柏崎市を襲った平成19年7月16日の中越沖地震では多くの古い家屋が倒壊しました。しかし、激震地であった柏崎市内の海岸部に平成17年12月に建築された「緑の家」は、外見上全くの無傷でした。この「緑の家」の耐震基準は品確法の定める等級2と同等になるよう決定され計画してあります。
特に右の写真のように、一般的に地震時に弱いと言われている30帖以上の巨大な吹き抜けをもつ構造にもかかわらず、内部に関して無傷であることは建築士としての誇りです。この事実は、建物の安全性は「2×4工法」や「○×工法の家」、「鉄骨の家」といった工法ではなく、あくまでも建築士の構造計画によって決まることを示しています。
震度6強なら軽微な損傷で耐えられ、震度7では半壊しない基準がこのSプランの耐震性です。(品確法等級2相当)