環境住宅の標準施工でもある基礎断熱施工が、去年の10月から高耐久性木造住宅においてもO.K.になった。当方では、4年も前から、この基礎断熱による高耐久仕様の追加を、公庫に求めてきたが、ようやく使えるようになった。この方法は、北海道から生み出されて本州に広まった。したがってこのたびの許可は、北海道で推進運動された人たちによるものだろう。
注意しなければいけないのは、この方法は、高気密高断熱住宅の施工や計画と、同じぐらい十分な知識による計画と、施工監理が必要で、間違って計画すると逆に建物の寿命を縮めたり、もし白蟻予防剤などをまいていると、シックハウス病になったりするので気をつけなければならない。
オーブルデザインの基礎断熱工法
この記事は1999年に作成しております。最新の基礎図はここです。
ポイントは床下空間を2倍程度の高さにしてメンテナンス性を高め、農薬を使わないことだ。
この他、外断熱による基礎断熱工法もある。
TEXT 1999.11