7. 一棟ごとに構造計画を行う

text   2009.04

木構造を自社内で構造計算する安心

家の構造計算書を持っていますか?
通常の建築会社と契約した建て主さんは、自分の家の構造図を持っていない方がほとんど。これは建築確認と呼ばれる申請書に2階建ての住宅程度では添付不要とされているから*。だからといって、構造図が必要ない訳でも構造設計が不要という訳でもない。添付が不要なだけである。安全性の要、構造設計は法律で規定されているが、そのほとんどが外注である事実をご存知だろうか?「えっ請け負ってくれた建設会社の設計者が考えるのではないの?」と思われるだろうが、構造設計の主である「伏せ図」はプレカット専門工場の社員か、工事をする大工さんが考えている。多くの建設会社において公の書類である確認申請書に記載されている「設計者」は安全性の要である構造設計を行わない。このような不思議な業界の事実がここにある。「緑の家」は自社内で構造設計をするだけでなく、構造にかかわる書類(各階構造伏せ図、構造計算書)を請負契約する前にご提示できるシステム。必ず建物の請負契約をする前に構造図を手に入れることをお勧めする。
*平成19年8月現在

構造計算書は設計の要。安全性はこの書類があって初めて確実なものになる。
p7-3
設計者が構造計算し、一般の二倍の鉄筋量があるダブル配筋ベタ基礎。
p7-4
設計者が構造計算し、部材である木の大きさが確定する木組みと特殊金物。