12年前から進歩なしの防腐防蟻方法!!そろそろやめませんか?

2009.06.24更新

「緑の家」は真剣に法律を守ります。そのひとつが薬剤に頼らない
防腐防蟻方法。もう12年も前から採用しているのに
国が推進する長期優良住宅は、薬剤散布・・・。これでは法律違反。

自慢げに行われる外壁通気工法だけでは
長期優良住宅ではありません。
→大事なことです。

まず最初に下の写真をご覧ください。現在の法律では、地盤面から1m以内にある建物の外周の主要構造部材である木材には防腐防蟻を施す事になっている。それを受けて実際性能評価の劣化防止の最高ランクでは、薬剤処理もしくは特定の樹種の心材しか使えない。最高等級以外(建築基準法レベル)では、通気工法だけでも可能であるが、最高ランク(等級3)及び長期優良住宅では認められない。

これは他社の薬剤による防腐防蟻処理。新潟県では性能表示等級3(最高ランク)を 取得するためには、外壁を造る前に薬剤を塗る。その効果は長くて10年。

写真はある2×6工法の大手現場。茶色く塗られたところが薬剤。 外壁の造る前に塗る。又は工場で処理される。その効果10年。工業処理でも20年位。

今回の問題の国の講習会で配布された資料。軸組みも劣化防止等級3(最高ランク)では床組み、土台と同じ防腐防蟻が必要なのに、定期点検からその項目が削除されている。
これは現実にできないから。
これこそ最大の問題点!!

この資料の発行元は(財)ベターリビング、一般社団法人 住宅性能評価・表示協会。 またこの講習会は国交省が後押ししているし、事実上国の主催と思ってよいはず。

オーブルデザインの劣化防止最高ランク取得時の資料は・・・

Sプランでも地盤面から1m以内に木材(土台を除く)はない。SSプランは土台すら1m以下にはない。 だからこの部分の定期的な手入れは原則存在しない。これこそ長期優良住宅である。

当たり前ですが、長期優良住宅の柱は土台と同じ耐久性が求められます。 巷で行われている等級2程度の通気工法では、長期優良住宅にはなりません。

当たり前ですが、長期優良住宅は通気工法だけではだめです。 巷で自慢げに行われているこの外壁通気工法は等級2程度であり、長期優良住宅にはなりません。

こんな決まりがあるのに、参考の維持保全計画では、柱や耐力壁に薬剤の再散布の予定がない。多分ほとんどの建築会社は、高基礎ではないので薬剤処理すると考えられるのに・・・。
行政が基準法と実態の違いを知っているだけに、書けなかったとすれば国家ぐるみの偽装劣化防止住宅(長期優良住宅)である。

では、
オーブルデザインはどうしているか?

オーブルデザインの基礎は最初から1m以内に木がない。だから薬剤処理もいらない。

各建設会社のブログでも防蟻防腐の紹介写真は多い。ぜひ過去の写真を注意深く見てみよう。この劣化防止の措置は9年前から決まっていた事である。