目撃した。

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