木造住宅は温暖化を防ぐ※
二十一世紀最大の環境破壊は、地球温暖化だといわれていますが、温暖化を促進させるガスのうち、もっとも大きく寄与するのが二酸化炭素です。
日本の森は、一年間に光合成により二酸化炭素を炭素換算で2700万トン吸収しています。 一方経済活動で、年間排出される二酸化炭素量は、3億3000万トン。木が二酸化炭素と日光の光合成で水から酸素を作る事は有名ですが、その効果以上に温暖化防止で役立つのが、木造住宅の建設です。木を使って家を建てる事で、二酸化炭素を固定化できます。その固定量は、年間1億5000万トンにのぼり、排出量の50%にもなります。つまり木造住宅を作ることは、森を都市に造ることになります。木材を使った住宅が増えれる事は、それだけ二酸化炭素の固定量が増えることになります。(当然家を長持ちさせることが重要で、植林して森を回復させることが必要です。)
このように家を作りながら、温暖化を防止できる「木」。
改めて大事に使い、少しでも長く持たせる工夫を心がけたいと思います。
※2010年から地球温暖化防止の観点から二酸化炭素削減に対し特に大きな意義は無いと変化した。但し、木造住宅を大事に使う事は今も同じである。