「 床下暖房 床暖房 」一覧







UA値0.16w/m2kの実力。氷点下6度でも床下暖房の応用で暖かい床 ①

2階の主居住空間の半分弱しか床下空間がない。このため一階の倉庫を暖め擬似的に床下暖房としている。

原村の家では床下エアコン暖房の新たな試みとして、床下ではなく一階の倉庫天井を貼らずに暖めることで2階の床を暖めるという応用を行っている。

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床下エアコン暖房の圧力を実測

「緑の家」の床下エアコンの位置は洗面台下が多い。原村の家でも同様でここなら大きな送風音でも問題が少ない。

UA値0.16w/m2kで断熱等級7を余裕でクリアーする原村の家(長野県諏訪郡)では、主暖房に床下エアコン暖房を計画した。外気温が氷点下16度まで下がってもこの断熱性能と優秀なエアコンであれば支障は全くない。

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実務で見る CFと静圧型の床下エアコン

ある読者さんのから風呂CFの配線図がおかしいとの指摘を受け、確かに誤解を与える図になっていたので修正した。その時に、風呂CFが高断熱高気密のユーザー間で話題になっているとのことを知った。どうりで先週はアクセスが多くなった訳だ。

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続・大変な疑問・・・一年ごとに変わる基礎断熱の熱損失

ちょうど一年前にある疑問で下のブログを載せた。今読み返しても「良文だな」と手前味噌である。

悟り・・・基礎断熱の熱損失から 
基礎断熱の熱損失評価が約7倍悪くなった・・・が特に何か支障があるかというと・・・実務に影響はほとんどない。評価が変わっ...

しかし一度納まった疑問が再びこみ上げてきた。この基礎断熱の熱損失については既に疑問を通り越してあきれている。それは・・・

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床下エアコン暖房と開口面積

吹出口面積の異なる3カ所の吹き出しスリットの数値は同じ。つまり同じ風速で吹き出されている。

「緑の家」の床下エアコン暖房の原理は簡単である。エアコンの室内機のラインフローファンで送風される全圧を床下内をチャンバーとして静圧にかえ、吹き出したいところに穴をあけて吹き出す。この時に面積比に応じて吹き出される風量が分配される。

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無難な家造りはこのマニュアルから 基礎断熱編

最新版は昨年出版された2021年度版。実質国が推進する良い家造りマニュアル。

20年ほど前は住宅を建築する半数以上の人がお世話になった住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)であるが、近年はフラット35S等の特別な金利設定を望む方だけとなっている。しかし実質国が監修しているといって良いマニュアルはこれしかない。

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ベタ基礎下断熱材は原則必要無いか?

昨年案内した基礎立ち上がり熱画像写真

昨年お示しした内外基礎断熱を行なった家の基礎外周部から熱移動は、内側断熱だけを行なった基礎断熱より随分少なく(数値評価未確認)、床下内の外周分の温度低下がみられなかった。上の写真でもわかるとおり基礎に接する雪も直ぐに溶けることはない。

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基礎断熱時の熱の逃げ
通常陥る熱画像の罠。

「緑の家」の全景熱画像。窓フレームからの熱の逃げが顕著で基礎からは少ないように見える。

真冬の「緑の家」Bグレードのサーモグラフィーは一般的な超高断熱住宅の画像である。熱の逃げやすいところは窓付近に集中し、特にサッシフレームで熱の逃げは大きくなる。

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体の変化と床下暖房そして小さな24時間の暖房空間。

最近、私は寒がりに拍車がかかっている。冬期は事務所で最も高齢である私に事務所の室温を合わせている。当然低断熱の事務所であるが、それでも24時間連続暖房するとそれなりになっているので、現在は23.5度から24度のエアコン設定が多い。

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基礎内外断熱の効果

2021/12/19・9時加筆 キャリブレーション前のサーモグラフィーで誤解を与えないように写真を一枚追加。キャリブレーションがうまく出来なかったのは機器が冷えていたためバッテリーが何度か落ちたことによる。

白色矢印は日射あたっているので温度が上がっていた場所なので、室内熱が漏れているのではない。1m以上ある基礎の温度分布が同じで、地面も熱漏れが見当たらない。外気温は0度の時のサーモグラフィー。

