「 CF(循環ファン) 」一覧


美幸町の家  デシカの問題

床下に設置された重さ160kgもあるデシカホームエアー。その問題点とは?

常時換気設備としてデシカホームエアーをもう何回か使っているが、先回に続き今回も問題が発生した。先に伝えたいが、デシカは最も快適性に特化した24時間換気システムである。

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季節の境における風呂CF(循環ファン)

風呂CFは脱衣所CFとの2セットで風呂CFとしてシステム化されている。

先週は珍しく風呂CFの問い合わせが複数あった。確かにこの時期は全館空調の家でも空気質が乾いていないので一年の中で、梅雨時と同じくお風呂場の乾きが悪いはず。排気用換気扇だけで乾燥させている家と違い、当然風呂CFのある家はこの時期でもいつもどおり直ぐに乾く。

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この時期の風呂CFの有能さと床に敷いたままの布団内の湿気

起床後に温湿度計を布団内にいれデータを取る。布団内のRH(相対湿度)はほぼ50%以下。

10月でも超高断熱住宅は引き続き冷房している家も多いが、新潟県の一般的な住宅では日最高気温22度から最低気温15度が続くこの季節が、珍しくエアコンがほぼ動かない時期といえる。その状態では家内のRH(相対湿度)は60%~70%くらいになる。すると排気換気であっても今まで半日あれば乾いていた風呂場内はなかなか乾かなくなっている。そこでやはり出番は風呂CF(循環ファン)である。

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2023年建築学会梗概からの論文 ① 浴室循環扇

本ブログにある図や表は全て建築学会の梗概集PDFからPScである。

今年もこの季節がきた。今年はリアルで行われる建築学会。少々フライング気味だがその中で面白いと思ったものをいつものようにご案内する。最初は・・・なんと風呂CF(論文中では浴室循環式と呼ぶ換気装置)の事。

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梅雨時には最強の風呂CF 390m3/hのその後

築75年以上のotomo vie centのアトリエ棟2階の温湿度

先週から多くの地域で梅雨入りした日本であるが、カラッと生活しているだろうか?2週間ぶりに休日となった昨日は、otomo vie centで過ごした。otomo vie centアトリエ棟は築75年以上だと思われ、断熱気密など一切考えていない建物である。

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風呂CF(循環ファン)の設置マニュアル公開

当面このページはトップに固定する。また適時更新。最新更新は2024.0122

風呂場に排気用換気扇は不要」とネットで宣言し、初採用から13年経過し10年前に全設計で採用とした風呂CFが、今年(2022年)に入ってから一日一度はお風呂CFのことをメールで返信しているくらい問い合わせが多い。その都度お答えするのは大変だからこのブログで「緑の家」設置マニュアルとして公開する。わかりやすいように要点のみ記載する。

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レンジフード並の390m3/hの風呂CF。

事務所建物2階の改修で廊下に設置された風呂CF(天井扇)。

事務所2階の水廻り部分の改装がほぼ終了した。その風呂には当然風呂CF(風呂循環ファン)が設置されているのであるが、どうせ設置するなら過去最大の風量で標準品より0Paで3倍以上の大風量(390m3/h)が出せる機種とした。

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実務で見る CFと静圧型の床下エアコン 2

この写真で私が伝えたいことがわかる読者さんはコアな方。

上の図で私が何を言いたいかわかる方は、風呂CFを良く理解している。
よく間違うことであるが、洗濯物が乾くと言うことは顕熱が潜熱にかわるだけでこの風呂内(系)だけを見ると熱エネルギーは何にも変わっていない。

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実務で見る CFと静圧型の床下エアコン

ある読者さんのから風呂CFの配線図がおかしいとの指摘を受け、確かに誤解を与える図になっていたので修正した。その時に、風呂CFが高断熱高気密のユーザー間で話題になっているとのことを知った。どうりで先週はアクセスが多くなった訳だ。

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夏の低湿度は大事な家族のためである。

MAXトキが無くなってからはじめて乗った上越新幹線。何か新しい車両の香り。

昨日は一日群馬県で勉強会を行なった。

その勉強会は床下エアコン暖房と冷房のこと。「緑の家」では既にある程度確立されているが、床下暖房や全館空調では様々な考えかたがある。それは地域性、文化等の違いの影響もある。

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「緑の家」のお風呂CF(循環ファン)と居室CF(循環ファン)のエビデンス

「緑の家」の一般的な空調例。廊下に設置された床下用エアコンと冷房用エアコンの2台があり、居室壁にはCFが設置される。最近は上の機種ではなく200Φ型としている。

「緑の家」では11年ほど前からCF(循環ファン)による浴室乾燥とか居室簡易空調を行なっている。お風呂CFではどちらかというと計算より経験則による機種設定であるが、居室CFの方にはエビデンスがある。

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常時換気と局所換気の混在時の実測 その2 マニアック編(一次エネ計算)

第一種換気システムと局所換気UBの排気時を想定して実測を行った結果・・・。

この4月から省エネ法がかわり、建て主さんに省エネ基準に合致した建物か、合致していないときにはその同意をを求める説明義務が課せられた。その中には一次エネルギー計算プログラム結果も説明することになる。そこで殆どの住宅の設計者が触るであろう一次エネルギー計算プログラムに今回の実測結果の数値を入れて比較してみる。内容が煩雑なので換気に対しマニアックな方のみ「続き」をご覧頂ければと思う。

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事務所でもお風呂CF効果でRH(相対湿度)が45%と低め

