TEXT 2002.05
昨年春完成した緑の家「K邸」
この「K邸」は外壁まで無塗装の「木」を使用する徹底さ!!
お問い合わせが多く寄せられたので、1年の定期点検前に訪れた時の外観を掲載しする。
如何だろうか?私は自然体でとても良いと思うのだが・・・。
南西外壁部分
雨がかかりにくい上部は色の退色がゆっくりと進んでいる。自然ゆっくりとシルバーグレーになるだろう。破風板も退色が目に見えてわかる。
西下部部分
雨のあたりやすいところは、しみが出て白っぽくなり始めている。全く変わらないガルバニュームのバルコニー部分とこれから対比が大きくなるだろう。このガルバニューム部分は、法律上の延焼線にかかるため、木の仕上げは見送った部分である。
サッシ枠はアルミニュームであるが、海外のサッシはどうしてグレー色が多いのかと考えると、無塗装の木は、グレーやブラウンになる樹種が多いためでないだろうか?黒アルミサッシ色が多い日本とはちょっと違う木製サッシ文化が、こんな色に良く表れていると感じるのは、私だけであろうか?
前面道路沿いの塀部分。
コンクリートと木と塗り壁の対比。木は濡れやすいので「ヒバ」を使っている。米ヒバ特有のグレー色になってきているのが良くわかる。一応笠木は設けてはいるが、隅部分は雨がかかりやすく、若干色変化が早い。
内部についてはまた掲載してご紹介する予定。お楽しみに!!