ロッグハウスは冬も暖かい印象があるが、それも個々に違うらしい。
下の写真のとおり、このロッグハウスは屋根の断熱が弱く、雪を融かす
融雪屋根？仕様だ。建て主が融雪屋根してくださいとお願いしたわけ
でもないだろうが、見事に雪が融ける。つまり、室内の暖房した熱が
屋根に直接伝わり雪をとかしているのだ。このような断熱では暖房費
もかかることになるだろう。また、夏は屋根の熱が直接室内に伝わり、
その輻射熱で暑くなるだろう。
更に専門家が見るともっと怖い事がわかる。通常屋根断熱（小屋裏が
なく直接勾配部分が部屋となる）の場合、外気が接する屋根表面と、
断熱部分には通気層が設けられ、湿気を逃がす構造にすることが必須
である。（これをしないと屋根が蒸れる）この通気層があると、室内天井
から熱が逃げても直接屋根に伝わらない。したがって雪は融けないと
思うのだが、この屋根は雪が見事に融けている。つまり通気層がないか
、あってもよく機能していないのであることが推測される。
又内部結露が発生する危険性は非常に高い。この建物はロッグハウス
大手フランチャイズメーカーである。少々心配だ。
上の拡大図。見事に天井部分だけが融けている。
オーブルデザインの屋根断熱。 通気工法が重要
又見つけたのはロッグハウスだった。
