大手ハウスメーカーが、家中暖房を奨められないわけ!!
あなたの家の気密性の表示がなければ、高気密高断熱ではない。
ここに、お湯を入れたポットがある。このポットは、100度のお湯を入れると、8時間たっても80度を維持できる性能が有る。このポットの蓋を開けておくと、そのお湯の温度は、0.5時間も経たないうちに80度以下になる。蓋は、中の空気を、逃がさないようにする役目であり、いかに断熱性が優れている本体があっても、気密性が高くないと断熱効果は、全く低い。同じように、住宅の気密性が高くないと、断熱性は低い。こんな事は、誰でもわかるのだが、住宅となると大きすぎてピンとこない。原理は同じである。にもかかわらず大手ハウスメーカーは、気密性を公表(約束)していない。これは、工場生産で殆ど造られる住宅であっても、気密性は現場で組み立て作業によって決まる。したがって、本当の気密性がわからない。ここに大手ハウスメーカーが、家中暖房を奨められないわけが有る。断熱性がわかっても、気密性がわからないため、どのくらいで暖房できるかわからないからだ。プレハブでも、現場組み立ては、いろいろな職種が集まって行なわれるため、気密性を安定して造るシステムになっていない。しかし、気密性の重要性を理解している北海道は、ハウスメーカーも気密性を明示しているのだから、本州の住宅は手抜きといっても良い。あなたの家の、気密性を示せない大手メーカーは止めた方が良い。その家は、高気密高断熱ではないのだから・・・
快適性から考え、気密性が隙間相当面積で2.Ocm2/M2以下のとき、高断熱の家となるだろう。
このように本当は、高断熱と同時に高気密にしなければ、断熱効果はない。