風呂CF(循環ファン)の設置マニュアル公開

当面このページはトップに固定する。また適時更新。最新更新は2024.11.27

風呂場に排気用換気扇は不要」とネットで宣言し、初採用から13年経過し10年前に全設計で採用とした風呂CFが、今年(2022年)に入ってから一日一度はお風呂CFのことをメールで返信しているくらい問い合わせが多い。その都度お答えするのは大変だからこのブログで「緑の家」設置マニュアルとして公開する。わかりやすいように要点のみ記載する。

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事務所移転と「緑の家」が目指すものはS造も その14

S造の倉庫をリノベして超高断熱の「入り子構造」で模様替えした新事務所の天井は、コストを重視しほとんどが構造用合板のままで、重要な打ち合わせ空間は壁と同様に桐の無垢板無塗装のボードである。

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事務所移転と「緑の家」が目指すものはS造も その13

アルミニュームが鈍く照明を反射させる。断熱材のままの壁で表面にアルミ箔が貼られている。

壁は桐の無垢材の9mm、AEP壁と先回ご案内したが、もう一種類ある。それが断熱材の板のままの壁。

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事務所移転と「緑の家」が目指すものはS造も その12

壁は桐板はぎで合板ではないため小端方向は出隅として使えるところが良い。

S造の倉庫をリノベして超高断熱の「入り子構造」で模様替えした新事務所の壁は、桐の無垢材(板はぎ)の厚さ9mm。当然無塗装。したがって合板(べニヤ)と違い小端は上の矢印のとおり綺麗に仕上げることが可能。

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無駄を削いだ構造、無塗装の椅子

移転先の事務所の工事は滞っているが年末から再び始動しこの足場も撤去された。

足場って見方を変えると大変美しい。

最近は足場の単管にネット(メッシュネット)をつけるのでこのような形で見るのはわずかな時間しかないが、建物内部の模様替え且つ足場側は自社の駐車場なのでネットの必要があまりないので省略している。

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名古屋千種の家 完成 3 細長い敷地

階段手摺は無垢の杉板。大工さんが気を利かせて共木で木目が繋がる。

この「緑の家」は近隣商業地域で準防火地域の都市型の緑の家。防火使用のサッシしか使えない中、G3と断熱等級7を満足するUa値0.25W/m2Kの超高断熱と等級3の耐震性を持つ。当然長期優良住宅認定・・・

都市部なのでよくある細長い敷地でありその敷地に見合った細長いプラン。上の写真のとおり22段の階段で一直線でグランドレベルの玄関まで続く。

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構造用合板の耐力壁

とても好ましいお手本のような合板耐力壁の釘打ち(こちらは真壁)。

昨日月見町の家の面材(合板)部分の耐力壁検査を行ってきた。こちらの現場の大工さんは連続してパーフェクトの施工を行っているが、今回はさらに好ましい面材耐力壁の釘の打ち方であった。

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名古屋千種の家 完成 2 白い収納壁

間口が狭く細長い家となるので、造り付け家具を多用して間口方向の有効利用をはかる。こちらはキッチン&壁面家具として計画

名古屋千種の家は近隣商業地域で準防火地域の都市型の緑の家。防火仕様のサッシしか使えない中、G3と断熱等級7を満足するUa値0.25W/m2Kの超高断熱と等級3の耐震性を持つ。当然長期優良住宅認定。

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名古屋千種の家 完成 1

敷地を目いっぱいに使用しているので、地べたの造園ができなかったため、外壁や目隠し塀に木を使うことで柔らかく優しい感じを計画。

名古屋千種の家の完成検査がを終え、新幹線内でこのブログを書いている(1月19日)。

名古屋千種の家は近隣商業地域で準防火地域の都市型の緑の家。防火使用のサッシしか使えない中、G3と断熱等級7を満足するUa値0.25W/m2Kの超高断熱と等級3の耐震性を持つ。当然長期優良住宅認定。

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特異な設計者から見た耐力壁のこと

いつもの無難な小屋裏構造。振れ止め、桁上合板で耐震等級3を確保し通気のための穴あり。

昨日新潟市の東区月見町に建築中の「緑の家」の検査に伺ってきた。あいにく新潟市は雨確率100%であり、一日中雨の予報。それでもIphoneを見ながら雨雲の少ない時間を選んで伺った。

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築130年のotomo vie cent リノベ その52
  絶対の古民家リノベ3原則

