暖房で最も理想的な一つに床暖房があり、一般的には電気式と温水式があります。温水式の熱源にはガス、灯油、ヒートポンプがあります。しかし効率的に優れるこの温水式はメンテナンスが定期的に必要で、また長期的に考えた場合、設備故障や配管のやり直しが必要になるなどのデメリットも考えられます。
そこでメンテナンスしやすくなった「緑の家長期調和型モデル」基礎仕様のメリットである床下空間を使い、この床下を暖房のバッファー空間として考え、熱源は時代の最先端技術である高性能エアコンを設けます。エアコンで床下空間を23~25℃に暖めることで、1階の床表面温度が22~23℃の低温床暖房となります。このような床下暖房の実績は北陸・東北地方に多く、当事務所の建てた家でも快適性が証明されています。更にこの床下暖房の従来のデメリットを解消。今までの床下暖房では、長期間掃除されることの無い床下の汚い空気が室内に対流する懸念があります。しかし、床下を高くして掃除できる緑の家はこのデメリットが解消された理想的な床暖房になります。経済性も、ヒートポンプ式エアコンの特性を生かして従来の電気式床暖房の1/4となります。