外観、屋根と意匠図面

text 2005年11月

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建て主さんがこだわった屋根形状。日本にも社寺等複雑な 構造をもつ屋根に反りという形がある。
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この図面は、新設した住宅部分で、古民家の木組みに負けないように、デザインしたはね出しバルコニー部分。 この部分の木と木の接合部で柱と梁は長ホゾ込み栓打ち込みとなる。この耐力はおよそ700kgで、梁と梁の接合部は鋼鉄製の「ホゾ」※1と鋼鉄製のドリフトピンで緊結し、耐力1000kgを得る。見た目もピン頭8mm程度しか見えないので、木組みのデザインを壊さない。現代の雇い込み栓である。

ドイツをはじめとするヨーロッパでは上の写真のような形状の屋根が多く見られる。これは建物の構造に深い関係がある。地震がほとんどない国なので、古くから石やレンガで家を作ることの多かった地域では壁までは石やレンガでつくることが普通である。ところが屋根は木造で作ることが一般的であった。
石やレンガで屋根を作るときはドーム状にしなければ作ることは難しかったからである。
また、平らな石を貼ることが多い屋根は急勾配によることで雨漏りを防ぎやすくなる為、急勾配を木造で作ることが一般的であった。すると下図のように屋根の下側で勾配を変えるとレンガ壁と木造屋根の取り合い工事がしやすかったと思われる。

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ドイツやヨーロッパの建築断面図。 壁が石造で分厚く、40~60㎝ある。
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オーブルデザインが作成した屋根の断面図。

こんな事を建て主さんから頂いた資料で学ぶ事になった。大変ありがたい事である。