約束どおり基礎内外断熱を施した「緑の家」に伺ってきた。結果は上のサーモグラフィが示すとおり見事な効果がある。

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魔法の床下空間 3
床下暖房があれば・・・。

温度ムラの一切無い床を写したサーモグラフィー。絶対温度は機器自動補正前の温度表示なので少し低い(実際は+3度程表示温度より高くなる)。

先日ある取材を受けた。その時に
「G2(等級5)からG3(等級7)に断熱性能をあげたときに、何か変わる事があるか」
・・・のような質問だった。
     ※G3(等級7)とは

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魔法の床下空間1
蓄熱と基礎内外断熱

見事に並んだペットボトル。消費期限が過ぎたら災害断水時にはトイレ流しや洗い物水になる。

先日超高断熱Aグレード(今風にいうと等級7またはG3以上)の「緑の家」の2年目メンテナンスに伺ってきた。凄く驚いたのが、久し振りにみたペットボトルによる水の蓄熱である。

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大変な疑問・・・基礎断熱の熱損失 その2

4月01日に一部修正

結局以前の熱貫流率で基礎断熱を計算できるらしい。このドタバタ騒ぎは一体何だろう。

「憤慨」・・・

この意味は、研究者さんと大手メーカーの方ばかり向く官僚(国交省)さんに対してである。

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高基礎時の構造計算と床下収納の汚れ

高さ1400mmの清潔な床下空間は「緑の家」のトレードマークのよう。電線や配管など綺麗に施工されている。

「緑の家」が最も自慢できる事に、25年間全棟に採用している高基礎がある。

先回もオンライン講習会の録画をみていて、まさしくそう思った。

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パッシブ換気の講習

新潟県ではほとんどなじみの無いパッシブ換気の講習会をスタッフMがZOOMで受けた。パッシブ換気とは、電気的な動力を使わず、温度差や風力のみで行う24時間換気システムのことである。但し建築基準法28条の2の換気設備に該当しないので、一般的にはパッシブ換気を設けても24時間換気設備を設けなければならない。

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床下エアコン暖房11年目でわかる事

2020年の「緑の家」での床下エアコン暖房の設置写真。

床下エアコン暖房を全棟標準採用してから早11年目
この年月が過ぎると床下エアコンの設置で無難な設計をしてよかった事がわかる。現在まで私の所に届いている「緑の家」の床下用エアコンの修理、交換の情報は4件(57例中)である。

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笹越橋の家 2階床下エアコン確認と紙障子

2階床のスリットから吹き出る温風で浮き上がるテッシュ。準パッシブ型の階間エアコン暖房が成功。

ふわりと浮くテッシュペーパー・・・。これは2階床に設けられた床スリットである。エアコンは遠く離れた1階の廊下に設置されているが、補助動力ファンを全く使用しないでこんな具合に空気が吹き出す。

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速報・・・ 
やっぱり!基礎断熱のスラブ下断熱材位置の変化

2022年 緑字加筆(実測データを載せた)

赤色が基礎断熱材。本州における一般的な基礎断熱では様々な位置に断熱材設置方法がある。

床下エアコン暖房には欠かせない基礎断熱工法。最近のベタ基礎断熱設計に変化が表われてきたようだ。

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基礎断熱の欠点

22年以上前から読んでいるこの季刊誌。このブログでも何回か紹介しているダウ化工さんの「熱と環境」である。その2019年冬号は「床断熱と基礎断熱」の特集である。ところでダウ化工さんは令和と同時に「デュポン・スタイロ株式会社」になったとのこと。益々建築業界に強い影響を与えそうな建材会社さんになる。

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温熱シミュレーションでCFの効果を確かめる。

上はある「緑の家」の年間の冷暖房費のシミュレーション。

温熱シミュレーションとは・・・

家を建てるにあたり、その土地の環境の中で、どのくらいの冷暖房費用がかかり、各部屋の室温がどのくらいなるか(計算で)想像することである。

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夏期の空調は危険が沢山

冷風は時には7度以下で吹き出される事もあり、周囲にとっては劇薬と同じ。

超高断熱住宅を全棟実施した10年前から床下エアコン暖房のことについてよく聞かれたし、数年前までは床下エアコン暖房の講演の講師も何回かおこなった。その時にいつもあること言っていたが、ほとんど人は「はて?」という顔をした。それは
「床下暖房より冷房の方がむずかしい」・・・と。

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