設計事務所とは?

image001

当設計事務所内部

当設計事務所内部

Q. 設計事務所って普通の家も頼めるの?

A. まったく問題ありません。

特に住宅専門の設計事務所であればより専門的なアドバイスができます。

お医者様にも専門分野があるように(例えば子供は小児科医、怪我などは整形外科医など)、設計業務にも専門分野がありますが、専門外でも不可能ではありません。

設計事務所に依頼する利点として、第三者として工事監理が入ることによる欠陥防止というのもあります。これは、建てる建築の規模にかかわらず全ての建築に適用されるのが望ましいと思います。特に高性能の家等・・・。一般的に住まい造りは一生に一度の大事業です。積極的に設計事務所を利用することをお勧めします。

 

Q. 設計事務所に設計を頼むと設計料が高いような気がしますが?

A. 普通は高くないと思います。

ハウスメーカー、工務店、建設会社いずれが設計を行っても、設計料がかかります。よく設計料は無料ですという会社がありますが、設計を「業」で行う  には必ず設計事務所登録を行い、通常の家の設計では、国家資格が必要です。

設計事務所登録は、最低でも1人の建築士を必要とし、この経費がかかるのは明らかです。したがって無料と謳っている設計料は、建築費の中に合算されていることになります。 特に最近は、住宅の着工時に必要な「確認申請」にかかる書類作成は、当事務所でも最低3日間は必要です。

また、何しろ設計が良くなければ、どんなに施工が良くても良い家にはなりません。その設計を専門に行っている会社の方が、施工を主体にしている会社よりより真剣に取り組む事は容易に考えられます。当事務所の設計提案は、1mmでも無駄にしません。

当事務所の設計料はこちらへ

ハウスメーカーの場合、標準プランを作ってしまえば、多少のアレンジで何百棟も建てるので、1棟あたりの設計経費は単純に考えると安く済んでいるかもしれません。その代わりに、派手なTVコマーシャルや広告宣伝、高い営業マン給与、モデルハウスの維持・運営にかかる膨大な経費は全て工事費に上乗せされています。

 

Q.設計事務所は工事もやるのですか?

A.行いません。

それは、「建て主と施工会社の間に入り、中立の立場で工事を監理する」という大切な役割があるからです。
また、設計事務所の業務の目的は、広い意味で建て主の利益を守ることにあると考えます。これは専門性が強い家の施工という業務に、専門知識をもたない建て主ではとてもわからないことが多いからと考えます。つまり建築においては、設計事務所は建て主の弁護士または代理人と言えるのです。そのために、建築主と直接監理委託契約を結んでいただき、報酬を頂いているわけです。施工をはじめると、利益を考え、建て主の立場にたつ事は難しいでしょう?

 

Q.工事会社はどうやって決めるのですか?

A.決まりはありません。色々な方法があります。

通常は、複数の建設会社で、設計図書でお見積もりをして頂き、価格、仕事、内容を吟味し決定します。無論建て主のお知り合いの大工さんでも可能です。

価格がもっとも重要なポイントですが、建て主との相性、過去のお客さまの評判も

決定要因です。

設計事務所がかかわった場合、数社の施工業者に細部にわたる図面を基に明細見積もりを提出してもらいます。その見積もりをプロの目でチェックしますので、不明快な部分がなく同じ条件のもとで公正な価格競争が成り立ちます。品質と価格をコントロールする主導権が建て主側にあるというわけです。結果的に、同じ内容ならば設計料と工事費を合わせた金額と、メーカーや工務店の住宅の価格とでは、同程度かもしくは安くなる場合も少なくありません。

 

Q.建築家と建築士、どう違うのですか?

A.違いはあまりありません。

建築士は建築物の設計とその工事監理を、独占的業務としておこなえる唯一の国家資格です。一方、建築家という資格はありません。
皆さんもよくご存知のように、施工会社やハウスメーカーに勤務する建築士も大勢います。このような施工と工事監理の厳密な分離が図れない状態にある建築士と一線を画くために、独立して設計・監理業務をおこなっている建築士は、自らを建築家と名乗っています。
しかし、建築家という言葉の響きに、偉い人、学者肌の人、大御所といったイメージが付きまとうので、比較的若い独立した建築士たちは、建築家とは名乗らずにいるのです。

 

Q.設計事務所に頼んだら、作品性の高い住まいを造られてしまうのでは?

A.そういう事務所もあります。

過去に設計した建物を見せていただくと、設計事務所の傾向がわかります。

ただ外観だけではなく、もっとも重要な内部の使い勝手、素材、デザインを見て、その事務所の考え方を感じてください。内部がもっとも重要だと申し上げたのは、その内部にいる時間が、外部や他の場所と比較にならないほど長い時間だからです。

 

Q.設計事務所を訪ねてみたいのですが、一度会ったら断れなくなるような

気がするのですが…?

A.どんどん断りましょう。

一生に数度あればよいほうと思われる、家の設計に遠慮は無用です。もし自分に合わないと思われるなら断りましょう。

 

Q.ハウスメーカーに依頼していますが、工事監理だけしてもらえますか?

A.基本的に可能です。
ただし法律的には、その工事に対する監理権限をもつ事は出来ないので、(ハウスメーカーと契約した時点で、工事監理もそのメーカーに委ねているはずです。)あくまでも建築主の代理人という立場になります。
こういった場合ほとんどの人は、ハウスメーカーから工事監理者の紹介を受けず、

誰かわからないまま工事が始まる事になります。また、現場監督をする人と勘違いしています。工事監理者は、建築主の利益を守る要となる人です。

是非、ご自分で納得して選出して下さい。