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新潟 自然素材で性能表示 正真正銘の耐震等級2の家 完成見学会その2

完成です(見学会詳細は左のバーで選んでクリック)。

キッチンですね。造り付けの棚。食器棚(扉寸法を間違えたようで作り直し中)。天蓋。カウンター。・・・トータルバランスを考えてコーディネイトしました。

わざわざアンティークな棚受け金物です。シンクはFRP製。陶器製と迷いましたが、ガラスコップを落としてもわれにくい素材のFRPにしました。水栓は米国製ですね。レンジフードもカントリー風の物を建て主さんが見つけました。

カントリーやアンティーク調というと木はすべて茶色のイメージが強いが、ここは床の色は松の素地のまま。これでもとっても感じがよい。触感のよさとのバランス。薪ストーブはたっての希望のオーブン付の機種。給気に工夫があります。

トイレの手洗いも雰囲気優先。蛇口は真鍮製で時間がたつと下のような使い込んだ色になる。これがよい。排水管もシルバーではなく銅めっき。時間がたつと水栓と同じような色がつく。するとタオル掛けとすべて色の感じがそろう仕掛け。緑の家は急ぎません。

4年後の水栓の雰囲気。

使い込んだレンガを敷く。

カントリーハウスにつきものの外部バルコニー。照明器具も海外製。

今日はERIさんの「性能表示」の建設評価のチェック。細かいところまで確認をされている。



新潟の性能表示住まい 自然素材と高気密高断熱の白い壁の完成直前

日本の住宅とテレビで出てくる海外の住宅との空間的な違いは天井高さにあると思う。

日本の住宅は暖房時に効率のよい最低の高さで天井高が決められていたのではないだろうか?田舎の農家に行くと2階建てみたいに見えるけれど、実は平屋という家が多い。決まって天井高は3mを超え、時には天井がなく5mを超える民家もある。本来日本の住宅も天井高は高かった。暖房という文化伝わったとき、暖熱性に乏しい日本家屋は、暖めても暖めても温度が上がらない。これは天井が高いためと思ったのだろう。また高度経済時の集合住宅の基準も大きく影響し、今の天井が2.4~2.5mくらいが普通になった。この2.4mに人が立ったとき、とても狭苦しいバランスだ。これぞ日本の家という感じ。よく洋風にインテリアはアレンジされているが、何か違和感があるときは、間違いなく天井の高さが低いせい。

断熱性能が国の高断熱基準の1.4倍ある緑の家では、天井を高くしても問題は全くない。そればかりか、6mを超える吹き抜けがリビングあるときがある。今回のお宅は洋住宅。なのでその雰囲気に直結する1階の天井高が約3mとしている。写真のとおり余裕のある空間となる。

写真では左官工事、塗装工事の修羅場となっている1階。人の大きさから天井高が推測できる。

前回ご紹介していなかったが、この完全自然素材の「西洋漆喰」を塗って頂いている職人さんの「道具」。様々な「こて」があり、常に2つは手に持って取替えながら塗っている。  できる職人さんは、手際がとてもよく見ていて気持ちがよい。尊敬のまなざしです。