一部訂正で写真の入れ替え 2025.01.15

床が解体整理されていよいよ防湿土間コン土間を打つ。

築130年のotomo vie centの先回のアップは10月だったので3か月ぶりにアップする。それはそのはずで11月中頃から休みがなかったので一度もotomo vie centの奉仕は行っていない。

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3年に一度の定期講習と現況

7時間拘束される定期講習はつい後ろ向きになりやすいが、時折なら背筋が伸びる感が良い。

11月中旬から12月28日までほぼ休みなしで業務にあたっていたため、世間と同じ9連休の正月休みをゆっくりとotomo vie centのリノベで過ごした(結局建築に携わっていた)。9連休後の今週はその間のメイルや、建築士の定期講習でようやく一息ついた。

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長野県青木村の「緑の家」の耐力壁検査2

周囲がわかるように写真におさめるとホントに環境がよく、シンボルツリーとなる杉?が良い感じ。

昨日圧雪が数十キロ続き厳しい路面状況だった雪の上信越道を走破し長野県小県郡の青木村にある「緑の家」へ耐力壁検査に伺った。この「緑の家」のUa値は0.21で断熱等級7をクリアーした耐震等級3の長期優良住宅である。

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名古屋市千種の家 完成間近

街並みに溶け込む形と色。そもそも住宅密集地では長細いファサードになるのだが・・・。

名古屋市に建築中の「緑の家」が完成間近。今回の立地は住宅密集地で、準防火地域にもかかわらずUa値は0.25で等級7を耐震等級3の長期優良住宅で取得※。お隣さんとの距離もほとんどなく、隣地からの離れ寸法が民法上の規定500㎜未満も多く残る地域。その中で無理せず目いっぱいに建築したのが今回の名古屋千種の家である。
※準防火地域ではサッシも防火タイプとなるため断熱性能が1ランク以上低くなる。防火シャッターを使えばよいが防火シャッターでは火災の時に誰が下げるのか不安が残るのでできるだけ避けたい。

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高性能住宅の窓のこと 紫外線対策とサッシのサイズ

2024.12.21 10時30分 文字追加

YKKさんの樹脂サッシのカタログで紹介されている図

高性能住宅(高断熱高気密住宅)では窓の選定に悩むと思う。簡単に割り切ればとにかくUw値の低い(性能が高い)窓を選ぶだろう。その際、どのくらい性能を高い窓を選んだ時に、暖房費が下がるか気になるところ。そこで上のYKKさんのカタログにある図では、高性能で日射取得型のAPW430を使うとフレミングより冷暖房費が年間35,133円得になるような内容・・・しかしこれはちょっと頂けない。それは・・・

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法律の準拠と構造認識の大切さ

構造計算をする人は必ず持っているこのマニュアル。もう30年くらい前に最終改定の定番の書。

10年以上前から構造材加工で注意していることがある。それは間柱欠きをできる限り少なくすることである。一般の読者さんにこれをお伝えしても「?」になるだろうが、構造でも最低基準となる「建築基準法施行令」の第44条では「梁や桁の中央付近の下側に、耐力上支障のある欠込みをしてはいけない。」という規定がある。

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事務所移転と「緑の家」が目指すものはS造も その10

真壁である壁はアルミ箔なので照明の色がダイレクトに反射する。

お伝えしているとおり事務所の事務側の壁は断熱材のままアルミ光沢のままで完成予定。使用中に何らかの不具合(ぶつけて凹んだとか)があればボードじゃくりを施してあるので、打ち合わせ空間と同じくボードを貼る。

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川越市桜堤の家 スタディ模型完成

高い基礎と一階の床。外階段のためそこを覆うように外壁より1800張り出た大きな屋根。

埼玉県の川越市に「緑の家」が計画されている。本日その模型が完成した。予定Ua値は0.25w/m2K以下(平屋のため0.3程度高くなる)、耐震等級3で長期優良住宅を取得予定で無難で優しい空間の「緑の家」となる。

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事務所移転と「緑の家」が目指すものはS造も その9 お勧めの金属

トムとジェリーに出てきそうなザ!鍵穴

今日の話題は少しだけ意匠系。

上の写真の鍵穴・・・かわいいでしょう。築135年経たotomo vie centの小屋裏に眠っていた取っ手一式。リノベーションでよくあるラッキーアイテム。

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熊本の家 完成前チェック 3 

写真修正2024.12.5

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: DSCF8956.jpg
まだ施工途中だが、一階トイレのスマホ置き及び手摺と収納をまとめてデザインしている。スイッチは新たに勧めている一時換気扇スイッチで、押して5分程度排気され換気に無駄がない。

