A.殆どの大工さんが行なう、間違った柱下部等の取り付け
住宅金融公庫の仕様書は、左写真の
柱下部に、金物取り付け指定が有る。
この部分の釘も、指定されており特別の
釘になる。(ZN90)この釘を、普通の
鉄釘にすると、所定の耐力はまったく
期待できない場合がおおい。
しかし90%以上の現場では、
鉄釘(N60程度)が使用されている。
この釘は、細く錆びやすい。これでは、
地震のとき柱が抜けるであろう。
役所の検査もここまで指導しない。
ご覧のように、鉄釘(N75)はすぐ錆びる。
加えて細い。錆びると金物の効力がなくなる。
写真は水につけてから3日間経過。
現場では2週間以上雨ざらしだ。
是非、他の建設会社に聞いてみてほしい。
90%以上は間違った施工している。正しい
施工を知らないのである。
腕に自身の有る大工さんほど間違っている事も有る。
B.なぜ??乾燥材が使用されてないって本当!!
高気密高断熱住宅に、乾燥材が使われていないと致命的だ。竣工直後から、「パッキ」と木材の割れる音がして乾燥が始まり、1年で木材が縮んでしまう。すると床や壁に隙間やひびができ、大事な気密性能がなくなる。特に気密シートを使わない気密施工が危ない。(未乾燥木材に、ウレタン吹き付けで、気密を確保をする等) 実例では、一年で1.0cm2/M2 も下がった報告がある。
今年(1999年) 、告示された次世代省エネ基準(高気密高断熱を定めた基準)では、乾燥木材の使用が明記されている。しかし価格が若干上がるため、建て主に説明するのが面倒で、未乾燥材を使っている家が殆ど。それで価格が安いといわれても…。
C.防腐防蟻材(農薬、白蟻予防剤)を散布の中止
写真は、外壁を貼る前の現場。この時点で
防腐防蟻剤を散布する。薬の効果は5年後
からなくなり始め、10年後には効果が薄く
なっている。(メーカーも 5年しか保証しない)
このときに、外壁を壊して、薬を散布するの
だろうか…? 普通では、考えられない矛盾が、
住宅産業には有る。又、薬剤は農薬であり、
特に最近は匂いの少ないピレスロイド系なため、
気づかないうちに住人が大量摂取している可能性
が高い。
このようにA,Bは完全に欠陥といっても良い間違いである。しかしこれはほんの一例に過ぎず、上のA、Bを行なっているところは、もっと大きな欠陥がある可能性が高い。 それを建て主が、契約前に見抜く事は殆ど不可能である。
当社では、このような間違いを正した設計と、正しい施工監理を行なう。