このページは1998年11月に作成しております。
一般の軸組み木造住宅はその壁量を法律で規定されているが、この建築基準法は最低の基準を定めたものであり通常は地域性を考慮してアップされているはずである。しかし新潟県のほとんどの住宅では地域性のアップが行われていない。広告(チラシ)には「壁倍率4倍」とか書かれていることをよく見るが
耐力壁=倍率*量(長さ)
であり倍率を上げても長さがなければ逆に少なくなることもありえるのである。特に新潟県は積雪の重みを考慮し基準法で定められている「量」より1.8倍以上(地震時における)はほしいところである。阪神大震災のときに瓦が重くてよくないとの報道が流れたが、雪も重みは瓦の3.5倍もあるのだ。同じ雪が多く降る石川県や富山県は地域性を考慮した基準を公庫で運用している。新潟県の住宅は本当に大丈夫なのだろうか?