「緑の家」 オーナーC様の声

Q1 「緑の家」で生活して一番感じたことは?

第1に「安心感」ですね。家造りを考えた時に、設計と施工を一手に手掛ける建築業者に依頼をしようとは思いませんでした。設計と建築が同一業者であるというのは、試験監督のいない場所で受験生が解答を書くようなもので、何かの拍子に建設業者が「不正行為」を働いたとしても素人である施主にはそれを見つけられないからです。その点、「緑の家」は建築業者とは別の設計事務所が監理しているので、特に基礎や壁面内など、表面に現れていない(完成後には通常確かめようのない)重要な部分を設計通りに施工してあるという安心感・信頼感を買うことになります。

また、設計段階で何度も打ち合わせを重ねることも納得いくまでできましたし、建築中も現場を見せてもらえました。住宅の基本性能を重視する姿勢がよく伝わる家造りです。

第2に「木」ですね。無垢材を使うことにはあまりこだわっていたわけではなかったのですが、「緑の家」は基本的に木材をそのまま無塗装で使っているので、「人は自然の中で生きるのに合っているのだなあ」という感じが住んでみるとわかります。自分ではもう気づかないのですが、来訪者は床材のヒノキの香りがすると言います。

第3に、自由設計ですので、自分がこうしたいという設計を(予算の許す範囲内で)実現できていることです。打ち合わせの際に、こちらからあれこれと要望を伝えましたが、「本当に伝わっているのだろうか」という部分までできていました。むしろ、浅間さんからもっと家造りのプロとしての提案があってもよかったのではないかというくらい、要望を尊重していただけました。したがって、自分と家がすぐになじみました。

第4に、コスト・パフォーマンスの高さです。知人で大工をしている方が来訪した時に「よくできている」と言っていました。設計はもちろん、素材やパーツ選びもよいのだと思います。日本のハウスメーカーの住宅寿命が30年くらいだと巷間言われていますが、それはあまりに短すぎます。「緑の家」は30年後、さらにはその先もどのようになっているかを期待しながら住んでいられる住宅だと思います。

以上のような要素を売りにしている業者はいくつもありますし、住んでみて比較ができるわけではありませんが、トータルバランスが高い、そしてごまかしがないという信頼性(ホームページ造りにそれが表れています)のある業者に造っていただいた家に住んでいるという感覚がもてるという点は、たいていの庶民にとって住宅新築が一生に一度のことであるがゆえに最重要ではないでしょうか。

 

Q2 家造りで苦労したことは何ですか?

苦労というよりこだわったことになりますが、まず土地探しです。自分に折り合いの付く土地を見つけるまで足かけ5年かかりました。

次に業者探し。インターネットで検索してオーブルデザインさんにたどり着きました。完成見学会にも何度か出かけました。知人の家がたまたまオーブルデザインさんがてがけたものだったという偶然もありました。

そして設計の検討です。何度も図面を書き直していただきました。大変時間のかかる作業でしたがとても楽しみながらできました。

 

Q3 夏期の通風なしは如何ですか?

夏期に窓を開けることはまずありません。洗濯物を外の物干しに掛ける時くらいです。室内の空気のほうが快適ですので。特に、快適さを決める(と私は思いますが)湿度に関しては外気とは比較にならないと思います。通風のために(というよりも開放感を得るためといったほうが適切かもしれませんが)窓を開けっぱなしにするのは5月から梅雨前にかけてと、秋に外気が乾燥している日中の数時間くらいです。従って網戸も不要です。

 

Q4 冬は寒いと感じたことがありましたか?

まったくありません。寝るときの掛け布団も、入居以前に使っていた布団では暑くて、薄手のものにしています。その昔賃貸住宅で暮らしていた時には、布団から乳幼児(当時)の手が出ていて朝には冷たくなっていたので、その対策に困っていたのですが、「緑の家」に住んでいればそんな心配はきっと無用でしたね。北海道の親戚が冬に室内で軽装で暮らしていますが、そのままを自分が新潟で再現しています。室内環境が快適すぎて、子どもが軟弱に育たないかと心配するくらいです。(笑)

 

Q5 床下の収納は使ってみて如何ですか?

収納力は十分です。入居前は物置を別に作らなければならなくなるかなと思っていましたが、将来的にもたぶん必要ありませんね。我が家では書籍やアウトドアの道具もしまってありますので、ちょっとした「大人の隠れ家」みたいな気分にさせられる空間になっています。天井の低さが雰囲気を出しているのかもしれません。○○ホームに「蔵のある家」という商品があったかと思いますが、荷物の重量が家本体にかからない点、床下に頻繁に入ることによって、床下環境のメンテナンスを自ずと行うことになる点を考えると、「緑の家」のほうが設計的には上だと思います。

 

Q6 「緑の家」へのご要望があればお願いします。

基本的にはありません。現段階では満足しておりますので。あえて挙げるとすれば、

  • 計画段階で建物の外観や室内の様子の立体イメージ画像があると、実際に生活をしてみてからの使い勝手を想像しながらの間取り検討がしやすくなるように思います。コンピュータグラフィックが普及した時代ですので、経費はかかるかでしょうが技術的には可能だと思います。図面や模型だけでは限界がありました。今回の家造りは「合格点」ですが、それでも「ああすればもっとよかったかなあ」というこまかな部分がいくつかあります。(家造りはそんなものだと言えば、それまでなのですが)
  • 既に竣工した「緑の家」が、経年劣化等でどのように変化したのか(変化しなかったのか)を追跡調査していただき、それを情報として出していただけると、自分の家の将来をある程度見通した住まい方や対策の参考にできると思います。
  • 防音と災害(特に風水害)そしてメンテナンスのしやすさも考慮した造りであると「無敵」ですね。すでにそうであるのでしたら、もっとアピールしてよいかと思います。