T邸のリフォーム 3

2009.09.10

T邸のリフォームは4ヶ月に及びました。120坪の外壁全部に断熱材を取り付け、天井裏には断熱材を2重に施工し、基礎断熱にする工事でした。もちろん耐震壁の強化、内装の新装などありましたが、キッチンや、ユニットバスは既存のままという、通常のリフォームでは考えられないことですね。一般的なリフォームといえば、キッチンを新しくしたり、お風呂をUBにしたり、増築をしたりしますが、今回はその部分はまったく触らないで、耐震性と高気密高断熱化することに力を注ぎました。

結果一冬目のお住まいは、暖かくて従来では考えられないような居心地だそうです。暖房も従来の倍の面積を約24時間暖房して安いくらいになったそうです。しかしまだ結構高いのですが、その理由は暖房設備にありそうです。従来の家に設置されていた「ガス式ヒートポンプエアコン」を捨てるのはもったいないから、主暖房に使っていたのですが、これが効率(COP)が悪いらしく、これを普通のエアコンに変えると燃料代がまだ下がりそうです。

数年前に設置したガスヒートポンプは、100万位の設置費だったと聞いており、捨てるのはもったいないと思ってこれを撤去する提案はしていませんでした。

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立派な玄関構えでしたので、外側の変更は木製玄関戸を断熱玄関戸に変更した程度です。壁の中身は相当変わっており、その施工が終わった今考えても複雑でした。細い丸太の桁が数奇屋風のイメージを残してます。私でしたら、1mの雪の降る三条市ですからこの2倍の大きさの桁を使います。・・・が無粋ですね。

奥の下地壁は、以前からあったものです。それに新しい壁と洗面器を取り付けてます。馴染んでますね。

奥の下地壁は、以前からあったものです。それに新しい壁と洗面器を取り付けてます。馴染んでますね。

中は「緑の家」の仕様です。無垢無塗装のヒノキの床板。家具扉も無垢の杉無塗装です。気持ちよいです。

中は「緑の家」の仕様です。無垢無塗装のヒノキの床板。家具扉も無垢の杉無塗装です。気持ちよいです。

本来ならリフォームした内観の写真が相当あるのですが、お住まいになりながらのリフォームだったので、プライバシーの問題、お荷物の引越しも大変だったそうなのであえて撮影は行いませんでした。ですが、他の緑の家と同様の雰囲気が出ております。
一年お過ごしになり、建物の性能の良さと「緑の家」肌触りと香りにご満足頂き、現在所有の軽井沢の別荘のリフォームのご依頼を頂きました。
感謝です。軽井沢のご別荘も
暖かく、そして快適で5感を大事にする家としてご提供させて頂きたいと思います。その日を楽しみにしております。

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