高断熱高気密10

~有害物質(ホルムアルデヒト等)は換気で希釈~

シックハウス症候群と言われる病気は、換気不足で起こることも有る。ホルムアルデヒド等を含む、建材を使わない事は、重要であるが、ホルムアルデヒド等の揮発性有機化合物は、生活のいたるところから発生しており(たとえば化粧品、寝具、ソファー、家具、芳香剤)、将来にわたって、絶対使わないとは言い切れない。言い換えれば便利な石油製品は、必ず有害物質を発生する可能性を秘めている。したがって重要な事はこれらの製品を少なくすることと、換気を常時行なって、汚い空気を希釈する事が重要だ。
このようにシックハウス対策として建材、材料選択ばかりでなく、もうひとつ大事な事は換気である。

 

こんなにある!!建材・施工以外での有害物質発生源となるもの
発生源 含まれる可能性が高い物質
塗料 トルエン
農薬(殺虫剤、防ダニ剤、防虫剤、等) キシレン、クロロピリホス、アレスリン、ペルメトリン、等
粘着、接着剤(多目的接着剤、ゴム用接着剤) トルエン、キシレン、ホルムアルデヒド
洗浄剤(クリーナー、ワックス) ホルムアルデヒド
化粧品(シャンプー、香水、ヘアスプレー) ホルムアルデヒド
自動車用品(オイル、ガソリン) トルエン、キシレン
家具、衣類(マットレス、カーペット) ホルムアルデヒド
開放型燃焼機械(ファンストーブ) ホルムアルデヒド
タバコの煙 ホルムアルデヒド
趣味用品 ホルムアルデヒド、トルエン、キシレン

 「室内空気汚染の低減のための設計・施工のガイドライン」より抜粋
                

ホルムアルデヒドを建材から排除

石油製品を絶対に使わない事は考えられない

どこかでホルムアルデヒド等が発生

常時家中を換気し有害物質を希釈する

このページは1998年11月に作成しております。