TEXT 2002.06
シロアリの件があってからシロアリの生態が気になって仕方ない。この写真は、自邸庭にいたシロアリ。自邸庭は、木で作ったパーゴラやデッキの廃材などが積んであり、このたびカーポートを増築するにあたって、この材の整頓をしていると、出てくる。出てくる。シロアリに加害された木の破片。この周辺は松林があり、松食い虫によって枯れた木の根っこが至るところにあるといういわばシロアリの巣窟のようなところに建築されている。運良く今のところ加害されていないと思うが(自邸は無謀にも基礎高が1mないのに薬剤散布もしていない)、あたりに食べ物が少なくなったときに進入してくるかも知れない。
シロアリが食害した木が土に返る状態が良くわかる。よき分解者シロアリ。
シロアリの巣食っていた木を動かしたときに、たまたま軍手に着いてきた2匹。よくみると体の小さい蟻が大きいシロアリ(兵蟻)の足に噛み付いている。一生懸命もがいていますが、まったく動じない黒蟻。このようにシロアリは蟻のご馳。この写真は自然界のありのままではないが(私が木を動かしたため、通常ではありえない蟻道が破壊された状況になった)、蟻のえさには違いない。
天敵の黒蟻は本当に小さい。シロアリより大きいと、蟻道に入れないからとと思う。筆者自宅は2年に一回くらい黒蟻の集団進入に遭う。だいたい梅雨時で、子供が落としたお菓子が床にあると、黒蟻の行列ができる。無論、黒蟻も家に侵入したら排除する。