突然あるDMから、200年住宅補助金事業にに応募しようと4月に思った。5月には申し込み、半々位の確率かなと安易に考えていた。しかし昨夜メイルが届き落選を知った。申し込みにあたってご尽力を頂いたIAU様には感謝している。この場を借りてお礼申し上げたい。
落選の最大の原因は、200年メンテナンスの方法具体化不足であろう。しかし200年の長き間、計画したとおりメンテナンスができるであろうか?200年といえば最低でも6~7世代にまたがる。その間エネルギーの変革もあり、世の中の仕組みも大きく変るだろう。200年先を考えるという事は、故手塚治氏が「アトム」を執筆したような卓越した「想像力」が必要。多く人には縁がないと思う。(^o^;
しかしその想像力がなくても大丈夫な方法がある。今年3月頃のブログにも書いたが、200年住宅の最大のポイントは、「愛される家」を造る事。現在新潟県に残る都市型建物(主に住宅)で60年以上前からある建物のほとんどが、愛される建物である。それは建て主の拘りの洋館風の建物であったり、大工さんの思いがこもる町屋や民家であったりする。規模の大きい建物が多いが、たまに小さな建物が混じる。愛される家には、愛される家族が住まい、家や地域を愛する。そんな家造りが家を長持ちさせる。