Ｑ 民家リフォームには高気密高断熱が必要といわれるのはなぜ。
従来のオーナーが、良い民家を手放す理由の一つに
「とっても寒いから」があります。
（昔の家は本当に寒い）
今の日本人は暖房を必ずしますが、
民家は暖房を前提にしていないため、
暖かくできなかったり、結露して床がおかしくなったりと
不具合が出ます。そこでこの民家を丸ごと断熱材で包み
気密性をあげ、暖房する家の条件に直すことになります。
これは高気密高断熱（外断熱）で対処できます。
暖房は「家中暖房」が絶対条件ですから、
気密性、断熱性をおろそかにすると、燃費がかかり
部分暖房になって、結露を引き起こします。
そして結露によって、「構造」を腐らせ、せっかくの民家が
だめになります。
昔民家が長持ちしたのは、「暖房」をしなかった事が
理由の一つです。なぜなら、昔のまま暖房しない
寺、神社は、結露とは無縁ですから・・・。