建築基準法が改正されて業界の様子は変ったか?

2000.720撮影 

2000.720撮影

2000.08.01撮影

2000.08.01撮影

2000.07.29撮影

2000.07.29撮影

 

6/1に改正建築基準法が施行されたが、新潟県内では、実際の変化は緩やかそうだ。この写真の通り、危ない建物がいまだに建築されている。この建物は市街地にあり、車庫が道路いっぱいに2台分+玄関が確保されているため、耐力壁がない。大きい地震時には、となりの家にもたれかかることは目に見えている。どうしてこんな建物がまだ確認申請を通過するのだろう?壁のバランス、継ぎ手の方法が告示されたにもかかわらず、なぜだろう?大手フランチャイズの家さえ、ちょっと変だな?大丈夫か?という建物が目に付く。設計者(建築士)のモラルの問題だろう?○×工法とは別物である。ひとたび大きな地震がくれば、その家だけでなく、隣の家にも迷惑を掛けることになるのに…。このように書くと「批判的なことばかり」といわれそうだが、生命の安全と健康を守る建物が、凶器にならないように、最低でも建築基準法の構造に係わる規定は厳守してほしい。

一番上の家の土台部分。105ミリの土台に120の柱が乗っているため、はみ出ている。更に金物は、法律で定められているものではなく、くぎも鉄で接合され(本当は、亜鉛処理された太めくぎでないとだめ)、もっともひどいのは、筋違い接合金物が、規定されたものと全く別物であることだ。 このように、市街地ほどバランスの法律違反の悪い家が多く新設されている。このようなことでは、厳しい罰則も考えないといけないかもしれない。

一番上の家の土台部分。105ミリの土台に120の柱が乗っているため、はみ出ている。更に金物は、法律で定められているものではなく、くぎも鉄で接合され(本当は、亜鉛処理された太めくぎでないとだめ)、もっともひどいのは、筋違い接合金物が、規定されたものと全く別物であることだ。
このように、市街地ほどバランスの法律違反の悪い家が多く新設されている。このようなことでは、厳しい罰則も考えないといけないかもしれない。