大変興味深い写真です。
2006 6.07
東側外壁に現れたきれいな???縞模様!!鉄骨系ハウスメーカーの家(築10年未満)。
ちょっと怖いかも・・・。
上の写真は、私の町に建っている某鉄骨系ハウスメーカーの家(築8年位か?)の外観写真にコントラストを強くした画像である。外壁に現れた模様は、汚れやかびの生えた跡である。なぜこうなるか?
この外壁面は東側で環境はあまり厳しくない。しかし断熱が不十分のせいで、熱伝導率が高い柱や梁の鉄部分が「熱橋」となり、結露を起こしカビが生えたと推測できる。表面がこのようになっていると、内部はもっと酷い状態だ。もしかしたら通気工法をしていないか、通気工法が不完全なのか?鉄鋼のハウスメーカーはほとんど上場大手。大きな会社だから、技術は大丈夫と思ったら大間違い。大手メーカーほど、社会情勢に合わせた基準としている事が多く、この当時は、高気密高断熱は不要と言い切っていた時期の建物性能。だから熱橋を防止していない建物構造。建て主にとっては迷惑な話で、20年は大丈夫な基準を薦めてほしいと思うのは私だけであろうか?
これと同じ件を4年位前にこのコラムで報告している。
わかりやすいように鉄鋼のあるらしいカビの跡に赤い線を入れてみた。平成12年以前の鉄鋼系のメーカーの家は、多かれ少なかれこのようなことになると思われる。