text 2002.10
さて久しぶりに通りがかりの家の建築現場を眺めていると、
最近県内では広く住宅を造っている大手といっても良いA社の建物。
基礎を良くみると「うーム。あの配筋は無理がある。」
というのは、基礎という部材は、その力が基礎上部に
集中する事が多いため、この上部にD13(2‐D13)という
他の部分より大きい鉄筋を入れる。
ところがこの大事な部分に15cmもある穴が換気用に
910cmごとにあるではないか?
通常15cmある穴の場合周りに補強する鉄筋を入れるが、
この写真の位置では厳しい。3階建ても数多く手がけるA社ではあるが、
会社が大きくなると、施工の統一などが難しくなる。
この現場も地元の会社といっしょに施工しているような
たて看板があり、下請け、元請の関係が不透明な現場であった。