緑の家の耐雪性ー耐雪を明示する

2009年初稿、2023年10月加筆修正

新潟県は世界でも有数の雪が多く降る地域です。20~30年前では三条市でも雪おろしは必ず行われておりました。新潟市においても法律で定められた積雪は1mで、この雪の重さがある状態で構造の安全性を確保することが義務付けられております。ところが数多くの住宅は積雪1m時の安全性の裏づけがありません。これは20年前に確認申請の緩和措置として、建物の安全性は設計を行った建築士にゆだねられ、行政は関与しないことになったためです。特に積雪量が1mを超える基準を持つ、三条市、燕市、長岡市、見附市、新発田市、又、旧亀田町、新津市では1mしか積雪を考慮しない構造設計の場合、右写真のプレートを見えるところに設置する義務があり、記載の積雪量をこえる場合は雪おろしが必要となります。「緑の家」ではこの積雪プレートを設置しますが、ほとんどの建設会社ではこのプレートをつけておりません。また、A、Bグレード共に、地域で決められた設計積雪量1~3mで構造計算し、プレート表示を標準仕様としております。