1999年作成、2001年一部修正
自然素材で効果があるのか
最近話題になっている炭や木酸酢はどだろうか?炭は古来からあったにもかかわらず、床下において、積極的に使用されていたという例は少なく、これは床下敷込みの意味がなかったことを先人たちは知っていたからに他ならないだろう。又炭には吸放湿するという特性があるが、この湿気放湿時に高い湿度が逆に維持されるという欠点を持っている。
自然薬品の木酸酢もヒノキチオールもその当初は効果があるにせよ、
5~10年も経てばなくなることは明らかで、やはり塗り直しが大事な条件である。
こう考えると、物理的に防蟻防腐効果がある基礎1mが良いことになる。
先人の「木材を地面からできるだけ離す」という知恵は深いものがあり、
これを見習って、当事務所では1m基礎を採用している。