「 家の設計 住宅設計 」一覧






「緑の家」の白の色味への拘り

2023.10.12 加筆修正

「緑の家」の壁と天井の白は25年以上変わらない19-M92Bという色。33年前に施工した事務所の壁も同色である。写真は2021年竣工の清五郎の家。

「緑の家」では1998年の事務所設立以来からの白いAEPの壁天井が標準仕様で、これは今も変わる事がない。安価で質感もよく30年ほどは退色しないAEPはメンテナンスも優れているのでこれからも「緑の家」の標準仕様である。まず何故・・・

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2週連続一日片道400kmで往復800km

この先に富士山が見えるという・・・西側は太平洋にあと僅かの初めて訪れた鹿嶋市

今年は県外からのご依頼を多数頂いている。その中で既に実施設計が始まっている鹿嶋の家とこれから基本設計に取りかかる土地に2週連続片道400kmを「風」で、昨日は往復800kmをなんとか移動した。

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ローコスト住宅とは幾らくらい?
将来のEVエネルギー供給

昨年春からウッドショックが起こり、また世界的な半導体不足、化石燃料の高騰などが重なり住宅の価格はかつて経験したことのない上昇を続けている。「緑の家」でも参考価格は上がっているが、決して高額な住まいではないだろうと思っている。

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「緑の家」参考価格の改訂と安定の気密0.2cm2/m2

本日当HPのお知らせ欄にアップしたが、「緑の家」の参考価格が再び上昇した。下のリンクからご覧頂ければと思う。

https://arbre-d.sakura.ne.jp/home/news/news-3987

オーブルデザインは純粋な設計事務所であるため、当然施工は行なわないし施工する工務店が限定されていない。このため参考価格になるが、この一年間で3度目の大幅改訂である。今後落ち着くことを願うばかりである。当然、コスト圧縮のため構造木材をできる限り効率よく設置し、少なくする事も考えて参りたいが、目に見える部分の部屋内の木材は大事なポイントなので、そこは減らすことを現在考えていない。

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超高断熱の等級7を設ける前に国が決める   構造チェック

パッシブな暖房で考える伊達の家 4 超高断熱と構造の関係
日頃から住宅の設計で一番大事なことは 「構造」の安全性 と申し上げております。 ここで「緑の家」が超高断熱住宅を...
5年前(2017年)の上のブログを読んで頂ければ今回の記事がよくわかる。

ZEHの普及に伴い、

1.断熱材が厚くなり重い壁、天井
2.窓がトリプルガラスで重い
3.太陽光パネルの設置で屋根が重い

ことが明らかになり従来の建物重量の条件では耐力壁が不足する例がでてきた。そこで国交省は2025年の断熱義務化に伴い、原則木造2階建ての構造審査を行政で行なう方針に決めたらしい。

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体の変化と床下暖房そして小さな24時間の暖房空間。

最近、私は寒がりに拍車がかかっている。冬期は事務所で最も高齢である私に事務所の室温を合わせている。当然低断熱の事務所であるが、それでも24時間連続暖房するとそれなりになっているので、現在は23.5度から24度のエアコン設定が多い。

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業者は教えてくれない、耐震性と垂直積雪量(設計積雪量)の重要なこと その2

このブログに掲載する図は東京都市大学の大橋先生のセミナーから抜粋させて頂いた。

上の図は構造計算で用いる地震力算定時に使用する地震地域係数である。これを見ると新潟県は0.9となり関東、中部などの1.0に比べると10%も少ない力で計算してよい事になる。

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業者は教えてくれない、耐震性と垂直積雪量(設計積雪量)の重要なこと

これは新潟県のある長期優良住宅を取得した「緑の家」の耐力壁位置図である。この「緑の家」は設計積雪量が1mで耐震等級3の性能をもつ。この建設地域は1mの積雪が最低の垂直積雪量として決められているが、この建物を垂直積雪量が2m以上が標準の三条で建てようとすると・・・

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無難とは「難がない」という凄い事。
屋根の架構方法とプランの関係

5年前に「『緑の家』は無難な家を目指す」と宣言している。

周りの人に無難な家を造るというと、皆さん怪訝そうな顔になる。無難とはさして優れておらずありきたりな物という印象のためである。しかし茶の世界にも「無事」という言葉があるそうで、これは平穏無事ではなく・・・

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「緑の家」はA、B共に耐震等級3が標準に

住宅業界では耐震等級3が一般的になるだろう。業界情報誌でも強くPR。

数年前から「緑の家」では積雪が1mを超える地域でもほぼ全棟で耐震性能が等級3以上となっている。積雪1mでの耐震等級2は、雪の降らない関東の等級3と同等であると以前ブログで紹介した。つまり積雪1m以上ある地域の等級3はそれ以上の耐震性を示す。

先日設計を終了した「京極町の家」だけは耐震等級2である。この理由は屋根勾配が45度も有りほとんどの雪は落ちるはずであるが、法律上の決まりで積雪荷重を最低限の1mとすることが出来ないため。京極町では落雪出来ない屋根は積雪2.3mで設計する必要がある。雪が滑り落ちる屋根は2.3mから減じて最低1.4mにして構造計算を行わなければならない。

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国総研の資料2  木の耐久性

以下資料は全てこの報告書からの転載である。

2回目は木の耐久性である。このことはブログで何回も登場しているので根拠として説明する。「緑の家」は超高断熱高気密の特徴があるが、大事にしている順番は耐震性と耐朽性が一番で、快適性の手段である超高断熱は2番目になる。

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足と家の車の接地圧

2020.07月 内容は合っているが小数点記載位置を勘違部分を修正。

人と家と車・・・どの接地圧が大きいか考えたことありますか?

接地圧とは面積あたりの押しつける力(反発力)のこと。家が傾かないで建っていられるのは家の全重量がかかる基礎接地圧に負けない堅さのある地面があるため。

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現調でレベル測定と立木

交通の邪魔にならない場所にレベル機器を設置して測定する。スタッフMと私は晴れ人間で、予報は完全雨だったがいつも大概晴れ間になる。

敷地調査の事を現調ともいう。現調は現地調査の略で敷地調査だと建築前の調査のことに限定されるが、現調は建築後、既存建物の調査も含まれ広い意味となる。 続きを読む








連休中のこと 2

 

「緑の家」のこのブログは、住宅関連の家の事が半分で、その他生活や暮らしのことが半分ほど最近では占めている。これは家とは生活の中心となり基盤となるが、どんなに高性能の素敵な家を新築してもそこに住まう人がその人の暮らし方、生き方にその家が合わなければ残念な事も多くなる。そこで「緑の家」の設計者や住人が日本という世界でもまれな寒い冬と高湿の夏を併せ持つこの日本でどのように暮らしているかが、家というハードと同じくらい重要だと気づいたから記事の半分を占めるようになった。そのきっかけとなった築102年(令和元年時)の「て・こあ」。今まで256回の連載を続けているがこれからも紹介したい。

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職場、ご自宅の温湿度教えてください。まとめ編

露点温度が10度を超えると外気が氷点下2度以下で容易に結露する可能性が高いので赤印、またRH(相対湿度)50%以上にも赤印にしてある。

一週間前に行った「ご自宅の温湿度を教えて下さい」の集計をお伝えする。

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改めて・・・面材耐力壁の難しさを知る。

両方とも「緑の家」であるが、合板主体のときと筋かい主体の時がある。

木造軸組構法の耐力壁(地震に対向する壁)は、上のように大きく2つの種類がある。

巷の評判では「面材耐力壁」の方が良いとされているが果たしてそうだろうか・・・。

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