屋外の木製デッキについて

text 2002.11
町を車で走っていると、木を屋外に使った家が多くなっている事に気づく。今回は屋外の木について・・・。
下の写真は築10年を経たと思われる、木製ベランダである。最近「木」を外部に使うことが多くなっているが、屋根や木の樹種などに気をつけないと、思っていたより早く腐朽するだろう。これを承知で使う分には良いが、ただ単にすすめられたから使った場合は「こんなはずでは・・・」となりかねない。木は腐るから環境にやさしいのであるが、家に使う場合はできる限り屋根の下が良い。水がかからなければ随分長い間、良い状態で保つことができる。日曜大工でとりかえ、メンテナンスが簡単にできる部分には、そんなに厄介な問題とはならないため、やさしい木製デッキをお考えの方は、屋根がなくても使用することに賛成だ。
赤い丸のところが腐り始めた木の部分である。  築3年で結構腐っている。この部分はシロアリもいるだろう。  しかし、取替えが簡単なので使うことに賛成である。

赤い丸のところが腐り始めた木の部分である。
築3年で結構腐っている。この部分はシロアリもいるだろう。
しかし、取替えが簡単なので使うことに賛成である。

屋根のない2Fの木製デッキはいたむと取替えが難しい。  あまりお薦めできない屋外の木の使い方だ。

屋根のない2Fの木製デッキはいたむと取替えが難しい。
あまりお薦めできない屋外の木の使い方だ。

腐朽菌が、木口からしみこんだ水分で活発に活動する為、  ぼろぼろになるまで、そう時間はかからない。

腐朽菌が、木口からしみこんだ水分で活発に活動する為、
ぼろぼろになるまで、そう時間はかからない。

寺などでは屋外の木は全て屋根の下。だから長持ち。

寺などでは屋外の木は全て屋根の下。だから長持ち。