数値のミスがあり修正しました。

お風呂CF使用後の早朝の事務所内温湿度。26度RH45%くらい。一般的に温熱性能の高い家ほどRH(相対湿度)を下げる事は難しい。

熱帯夜が続き今日も暑くなりそうな一日。そんな中、事務所のあるシャワー室の排気用換気扇をやめ、お風呂CFを運用し始めた。すると明け方にはお風呂CFをおこなわなかった一昨日より5%ほどRH(相対湿度)が下がった。

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お風呂CF(循環ファン)こそ無難な象徴。

「緑の家」といえば超高断熱、高基礎(床下収納)、窓庇有り、簾フック付き・・・そしてお風呂CFの推進だろう。住宅こそ無難であるべきを薦める「緑の家」の中で、排気用換気扇を止めたお風呂CFだけが無難ではないと思われるだろう。実はこのCFこそ最も無難な仕様なのである。

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再掲 夏の低RH(相対湿度)を改めて考える。

もうすぐ梅雨になるので夏用のエアコンの準備を考えている人は多い。

エアコンで除湿し快適な夏期を過ごしてもらう理論的な事を昨年ブログで投稿しているので改めて読んで頂きたい。するとお風呂CF(循環ファン)の良さも更にわかるだろうし、何故日立のエアコンがいまいち押しなのかわかるはず・・・

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瞬足でお風呂乾燥
再現性で証明する風呂CF(循環ファン)

続!衝撃の提言 風呂換気扇は不要になる
何時も湿り線図で科学的に根拠を説明する。 もうお風呂場に換気扇はいらない・・・ 排気50m3/h以下なんて小さな送風...

今から10年前の2010年から標準設置しているお風呂CF(循環ファン)※。↑の通り2013年には理論と実践でその効果を宣布した。そしてそれから7年経過し全国様々なところでお風呂CF(循環ファン)が活躍している。※風呂CFは「緑の家」のオリジナル。

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夏の低RH(相対湿度)を改めて考える。

最初に・・・夏の住宅内は低湿度が絶対条件とは思っていないのでカビが生えないような概ねRH(相対湿度)65%(一時的70%)以下を維持出来るならあまり気にしなくても良いと思っている。

そんな中、全館空調※の特集がいつもの日経ホームビルダー10月号に載っていた。


※この場合の全館空調とは各部屋にダクトなどを用いて冷気や暖気を換気をまとめて各空間に送り込み、半自動で家中をセントラル空調管理する方式。「緑の家」でははあまり行われない。
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温熱シミュレーションでCFの効果を確かめる。

上はある「緑の家」の年間の冷暖房費のシミュレーション。

温熱シミュレーションとは・・・

家を建てるにあたり、その土地の環境の中で、どのくらいの冷暖房費用がかかり、各部屋の室温がどのくらいなるか(計算で)想像することである。

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気温だけで語るな・・・
フェーン現象とお風呂CF(循環ファン)と再熱除湿

今日のフェーン現象のときの空気は乾いているので、一昨日のフェーン現象がない時と暑さは変わりないか、もしかしたら過ごしやすいかも。なぜか?
またフェーン現象とお風呂CF(循環ファン)と同じ説明ができる。

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2019年版の換気について ③ 風呂場に換気は必要か?

さてようやくCF(循環ファン)の話になる。

お風呂場に6年前から標準設置されているCF(循環ファン)は所謂換気扇ではない。そもそも日本の風呂場に排気用換気扇は概ね必要無いはず(高断熱高気密住宅)。この2019年建築技術1月号でさえそんな記載はない。・・・Orz

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CF(循環ファン)の問い合わせや採用事例が増加・・・

お風呂場(UB)の壁につくCF(循環ファン)とそれに連動する脱衣所のCF(循環ファン)が右手上にある。お風呂も洗濯物も良く乾く。

 

ここ最近・・・

「緑の家」のオリジナル発想であるCF(循環ファン)の問い合わせや採用例の情報が入る。昨日だけで2件・・・。

採用された方からのコメントは・・・

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CF(循環ファン)設置後の感想  五日町の家

壁にCF(循環ファン)が設置され、浴室天井には排気用換気扇がある。この排気用換気扇は今のところほぼ使わない。

CF(循環ファン)は既に40棟以上の実績(2018年)を持つシステム。

何度も詳しく紹介しているが、3月の下旬からご入居されている五日町の家で3ヶ月間利用した建て主さんの感想を伺った。 続きを読む



続・CF(循環ファン)のこと 

脱衣所に設置されたCF(循環ファン)とリターンの穴300角。

多くの施工者さんが「緑の家」のCF(循環ファン)の図面を見て取り付け間違うことがある。

それは風の向き・・・。

ちょうど「CF(循環ファン)のこと」に同様のコメントも寄せられたので少し補足説明をしておく。

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CF(循環ファン)のこと

最終更新 2018.05.30

脱衣所から浴室を見る。戸の上にCF(循環ファン)が設置されている。

今日は「堺市の家」の工事監理に伺っているので行き帰りの道中時間があるときは、このブログを書いている。

で今日の話題は・・・

CF(循環ファン)のことである。

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BELSと換気の消費電力

ちょっと一般の建て主さんには今回の記事はわかり難いかもしれませんので、スルーして頂ければと思います。

長期優良住宅を取得していれば簡単と審査機関に仄めかされたが、実際申請すると結構設備器機の資料と居室面積根拠が細かい。ちょっと手間がかかった。

BELS(ベルス)って知ってますか?

多分、ZEH(ゼッチ)認定を取得された方ならわかります。

BELSとは国が行う建物の省エネ性評価です。 続きを読む


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