プロローグ

text 2005年11月

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T邸の内部廊下。 リサイクルレンガの積まれた廊下、古い素材に特別の表情を与える。
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T邸内部リビング
左の写真の反対側にはこのように薪ストーブが配置されている。その壁もリサイクルレンガ積み。
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職人さんが1個1個積み上げるレンガ壁。タイル貼りのような軽いイメージはなく、重厚感がある。

プロローグ 高気密高断熱が縁

さて、なぜオーブルデザインが古民家をお手伝いすることになったかについて少し触れたいと思う。
当初、建て主さんはその全てを家プロデューサーであるカールさんにまかせてスタートした。カールさんのドイツ風の民家にはとても魅力があり、内部インテリアも洋風で古民家を全く新しいイメージで再生される所が新鮮である。そこで建て主さんはカールさんに家の設計をお願いしようと考えたのだが、家の要である耐震性や断熱、気密性、又、海沿いに建てるノウハウや基本設計について考え方が違うと感じられるようになった。
そこで、ネット検索をされていたところ、住宅専門で耐震性、高気密高断熱しか設計しない設計事務所を発見(オーブルです)し、メールのやり取りが始まった。
このような始まりだったので、当初オーブルデザインが担当するのは、
① 高気密高断熱部分だけの基本、詳細設計 と
② 構造の基本設計     だけだったが、
建て主さんとオーブルで話をするうちに基本設計のやり直しを含め、全てをオーブルがすることになった。(この件については別に紹介する)