Q.なぜ面倒なの?

木の良さは、新築後5年を経過した時点で、多くの人が気付く。そのため、販売セールストークになりにくい。住宅業界では有名であるが、大手プレハブメーカーの社員は、自社で家を建てない。これは5年後の姿(プラスチックがボロを出す)を、アフターメンテナンスで見て、知っているからである。また木の性質を、お客様に説明するのが面倒。(ハウスメーカーの若い営業マンが木の良さを知らない。)家の中の木は、冬から春は縮み、梅雨から秋にかけては膨張する。105ミリの柱だったら1ミリから2ミリ寸法が、1年サイクルで変わる。
また、使われている木が、乾燥材でないと、反ったり曲がったりする。少し前の住宅は、乾燥材を使う事が無かった。最近乾燥材が出まわり、使いやすくなったが、それでも価格が高い。このため乾燥材は殆ど使われない。「お客は素人だからそんなことまでは・・・」という風潮である。
在来工法では、構造材が未乾燥材である事が非常に多く(まず間違い無い)、これらが乾燥したとき床鳴りの原因となりやすい。それを防ぐためには、フローリング(合板)で、接着剤をたっぷり使ったほうが、簡単に施工できる。もちろん環境住宅では、構造材は全て集製材で乾燥しているものだけを使う。
答え.お客様と早く契約したい