TEXT 2011.11.06
床下暖房とセットでヒートファクトリー
ヒートファクトリーは廃熱回収
浴室で使用したお湯(浴槽水含む)を全て床下に集め、熱交換して「熱」を取り出してから捨てる画期的なシステム。排湯温度は35度あるのでそのまま床下に置いておくだけでも補助暖房になる。そして更に冷水(冬の水道水)で搾り取って20度以下で排水する熱工場の事。床下暖房とセットで備え付けると効果大。
効果を実測データーで証明
「緑の家」の床下に設置されたヒートファクトリー(排湯回収工場)。いつも冬にお湯を流す時にもったいないと思っていた。このシステムがあれば、6割程度熱を回収する事が可能。これでわざわざ洗濯水に使う必要がない。※1
こちらは実測したデータ。最初上層温度35度あった排湯温度が、最後には20度
になっている。予定通りの測定値。
細かく見るときちっと回収されていることがわかる。真冬の冷たい水が最大30度近くまで加温されている。
ヒートファクトリーの特徴は
1 電気を必要としない、重力式。
2 単純なシステムなので、セット価格は15~17万円。
3 夏は排湯を抜いて使用しないバルブ装備。
※1 基礎が低いBグレードでは標準採用されていません。