トイレの壁天井色は建て主さんが選択された。とても落ち着いていて且つ渋みさえ感じられる私も好みの色である。その壁に白い扉、木の素地色、スイッチのシルバーグレー色が調和してとても良い雰囲気である。

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熊本の家 完成前チェック 2

お約束のコーヒーを帰りの空港で頂いた。

先回来た時に次回はこちらのおしゃれな暖簾のあるコーヒーを飲むと決めていたので注文した・・・が、これが発端になったのか、帰りの飛行機では気分が悪くなってつらく思わず備え付けのエチケット袋を開こうと思ったくらいのである。

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事務所移転と「緑の家」が目指すものはS造も その8  入れ子構造

S造の中に置いた断熱材でできた箱が事務所になるわけだが、この箱はおいてあるだけで自立は考えずあくまでも鉄骨の内装となる。厳密にいえばS造が外側の梱包材でこの内部の断熱箱は本来の目的物=快適空間装置である。

床のように見えているのが事務所の天井。人が歩けるように厚物を敷いているが本来は15mm程度でよい。気密防湿層は主にこの合板となるため、気密テープで覆い、この上にQ1ボードを122mm載せる。
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熊本の家 完成前チェック 1

高騰する板金コスト削減のために軒裏はフレキシブルボードの未塗装。しかしこのセメント感がよいと感じたので、今後も積極的に使いたい。軒裏にある点検口はバルコニーの排水メンテナンス用で、これがあると20~30年後でも無難な外部点検が可能。

春から工事が始まった熊本の家の完成が近づいている。このため完成前のラフチェックを行いに伺った。

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コンクリート打ち込みと配筋検査 

写真は施工会社である愛和建設さんからタイムリーで送られてくるため遠方ということを忘れるくらい。

先日の晴れた日に、神奈川県愛川町で雨天で延期になった「緑の家」の基礎一発打ち込みが行われた。打ち込む数日前に最終チェックを終了し是正は一つもなかったので今回は立ち合いを行っていない。

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事務所移転と「緑の家」が目指すものはS造も その6

床下暖房の部分となる箇所に施工中の断熱材。素材が柔らかいので、何かをするたびに跡が残るのが欠点。

床への断熱施工が始まっている。床はQ1ボードで111mmの断熱材(高性能GWで200mm相当)。壁断熱性能よりもわずかに低いがこの程度あれば床下暖房としてよいだろう。

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高基礎のコンクリート打ち込み前チェック

基礎内に入るのに矢印が示す大きな脚立が必要なほどいつも高い基礎。安全対策の侵入防止ネットもありしっかりした施工管理が行われている現場。

先日の15日朝8時30分に神奈川県愛川町にて基礎の配筋検査をスタッフMと共にに行った。こちらの「緑の家」はUa値0.27、耐震等級3で長期優良住宅を認定されている。

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事務所移転と「緑の家」が目指すものはS造も その4 優しい空間

机の設計図。移転したさいの新たな打ち合わせテーブルは新設するがその素材は・・・

「緑の家」の家の中をご覧頂いた方のご意見を募ると、多くは内装が優しいといわれる。私もそう思う。そしてこの度この「優しさ」に更にもう一方踏み出すことにし、10年前から提唱していた「緑の家」が目指す「無難さ」と共に「優しい空間」も追加したいと考えている。

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事務所移転と「緑の家」が目指すものはS造も その3

S造の中に新たな木造の建物を造っているかのうような現場。

オーブルデザインが入っている建物は、一階貸店舗で二階が住居棟と倉庫棟で三階が現事務所兼住居で四階が物置となる。すでに築50年近い建物であるが、主構造はS造で構造が劣化している感じは全くない。設備も今のところ不具合が見られず良好である。

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神奈川県の愛川町での配筋検査

施工は地域のビルダーさんの愛和建設さんで、監督さんの対応も含めとても丁寧。

今週の初めに神奈川県に配筋検査にお邪魔した。愛川町に電車の駅はないので必然的に車移動しかない。三条からだと片道4時間(300㎞)で往復8時間の現地行きのためスタッフと2人でお邪魔する。

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