Q1.床や窓枠に塗装しないとだめだと大工さんは強く言っていますが・・・A.針葉樹(杉、ヒノキ)には必要無いでしょう。
そのわけは和室にあります。和室の柱や建具(杉、ヒノキ)に
塗装してありますか? ありませんよね。
昔から日本は無塗装の家が基本でした・・・略
この質問の後、事務所に一通の手紙が届きました。内容をご紹介すると・・・
「今朝は突然のお電話に対しご丁寧な対応をいただき
ありがとうございました。
家へのイメージを現実化していくには
自由に相談できる設計士さんを選ぶことが
どんなに大切かを痛感しています。
田舎暮らしへの憧れと未知の農村地帯に住む不安とに揺れながら
HPで購入した土地に今春4月着工しました。
解体時から難問続出、施主兼現場監督状態のストレスが続きました。
大工さんは良心的な方ですが親戚の知り合いということもあり
自由に話し合う時間がかかりました。
親戚の材木を使わせてもらうことを軽くOKし
メリットに対するデメリットを考慮できなかったこともあります。
設計・建材への知識もなく大工さんにうまく伝えられないことが多々あり
慣れないHP閲覧は頭の中が混乱することばかり。
施工が進む中でたくさんのことをあきらめ何度か建築を取りやめようと思ったりしました。
防蟻剤を何とか避けたくてめぐり合ったヒバ油に飛びつきました。
土台・柱を自分たちで塗り、香りのよさ、ヒバや特にクリにしみこむ
漆のような光沢にひかれました。
防蟻剤は避けられましたが蟻さんに喰われるのも困ります。
床下にもぐり点検をしっかりしたいと思います。
柱や床などにニスを塗るといわれまた慌てました。
また腰版や窓の内枠は杉なのでやわらかいから、また汚れるから塗ったほうがいい
というのが大工さんの主張です。代用はないか、
蟻さんが嫌がってくれるヒバ油はどうかと問い合わせました。
「コーティング効果はかなり期待できる」との話です。
ニスを塗るならヒバ油の方が自然にやさしいと思います。
迷った末に「塗って様子を見よう」と説得、ヒバ油を注文しました
ヒバ油は試行が重ねられるこれからの世界のようです。
大工さんや連れ合いは・・・状態。
HPで貴社を知りお電話した次第です。「無塗装でも安心」とじかにお聞きしてよかったです。
「いつでも塗れるけど、塗ったらとるのは至難」とお聞きしたこともあわせ
無塗装あるいはどうしてもニスというところはヒバ油でいってみたいと思います。
貴重なお時間をいただき心からお礼申し上げます。」
少しでもお役に立てたことは専門家として光栄に思います。