9. 木への気遣い

簡単お手入れ

木は、荒く扱うとすぐに傷がつきますが、少し気を使えば、数十年後でも気品が出てきて更に愛着が増すでしょう。一方プラスチックや石油製品、一般のフローリングも石油製品の塗装をすると、年月が経つと汚れ、壊れても補修が難しいため、使い捨てになってしまう傾向があります。
無垢の木は、少しくらいの凹みなら蒸しタオルを当て、上からアイロンをかけます。何度かすると元通りになります。ひどい陥没のときは針でその部分を突っついて、空気の補充穴をあけてから先ほどと同じようにすると目立たなくなります。これは、合板や塗装品ではまず不可能です。 又、表面の汚れは、消しゴムでこすればおちます。  
染み込んだ汚れは、水を上に張り一晩程度様子を見て(水染みがつくことがありますが)薄くならないようでしたら、漂白剤を水に少したらし、一時間ぐらい様子を見ます。これでも薄くならないようでしたら、紙やすりで擦ります。その後良くふき取り、乾いたらオイルをすり込みます。しかし、20年もするといずれもあめ色のなり、汚れも色の一部になります。

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蒸しタオルの上からアイロンを