換気方法

どんな方法があるの?
①第1種換気方法・・・給気も排気も機械による方法
②第2種換気方法・・・給気のみ機械による方法
③第3種換気方法・・・排気のみ機械による方法

気密性ある住宅は、換気を計画しないと、欠陥住宅になる。が。当社では、給気、排気も電気で強制的に行なう換気方式(第1種換気方法)を採用。更に利点が多いセパレート型。

 

第1種セパレート方換気
熱交換無し
第1種セントラル
換気全
熱交換有
第3種換気
システム
熱交換
無し
設置費
ランニングコスト
冷暖房費
新鮮空気の換気効率
新鮮空気の衛生面
高性能花粉フィルター
メンテナンス性
快適性
操作の簡便性
壁中のホルムアルデヒド流入性 ×
構造が簡単でメンテナンスが簡単。 一番の問題はメンテナンスのやりにくさと、リークと言われる新鮮空気に排出空気が混じってしまことだろう。 一番の問題は換気効率が外気によって左右されやすい事だろう。

第1種セパレート換気システムが良いわけ

  1. 隙間相当面積が0.8cm2/m2の家では換気効率(空気年齢)から見て、第3種換気システムに比べ 第1種換気システムのほうが外部の風に影響されにくい実験結果がある。加えて給気の経路の明確さと量の把握、更に高性能フィルターを設置できる点が勝っている。(自然給気では高性能フィルターの設置が圧力損失が高く無理)
  2. セパレート型は各所に直接外気を取り入れているため、ダクトによるデメリットの圧力損失がないため消費電力がセントラル方式に比べ約1/3になる。
  3. 熱交換(全熱、顕熱)はしない。これは新潟県が冬の気温が比較的寒くなく(絶対湿度も高め)コールドドラフトによる不快感が少ない。夏の夜でも1時期(2週間ぐらい)を除き寝苦しくなく、窓を開ける習慣があるため潜熱排除のメリットが少ない。それらを考えて潜熱漏洩を省エネエアコン(COP4.5以上)で補う計算をするとランニングコストのメリットはない。
  4. 全熱交換型はリーク(匂いなどの短絡)が有り、トイレ、浴室が別経路となる。すると実際は全熱交換をする空気は全体の半分(100M3)程度しか熱交換していないためメリットは少ない。
  5. ダクトが有るセントラル型はダクト内のカビやゴミのメンテナンスが大変。
  6. 新潟県の平野部では、冬は比較的、気温、絶対湿度とも高く、冷気感や過乾燥感は少ないため。
  7. 第三種は壁中のホルムアルデヒドが流入しやすい。これは、室内を負圧にするため、壁の中をとおって新鮮空気が入ってくるため。

 

以上の理由で当社は第1種換気方法による全空間セパレート換気システムを採用している。