無難なキッチンタイル壁の継続

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2019年の「緑の家」のキッチンタイル壁。

まず最初にお詫びと訂正だが、先日ご案内したキッチンタイル(ミスティーパレット)は磁器ではなく陶器製だったのでお詫びする。
その代替え品となる汎用の150角タイルを探していたがないのであきらめて、キッチンタイル壁の標準仕様として他の素材を探したが、はやりピンとこない。また内装制限の緩和を受けるための「特定不燃材」としてキッチンボードが通常使用できない。そのことも悩んでいた。

白い矢印部分に側面の仕上がった役物タイルが使われている。この時は上棟時にはすでに割り付けも終わっていないといけないので意外と大変な設計となる。

そもそもタイルなら何でもよいわけでなく、役物という側面が仕上がったオプション品が揃っていることで、上の写真のように窓枠もタイルとして綺麗に仕上げることができる。今や役物があるタイルはほとんどない。この20年間、海外から安価でちょっとおしゃれなタイルが住宅にも入ってきたが、そもそも海外にはタイルの役物という概念が少ない。細部にこだわる日本的な考えである役物は、日本のタイルには多くの種類で役物が存在したが、最近では日本のタイルメーカーも新たなタイル商品に役物というオプションがなくなった。当然ビルのように大量に同じタイル使う場合は特別につくる。このようにタイル仕上げが高級品に位置している時代に変わったのである。

ナミーナという150角タイルもよく使った。窓枠も役物ですっきりする。2007年の「緑の家」だが、17年経た今見ても流行に左右されないキッチン周りだと感じる。

以前は上のようなデザインタイルも市販品で役物タイルあったので、窓枠もタイルで綺麗に納められた。

2011年の「緑の家」のキッチン前タイルも150角。

現在施工、見積中の数件(青木村の家、巻新道の家、月見町の家、神奈川愛川町の家)で実は廃盤のミスティーパレットが記載されているが、これらの代替え品を頭を抱えながら検討して最中である。何しろその中で半分は内装制限の緩和のために特定不燃材としてタイルを使用しているので、やはり雰囲気の良い特定不燃材はタイル壁しかないと考えている。それもできれば150角の大きさが好きであるが市場にほとんどないから難しいだろう・・・。

2023年の「緑の家」土間キッチンにも採用している表面がつるっとしたキッチンタイル150角。木やステンレスとの相性が良く、汚れもつきにくいガラス質。

タイルは最も古い素材なのに最近の家にも似合う。また釉で焼かれたタイルはガラス質の固い表面で半永久的な無難な素材。IHコンロとの相性もよく、目地の汚れもほとんど気にならない。

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コメント

  1. 匿名 より:

    KYタイル シルキー 150角(https://www.kytile.co.jp/product/17084)はいかがでしょうか。

    • Asama より:

      匿名様
       コメントおよび情報をありがとうございます。
      実はそのメーカーさんに先日問い合わせておりますが、そのメーカーさん曰く・・・
      「LIXILさんが150角タイルを撤退した発表後、国内では弊社のみしか150角タイルの販売が見当たらずそのため注文が殺到しており、今期分は全部行き先が決まっており、供給は難しい。来季も生産を急に増やすつもりは現在はなく、この事態に逆に困惑している」等のような返答を頂いております。
      よって安定的に入手できない以上、設計図に標準として織り込むことは・・・難しいと考えております。

      また良い情報があればお教えください。